投稿元:
レビューを見る
前作、迎撃せよの続編ではあるが、正直、前作の内容をほぼほぼ忘れてしまっていたので、登場人物の位置関係とかに思い至らず、読み進めることになった。これは本作から読む読者と同じではあるが、正直、背景がわからないとつらいので、もう少し配慮があるとありがたい。前作がせよという主体が明確であるのに対し、本作ではタイトルに相当する潜水艦は最初から潜航しているので、?という感じだったけど、最後の最後で落ちを付けた感があるが、これもタイトルから無理矢理こじつけた感もあるので、いちいち「○○せよ」にこだわる必要はないのではないかと思う。それにしても本作では主人公とか敵役のテロリストとかが、全くかすんでしまう張飛の様な中国人豪傑が意味なく最後まで突っ走った話に終始したという感があるが、自作でもこれが登場するとなると、いい加減にせいって突っ込みたくなる。
投稿元:
レビューを見る
男臭い内容なのにスルスルと読んでしまった。
文章に勢いがあるというのか、展開がいいというのか。
潜水艦の中で何ヵ月も過ごすなんてとてもじゃないけど考えられない。
どれだけ強靭な精神力を持ち合わせているのか。
争いのない世界であって欲しいものだ。
投稿元:
レビューを見る
『迎撃せよ』の後、責任を取る形で航自硫黄島分屯地に3年勤務した安濃は、対馬のさらに先、海栗島分屯地に小隊長として着任。
時を同じくし、中国の核弾頭を配備した潜水艦が、内部テロで爆発事故を起こしていた!!
裏切り者は誰なのか?
そして春日基地にいた遠野真樹は、海栗島にいる安濃は偽物だと指摘した!
拉致された安濃の行方は?彼らテロ組織の目的は何か??
前作より読みやすいが、その分平易な印象が否めない。
ラスト『潜航せよ』のタイトルが出てくる。
次作に向けて安濃の身上はいかに(笑)!!安濃のキャラは今後どうなってくのかな?
投稿元:
レビューを見る
読み始めがなかなかのれなかったため、ページが進まないまま
図書館の返却日に・・・。引き続き延長したいと思ったけど、
次の人が予約入れてるみたいでダメでした。仕方がないので、
もう一度予約を入れておきます。
今回は65ページまで読みました。
(次もどうせ最初から読むんだろうけど・・・)
投稿元:
レビューを見る
中国の原子力潜水艦のシージャックと、自衛官の一人の拉致をめぐる、戦争小説。 日本の自衛官、中国の原潜の館長のダブルの主人公が出てくるところはおもしろい。中国を敵とだけ描かないところは好感を持てる。また、中国側の犯人(革命家?)や、その他の敵側の登場人物もそれなり”いいひと”的に描かれている。
なぜ、自衛官は(殺されずに)拉致されたのか?なぜ原潜がしーじゃっくされたのか?わかるようで、わからないのがちょっと不満。
シリーズ物みたいで、本編が2作目。次も続きそうな雰囲気。
投稿元:
レビューを見る
中国のミサイル原潜が爆発事故を起こして、姿を消えてしまう。一方、日本の自衛官も一名不明になっている。国家同士の駆け引きもあって、
投稿元:
レビューを見る
集団的自衛権の話題が取り沙汰される2014年5月に読む。以前に読んだ『撃墜せよ』の続編であることは主人公の名前から気づいた。刑事ものならば連続ドラマの原作や映画に放って置かれないくらい面白いのだが、中国だ尖閣だ原潜だとなると本で読むしかないのだろう。ただ原潜の話は意外と艦内だけのシーンだけでセットを組めば実現可能かも。今の世の中の雰囲気から近いうちに映画になっていたりして。
投稿元:
レビューを見る
内容紹介
中国の戦略型原子力潜水艦が、日本海で原因不明の爆発事故を起こした。同じ頃、春日基地で防空管制を勤める遠野真樹一等空尉は、海栗島に赴任したばかりの安濃小隊長を呼び出し、驚愕した。この男は、安濃ではない!
