紙の本
推理とユーモアの分離
2001/12/05 14:23
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投稿者:ごうた - この投稿者のレビュー一覧を見る
推理とユーモア。
ユーモア風味、ユーモアタッチという以上に笑いに力を入れているのだが、私はあわない。二人の女子高生登場人物の区別がつかないのは、作者が書き分けられないからだ。推理小説とちがい、笑わすにはまず筆力が必要だろう。そのうえ漫才をつくるのに、推理のトリックを考えるくらいの労力がいるだろう。あえて難しいことをやって報われていない。
でもこれまで三冊とも読んでいる。トリックだけは悪くない。
紙の本
ぶっとんだお嬢様たちの会話をお楽しみください
2001/10/06 00:07
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投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第3弾。
お嬢様学校の櫻藍女子学院高校のミステリィ研究会。1年生メンバーの須藤まみの同級生の岐城美希が、夏休みに「わたしには呪いがかけられています」と手紙を残して、故郷・硫黄島へ帰省。連絡が取れなくなった。補習で身動きの取れないまみに代わり、ミリアとユリ、そしてミステリィ研究会特別顧問のサラリーマンの石崎は、台風接近中の孤島へ渡ることに。はたして、美希にかけられた「呪い」とは何か? 島で何かが起こるのか?
1冊目は女子高生のミリアとユリのぶっとんだ会話についていけず、思わず本を放り投げそうになりながらも、読んだものですが・・・2冊、3冊と読み進むうちに慣れたというか、反対にこのふざけた会話を楽しんでいる自分を発見し、愕然としております。
ミリアとユリにかかると、大化の改新は日本で一番最初の殺人事件、平城宮は日本の館ものの始まり、奈良公園の鹿からは死体移動トリック、奈良の大仏からは日本最初の密室トリック、小野妹子に至っては日本最初の叙述トリック・・・ということになってしまうらしい。
なんじゃそりゃ? と思った方は、ぜひ、本編を読んでみてください。ただし、途中で本を放り投げたくなっても、私は感知いたしません。それにしても・・・こんな「呪い」が本当にあったら・・・イヤだろうなあ・・・。呪うほうにもかなりの根気がいる作業ではありますが。ほらほら、どんな「呪い」か気になってきたでしょう? ふふふ、これもひとつの「呪い」かも・・・ね。
初出うたたね通信社
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相変わらず馬鹿らしいギャグは健在。話自体は、ミステリの王道の"ある事柄"に纏わる話。伏線も露骨で、わりとすぐ気付くけど。最後の逆転がなかなか楽しい。
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うん、今迄で一番面白かったかもしれない。ミステリ的なもので言ったら「あなたがいない島」か「袋とじ事件」なんだろうけど全体的な面白さでいったらこっちが上かもしれない。「呪い」の解明の展開はかなり巧かったと思う。そこにたどり着くとは…って感じ。まあ真相についてはご愛嬌?
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薄い本書の前半は女子高生らのジョークやギャグで終始し、なかなか本題に入らないので非常に退屈。ミステリぽくなるのは後半からで後半だけの短編でよかったのでは?原稿料稼ぎのため前半は字で一応埋めたのかしらね・・・?。まあ後半もつまらないけどね。
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20160918 再読
"「まだ妹たちは無事みたいね」
「俺たちが行って幕が上がるってことさ」石崎が小声で返す。
「舞台も幕もシナリオも、なんもないってこともあるかもね」ユリが笑う。
「その時は、せめて御茶漬けくらい食べて帰りましょ」ミリアが明るく言った。"[p.88]
3巻目。
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久しぶりのハイテンションミステリーです(笑)
今回は殺人も起きず、平穏(?)に終わる事ができました。
後輩の友人が「家にかかっている」と言った呪いは存在するのか。
一体何を指して『呪い』と表するのか。
後輩の変わりにやってきたそこで起こった事件は…。
事件自体は残り4分の1という所で始まります。
そこまでは材料集め、でしょうか?
しかもやっと事件が起こったと思ったら…。
そのためだけにこれほどのものをするというのは
確かにどうかと思います。
むしろここまで来てそこ?! という感じで。
でも、感の鋭い方なら面白いかも?w
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やっぱり強引なんですけどね、いろいろと。
でも面白い。
ページ数が残り少なくなってやっと謎が明らかになり、
そこから一気に謎解きと真相解明に至るといういつものパターンですが、このスピード感がいい感じ。
もちろんそこまでの、お馴染みのバカバカしいやり取りも安心して楽しめる。
この3人は本当に優しいね。
そしてときどき、ポロッといいことを言うんです。
きっとそういうところに惹かれてるんだろうな。
ミステリーとしてはどうでも、この3人に会いたくて読んでるんだ。
もうすぐこのシリーズを読みつくしてしまうと思うと、なんか惜しい。
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ミリア&ユリシリーズ 第3弾
自分には呪いがかかっているという後輩を追って、一族しか住んでいない孤島へ・・・
今回も1冊目のような嫌な予感を中盤で感じたけど、裏切られたー!
イイ意味で。お約束でもなければ寂しいもんですよ。
相変わらずハイテンションな女子高生のボケとサラリーマン石崎のギャグが満載ですらっと読める展開も2時間サスペンスを読んでいるみたいです。
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ラストの怒濤の疾走感は良かったが、そこに至るまでがテンポ遅すぎ&盛り上がりに欠けててちょいとゲンナリ。
ユリ・ミリア&石崎のかけ合い漫才も、今回は滑りまくり・空回りの印象が強くて(特に最初の日本史談義とか、ページ数使った割にはかなり無駄な気が…)。
ラストの展開自体は好きだったので、あそこをもうちょっと膨らませて前半のうだうだした部分がもう少しすっきりすれば、もっと良い印象になった気がする。残念。
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大学生の頃、超ツボにハマって読んでたので。懐かしくて図書館で借りる(笑)ミステリ的にはアレなんですけどねf^_^;
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ミステリ。ミリア&ユリシリーズ3作目。
このシリーズを読むのは4作目だけど、飽きたかも。
たいした事件も起きずに緩い会話が続く印象。