紙の本
「六英雄」の若きころ
2001/09/01 11:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、ファンタジー・ファンなら誰もが知っているであろう「ロードス島戦記」と同じ世界観で、しかし時代設定はそれよりも昔である。英雄戦争から遡ること30年。ロードスは魔神の脅威にされされていた。スカードの王子であるナシェルは自らの国を手放し、魔神を撃つために旅立っていく…この作品では「ロードス島戦記」で伝説として語られる「六英雄」が若き姿で登場している。どのキャラクターも魅力的で、後世の彼らの姿を知っているだけに、若かりし頃の彼らの有り様に、どこかしら共感をおぼえてしまうのは、私だけではないはずだ。
投稿元:
レビューを見る
ファンタジーの王道、ロードス島戦記の過去の物語。異世界から放たれた魔神との死闘を六英雄と歴史に名を残さない勇者との視線で紡がれる物語の序章。
投稿元:
レビューを見る
「ロードス島伝説」全5巻。番外が1巻ほどあります。
「戦記」より遡ること30年前。戦記を読んでいれば若い頃のキャラクターたちを楽しめますし、ロードスをもっと深く知ることも出来ることと思います。
今回の主人公は王子。彼を支えるのは賢者、傭兵、聖女たち。ストーリィもそうですがキャラクターも魅力的です。
投稿元:
レビューを見る
本棚整理中に出てきたので読みました。
懐かしい。。。
ファンタジー小説の王道です。
普通のロードス島より30年前のお話。
ロードス島で古の魔人が解放されて、
とある国のハイパー王子が頑張るお話。
投稿元:
レビューを見る
悪くはないんだが…出てくる人物、皆が皆、高潔すぎるような…もうちょっと人間くさい奴がいてもいいのに。今後に期待かな。
投稿元:
レビューを見る
ロードス島戦記で語られていた魔神戦争のお話。満を持して登場の感があり、書かれるべくして書かれた作品の登場にまず喜んだ。
しかし開巻して間もなく、本編では一切語られることの無かったナシェルなる人物が登場し、彼が主役となって物語が進むことに戸惑った。てっきりベルドとファーンとフラウスとウォートとニースの話になると思ったのに、この展開は意外。作者は~戦記の二番煎じを避けたようだ。
そしてナシェルが実は天賦の才を持った勇者の資質があることが仄めかされる。う~ん、最初から想定しておけばよかったのにねぇ、作者は。
投稿元:
レビューを見る
何度目かの再読。
定期的に読みたくなるシリーズ。
結末がわかっていても十分楽しめる。
ナシェルがある事実を認めそこから考え方を変える場面が毎度ぐっとくる。
自分が行き詰まった時になんどこの場面を思い出したことか。名シーンです。
細かいとこ、第4章でマイセンの息子をジェナートと表記されてるとこが何箇所かあり戸惑ってしまいました。
ささ、次巻へ。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに本棚から取り出して読み出した。僕が読んだ中では日本のファンタジーでは最高傑作と思っている。異世界で英雄たちが集結し、邪悪な魔神の軍勢を倒して行くというもの。
英雄たちがとてつもない能力を発揮するのだが、それと同時に亡国の王子の悲劇もしっかりと描かれる。
第1巻の本書は戦記の始まり。これから英雄たちがどのような活躍を見せるのか、主人公の王子がどのような顛末を迎えるのか。
数十年ぶりにワクワクしながら追体験している。