紙の本
昭和30年代の日本
2022/06/04 14:25
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
高度経済成長期に向かう時代の少年の成長を描いた1作。
東京出身の少年が、父親の戦友に預けられ、九州の炭鉱の街、田川へ。
さまざまな経験をしながら大きくなっていく。
ダイナミックな展開がある物語ではないが、少年の成長の物語、冒険物語として、現代の子どもにもた楽しめるのではないか。
大人にとっては、昭和30年代の日本の様子や時代背景を振り返りながら、さまざまなディテイルに興味が向く。
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東京から、九州の炭鉱町へ。12歳の新一は、暑くまぶしい夏をすごす。ヨットを作り、無人島へ!
わくわくした。
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博多弁はすごくいい。うちの祖父が炭鉱で働いていたこともあって
おもしろかった。
博多弁の男はいかすばい。
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ニライカナイの空で
タイトルに惹かれて手に取った1冊。
父親の破産で、東京から九州の炭坑町にひとり向かうことになった12歳の主人公。
身を寄せた父親の戦友の家での生活は東京のそれとは全く異なり、
生活や人との付き合い方に戸惑いながらも心を通わせることのできる友達と出会う。
子供でいられる最後の年に、大きな旅に出る!!
…というストーリー。
主人公の成長物語、冒険物語、というよりも
炭坑町での人々の生活を土台に全てが描かれているので
とても人情のある作品だと思います。
いわゆる「ガキ大将」、「カミナリ親父」というようなキャラクターが映える。
著者の方は地元の方のようで、
地元に対する敬意や愛情がこの作品には表現されているのかな。
さらっと読めるかと思いきや、ラストシーンでは不意打ちされました。
その土地で暮らす人たちの人情や愛情たっぷりの1冊。
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父の破産で東京から九州の炭鉱町へと預けられた少年の話です。
抜群に良い!
何でしょうか。言葉にするのが勿体ないくらい心を揺さぶられました。
登場してくる腕白坊主や、かなり怖い雷親父も
ちゃあんと色んな気持ちを理解してて
本当の家族として受け入れてくれている。
少し荒々しくはあるけれど、『男』というモノを見せつけられたなぁー。
久々に本を読んで大泣きしました。
私の中では大ヒット作品!!
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少し荒々しい「ぼくのなつやすみ」という感じ。
少年がひと夏で仲間と共に悩みながらも成長していくのがよかったです。