紙の本
「あのスタートレックにだってこんな手抜きの異星人は出てこないというのに!」
2004/04/25 14:05
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
でも宇宙船レ……
筋書きは単純です。もしかしたら(もしかしなくても)、よくあるパターンかもしれません。
<あ・そ・び・に・い・く・よ>
地球との交流を求めてやってきた異星人たちがいた。彼女らは友好のメッセージを送るが、地上の政府はいずれも黙殺した。そこで「どーなってんのかなあ?」と異星人たちは地上に偵察員を送り込むことにした。
沖縄に住む一高校生、嘉和騎央は、一族で5番目の長老の初命日に世界各地から集った親戚一同の中に見覚えのない顔をみつけた。夏だというのにボディスーツをぴっちり着込んだ赤毛の美少女。しかもネコ耳付き。どうやら誰かが行き倒れかけていた少女を見つけて宴会に引きずり込んだらしい。
そう、彼女こそが異星人の偵察局員エリスであった……。
単純に面白いです。
ひねったストーリーも複雑な人間関係も意外などんでん返しもなし。ただただ、“あそびにきた”異星人をめぐっての米軍や日本政府や秘密結社ら異星人排斥派のあたふたぶりと、その中で腹をすえてしまった平凡な高校生の姿を楽しめばいいのです。
それ以上を期待してはいけないけれど、爆乳のネコ耳美少女といったパターンに拒否反応さえなければ、それだけはきっちり楽しめると思います。できれば島唄でもオキナワ・ロックでも、沖縄の音楽をBGMにしながら読めば、ますます盛り上がるかもしれません。
電子書籍
文章の完成度を期待はしないが。
2017/08/06 21:45
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投稿者:ozunu - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラノベに過大な期待はしないが、作中の事実関係の矛盾、人名の間違い、漢字の変換ミス等、「きちんとしたプロットを作っていない」「校正などしていない」ことが明らかなのはいかがなものか。
金をとって販売する「商品」なのだから、最低限の「品質チェック」はしてほしいものである。
ま、暇つぶしに頭使わないで読み飛ばす分には十分面白いですし、諸々の瑕疵を「ネタ」として許容できるなら問題ないかと。
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宇宙からきた系の中では一番現実的かもしれない。エリスといい意味は不和の神・・・どんなネーミングセンスだよぅ
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嘉和騎央は、沖縄に住むごく普通の高校1年生。彼は一族の5番目の長老の初命日で、父とビールを飲んでいる猫耳尻尾付きの少女に出会う。
彼女はエリスと名乗り自分は宇宙人で、調べもののついでに遊びにきたという。
次第に秘密組織・政府・狂信者などが彼女の捕獲・殺害を狙い、騎央は彼女を守るために未知の領域へと足を踏み出す。
コミック版最新7巻まで発売中
TVアニメ絶賛放送中
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エリスがかわいくてかわいくてしょうがないです。主人公・騎央くんのキャラはちょっと弱いかなーと思ったけど巻が進むごとに成長するのでよし!アオイも真奈美もアントニアもみんなかわいい。つまり、キャラがみんなかわいいわけだが、一番かわいいのはアシストロイドなのである。うちにも一体ほしいです。
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定番の異星人との接近遭遇もの…ながら、ドラマティックでも何でもない、随分とのんびりしたシチュエーションに幕開けるのは、舞台となる沖縄の風景に似つかわしくもあり。
時系列的に言えば、放映の終わったアニメからの後追いで、今回原作に手を出す事になった。
そのため、ある程度のストーリー展開は事前に踏まえての印象になる。
適度に肩の力の抜けたスタイル(作者もそう記している)ながら、それなりに骨太な古典的SF描写が静かに根付いているのをにおわせる、意外と奥深い作品なのはやはり原作由来。
主要人物一人を掘り下げるのでなく、人物相関図の中心付近からまんべんなくなぞってゆくスタイルの影響で、序盤から視点がやや散漫に飛ぶのが取っつきにくいかもしれない。
が、作劇手法自体は逆にアニメと近しいため、個人的にそれもすぐに馴染んだ。
若干癖のある文体。余計な一言もご愛敬、雄弁な語り口は、この作品のムードになら合っていると感じた。
アニメの方では些か唐突に感じられる瞬間もあった特殊能力などの諸設定も、小説でならそこまでは違和感を覚えなかった。
この作品の本筋としては、異星人来訪を巡る諜報劇として幕開けた格好だが、アニメに同じく、何でも有りのお気楽チャンポンSFとして続刊以降も楽しめることを期待している。
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大好きな沖縄在住のライトノベラー。好きな傾向のストーリーとはかけ離れていますが、所々に沖縄の言葉や文化が垣間見えるらしい…。ってことで、ちょっぴり興味あり。中古本で大人買い入手です。
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ハーレム。周りが異能。王道展開。
おばあちゃん!が色々と鍵なのね。
もっとSF分が強めでもok
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いいと思う。「猫の耳と尻尾が生えている女の子が悪人であろうはずがない」という作者のセリフ、嫌いじゃない。あとがきを読んでみればひたすら頭の悪い物語にしたかったんだとか
「中身がない」と言われてしまいそうなこの作品。でもそれはそれでいいのではないかとも思う。先が読める、シリアスのカケラもないストーリーだからこそ安心して読めるんじゃなかろうか。濃密でどんでん返しの連続な作品もすごいけど、それだけじゃあないよね
2010年代から急激に増えた女の子しか出てこない、この作品以上に中身のない作品群に比べればよほど面白いと思うぞ