投稿元:
レビューを見る
女流もここまで描くようになったんだ!…最近知ることになった篠田節子さんに続きまた新たなリケジョ作家を開拓。
「無音潜行」や「亡国のイージス」にどことなく似ているような気がしないでもないがまぁそこはご愛嬌、潜水艦モノとなれば類似するのは仕方がないことだろう。
だがそれでも自称軍事小説読みの古参兵を唸らせるのは単に鉄の鯨だけの物語でなく欲張り過ぎるくらいの要素を盛り込ませているにも拘らず全くにブレることないディテールに他ならない。
次作を匂わせるようなラストも良かった…と思ったらこれ自体が続編だったようでそこは失敗でした
投稿元:
レビューを見る
「迎撃せよ」でテロに巻き込まれてから3年、今度は中国のクーデターに巻き込まれてる安濃(-_-;)黒幕は前回と同じイ・ソンミョクで、どうも彼は安濃を凄く気に入っているみたいだから、今後も国家的レベルのトラブルに巻き込まれそうな予感(-"-;)安濃がトラブルに巻き込まれても見捨てない奥様を尊敬する!(;゜∇゜)そして安濃の元部下・遠野真樹は今回も大活躍!(^^)dこのコンビ、王子と姫が逆転したような関係になってきたなぁ(^o^;)題名の「潜航せよ」が出てこないなぁと思っていたら、総理が安濃に!Σ( ̄□ ̄;)
投稿元:
レビューを見る
シリーズ2作目だけど、この人をまた主人公に据える必然性があったのか正直微妙な感じ。
そういう部分さえ除けば、軍事モノの緊張感があって中々面白かったとは思いましたけどね。
投稿元:
レビューを見る
潜水艦ものはついつい手が出る。
そして安濃シリーズは続くわけだ。
遠野真樹と今回ちょい役の泊里がいい!
投稿元:
レビューを見る
4.0 和製トム・クランシー、福田和代の自衛隊シリーズ。『レッドオクトーバーを追え』を思い出しました。楽しめます。
投稿元:
レビューを見る
中国の戦略型原子力潜水艦が、
日本海で原因不明の爆発事故を起こした。
副長とその仲間が仕組んだもので、
中国本土でのクーデターに端を発していた。
その一方日本では、
対馬赴任途中で空自安濃1尉が拉致され、釜山に送られた。
まわりが騒がぬように、
安濃そっくりの男がなりすまして赴任先に到着していた。
安濃の旧知の女性自衛官遠野真樹1尉が
電話で彼と話し、安濃本人ではないと明言。
安濃はどこへ行った? そこから始まった日本側の必死の捜索。
そしてなぜ、拉致されたのが安濃だったのか。拉致の目的は?
拉致監禁されていた安濃はなんとか無事に脱出をはかる。
釜山から北京へ移動させられる途中、
相手から奪った携帯電話で、
日本にいる妻に連絡し、無事の報告と現状を伝える。
迫ってくる追ってから、まだまだ安濃の逃亡は続く・・・。
ハラハラしながらも中身の恐ろしさに身が引き締まる思いだった。
現実問題としていかにもありそうな話だった。
現職自衛官を拉致し、なりすましの偽物を送り込み、
軍事関係の機密中の丸秘情報を探り出そうとする。
しかも事件現場は、
トップがいる中央ではなく、防人にあたる対馬の基地である。
クーデターをおこすような某国からは、
このように自衛隊も狙われるのだなあ。
この作品は前作があるらしいが、これはこれだけでも充分に楽しめる。
タイトルの「潜航せよ」については、
潜水艦の話からつけられたとばかり思っていたが、
ラストの首相のセリフからだったとは!
表面は普通の生活をしながらも
一度命令が出ればその職務にただちに就け。
それまでは、表にでるな。ということだ。
自衛官にとっては特殊任務。
責務を果たすのは務めだが、家族はどうなる?
「紗代、僕は、また君を置いていくかもしれない」
安濃のセリフは、
家族愛と職務に板挟みになる自衛官の本心だ。
国を守るのが自衛官の任務だが、
どこまでの武力保身が「守る」ことになるのだろう。
戦争をしたくて自衛官を志す人などいないと思う。
この作品の某国のような国から戦争を仕掛けられてきたら、
やむなく、排除のために武器を持つ。
それが自衛隊の真の設立の意義だったハズだ。今までは・・・!
世界情勢が変わる中、この「守る」がどう変化して
政府首脳陣に受け取られていくのか不安である。
どう変化しようとも、
実際に動かされ翻弄されるのは、現職自衛官であり国民だ。
リアルな「国を守る」問題意識は、
作品とは別問題だが、作品のようなミッションが、
密やかにが進められいるかもしれないと思うとぞっとする。
※前作は主人公安濃1尉が、
この事件の前に巻き込まれたクーデターを書いたものらしい。
こちらも余裕があれば読んでみたいと思う。
投稿元:
レビューを見る
福田和代氏の「迎撃せよ」の続編だ。この作品も大変面白かった。最後の終わり方が、少し気に食わないが…。