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投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「蓬莱」というコンピューターゲームを販売していた会社の社長が、謎の人物から「ソフトを発売するな」と脅迫される。いったいなんのために……
ゲームの謎は結構興味深いが、そこに至るまでのプロセスが少々退屈な気がした。この「蓬莱」というゲームの面白さが伝わってこないのも残念。
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背景に時代を感じさせるけど、それ以上に面白い。
人気ゲームソフト「蓬莱」を取り巻く陰謀の影に
隠された意外な真実を描くエンタメ小説。
安積シリーズにも繋がる作品。
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都内にある従業員5人の「ワタセ・ワークス」という小さなコンピューターゲーム製作会社。そこで作った「蓬莱」というパソコンソフトをスーパーファミコンでも発売しようとしてた。その「蓬莱」は、シュミレーションゲームで、縄文時代の日本の海のある特定の地域を100のマップを選んで、主人公の職種を選んだりして、国を作るゲームであります。
ある日「蓬莱」の発売を中止するように恐喝された。そして「蓬莱」の企画・立案。プログラムに大きく係わっていいた従業員がホームに落ちて列車に跳ねられ死んでしまった。「蓬莱」の発売を力づくで妨害する大きな力とは?この話を聞き警察も独自に捜査を進める。
ゲームソフト「蓬莱」には、いったい何が秘められているのか?
「蓬莱山」という名前でピンとくる人も居たりして・・・「史記」「魏志倭人伝」「古事記」「日本書紀」「古史三書」「古伝三書」を知らなくても面白く読めると思う1冊です。
とっても面白いのでぜひ読んでくださいね
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私が読んだのは、ハードカバーでした。
徐福の薀蓄が、漢文のようで読みにくかった・・・。
主人公は、渡瀬氏のようだが、私の中で主人公は安積さんだった♪
おもしろかったです。
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今野敏・安積班シリーズの神南署に移ってからの第1作目。
通常の安積班シリーズとは違って、安積の視点から書かれてないので、シリーズと言っていいのか、よく分からないんだけど・・・
明らかに安積班に漂う雰囲気とは別に良く出来たゲームを使ったミステリー。
初めて書かれたのが1994年とか思えないほど、コンピュータゲームの世界がよく書かれてる。
「徐福」の件など、「QED」並みでした。
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2007/6/25ジュンク堂住吉シーア店で購入.
7/1-7/4.久しぶりにわくわくする小説を読んだ。岡嶋二人氏の「クラインの壷」、宮部みゆき氏の「レベル7」を読んだときの感覚に似ているのか。安積シリーズの他の本をさっそく注文した。5点ではあるが、動機の点がちょっと残念。
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2009年のTVドラマ「ハンチョウ」の原作となったシリーズ。先の『警視庁神南署』よりも前にあった事件らしいです。スーパーファミコン版シュミレーションソフトにまつわる話。時代を感じさせますね。図書館予約数は0(09/05/31現在)です。
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切り口がすごく面白いなと思ったし、刑事のキャラクターが立って
ストーリーに重みを出しているにもかかわらず
2人も殺している犯人の動機があまりにも突飛で
ちょっと納得できなかったなぁ。
ゲームソフトがどういう理由で脅しの材料になるのか
色々考えながら読んでいたのに、いきなり中心人物が現れて
暴露しちゃうあたり、作者がまとまりつかなかったんじゃないかと
かんぐりたくなります。
それまで、日本の創生についてかなり専門的な説明を読まされて
いやはやこれのどこが犯人につながるのか、期待が膨らんでいただけに
このオチはがっかり。動機が希薄すぎます。
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謎解きがメインのミステリー小説ではないんだなーっていうのが、すっごくよく分かった一冊。
私的にはちょっと…いや、かなりくどいカンジがしましたけれど、途中でリタイヤしてしまいたくなるような読みづらさはなかったです。
残念ながら速水さんは不在。
しかし私は「サムタイム」のマスターが気になって気になって(笑)。
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安積シリーズ長編。刊行順でいうと4作目。
前3作を読んだときに、事件の中身についてもっと掘り下げたらおもしろくなりそうだなと思っていたのだが、本作を読んでそれは正しかったのだと快哉を叫びたい気持ちになった。明らかに物語の深みが増している。
安積以外の視点が多いというのも新鮮だった。
これまでの作品より警察内部の描写は割合として少ないので、そういう要素を求めている方は注意が必要かもしれない。個人的には全く気にならなかったが。
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普段読まない本を読んでみようキャンペーン2009で読んだ本。
普段読まない本を読もう、と思いついて最初に手に取ったのがこれでした。ドラマ化して話題だったから、話題の本を読んでみるのもよかろうと。
本って、人間と一緒。
面白いから、楽しいから、いい人だから好きとは限らない。同じように、波長の合わない本もあります。
この本は、飛び切り面白かった。
テーマも斬新というか、サスペンスだけど切り口が独特で楽しい。
「蓬莱」というゲームがあれば、絶対にやってみたいです。
だけどどこか、私と波長は合わなかった。
だから、波長の合わない本でも面白いこともある、楽しめることもある。そう気づかせてくれた本でもあります。
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今まで、読んだことのないものでした。
なんだか、正義とか、信念とかを考えながら読みました。
とても共感できました。
今一番好きな本です。
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あらすじ
蓬莱はシムシティの古代日本からの拡大版と言えるゲームソフト。蓬莱を制作した会社社長渡瀬は、ヤクザに暴力で脅されスーパーファミコン版の発売中止を迫られた。といって、すでにOEM契約を交わし、生産を工場に発注した段階で、発売の中止はできない。小規模ゲーム開発会社にとってそれは破綻を意味する。発売中止は、のめるものではない。
翌日、蓬莱の企画・開発を行った大木が死んだ。ヤクザの裏に黒幕がいる。蓬莱にどんな秘密が隠されているのか…。
レビュー
歴史の仮説をモチーフに使ったサスペンス。キリスト伝説をモチーフにした『特殊防諜班 諜報潜入』も面白かったが、同様にこれも面白い。共通しているのは、歴史考察記述がわかりやすくかつ信頼できるところだ。『ゲーム用語辞典』、『魏志倭人伝』、『平成鎖国論』 等、巻末に挙げられた参考文献は19冊。本書の中で引用されている資料がこの19冊の他にもある。多くの資料、異種の資料を今野敏が消化して、本書の着想に使っている。それを今野敏のイマジネーションでブレンドした作品が、面白くないわけがない。
安積班が出て来て活躍もするが、脇役の扱い。
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ちょっと「犯人わかっちゃったんですけど」なところが早すぎるけど、面白かった。
サクサク読めますね。
安積さんシリーズをコレで初めて読みました。
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面白い!神南署安積班第1作目でもある『蓬莱』、まず文章に無駄がないことに驚かされた。初期の東京ベイエリア分署シリーズでは、安積班内の人間関係の描写が冗長だなと感じていた(ひとたび事件が起こればとんとん拍子に進んでいく)のだが、それがない。
また変わっているのは、本書のほとんどがソフト会社社長の渡瀬視点で描かれていること。安積視点が加わるのは中盤以降、神南署に異動になった経緯もほとんど説明されていないのだが、これは次作以降におあずけか。
ここでの謎解きの主眼は「蓬莱」というゲームソフトにおかれている。国づくりシミュレーションゲームである「蓬莱」にどんな意味が隠されているのか、『記紀』や『史記』など伝奇の解釈なども詳しく描かれていて、読みごたえのある一冊となっている。
渡瀬いきつけのバーのバーテンダーが実は…というハードボイルドな設定も含めて、気に入りましたvv