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菊池秀行の正統後継を思わせる伝奇ホラーアクションだけど、これが十代で書いたデビュー作と知ってビビッた。
この作品を書くモチベーションと下地の一つは作者の暦への興味であり、それが『天地明察』に結実しているのも興味深い。
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ちょっと読みづらかったですが・・・この著者じゃなかったら、4つ星かな。期待値の分だけ、ちょっと辛めの評価になってしまった。これも嫌いじゃない。
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読めたけど、言葉とか世界観?設定?が難しくて、何度か迷子に・・・。
とりあえず、終わった。なんか読めた。
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ゲームのシナリオライターだった冲方丁の19歳時に書かれたデビュー作というのが信じられないくらい、秀逸でパワー溢れる作品だと思います。ストーリーはファンタジー感があり、表現は細部まで力が漲っている感じ。4時間程で一気に読みました。
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冲方丁さんだー、と思って手に取りましたが、『天地明察』とのカラーの違いに驚きました。
これはまた…デビュー作で荒削りと後書きにもあるけれど凄い勢い…
正直設定はさっぱりわからなかったけれど、何とかして最後まで読み倒したく、頁をくることに。
ストーリーとは関係ないけれど、ファフナーの脚本もされてると知ってまだびっくり。幅広いなー!
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この作品といい他の初期作品といい、この作者の小説のスピード感にはただただ圧倒されるばかり。
独特の世界観や雰囲気も面白いと思う。
ただ、世界観やスピード感にこだわり過ぎて、あまり読者側に響いて来ない作品かなとも思う。
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ビックリするくらい読みにくい。
最初から最後まで全然ストーリーが頭に入ってこなくて、登場人物の相関関係もわかりにくくて、結局、何が起きてどうなったのかわからなかった。
原因はいくつかあって、まず、説明不足であること。
魔物みたいなものとそれに操られる人間と魔物と敵対する陰陽師みたいな存在が織り成すSFファンタジーなんだけど、それぞれの説明が不十分。
魔物がどういう存在で、なぜ魔物に操られることになって、陰陽師みたいな人はなぜ戦っているのかというバックボーンが全然わからないまま、いきなり戦闘が始まり、何者かよくわからない人間がいきなり魔物化して、この物語のキーマンであると思われる少年に襲い掛かる。
読者置いてけぼりで、作者の頭の中だけでストーリーが展開していくのでこっちはポカンとなってしまう。
次に、言葉(単語)に凝りすぎたために、言いたいことが伝わりにくいという本末転倒な印象。
難しい言葉、難しい漢字が多くて、それが気になって物語に集中できない。
戦いの道具の名前とかシステムの名称とか。
それから、登場人物や組織の名前がややこしい。
「穂」と書いて「すい」、「戊」と書いて「ほこ」と読む名前とか、ヤクザの組の名前が「黒文字組」「黒羽組」「黒塚組」「黒鯉組」真っ黒すぎて混乱する。
あと、叫び声とか感嘆の声みたいなものが漢字で書かれているところ、「おおっ」が「唹々」だったり「くっ!」が「吼っ!」だったりするのが、なんか気になっていやだった。
漫画とかアニメだといいのかも。
ストーリーは面白いのだと思う。
ただ、文章で伝えるのがうまくない。
彼が18歳のときに書いたそうだから、それを考慮したらすごくよく書けてるのかもしれないけど、読者に伝わらなきゃ“読み物”としては“良い”とは言えないんじゃないかな。
それとも、私が理解できなかっただけ?
『天地明察』で面白い!と思って、『光圀伝』で素晴らしい!と思って、だから、冲方さんのほかのものも読んでみたいと県立図書館から取り寄せたのに、かなりがっかりだった。
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小難しい漢字とルビいっぱい、な感じに、同じスニーカー文庫で刊行されてたされど~シリーズを思い浮かべたけど、あそこまでの無茶苦茶な展開、無茶苦茶すぎるが故の突破力みたいなものは無かったなぁ。大賞取ったとは思えない平凡さだった気がする。
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独特の世界観と強烈なキャラクター、描写の激しさは、読んでいる人を圧倒します。
でも、そのハードさは、好き嫌いが分かれますね。
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/1a&…&&ー&&&74p~gwww22rs(>_< )(((>_< )(>_< )>_< )^_^)>_< )
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冲方さんの本や、と思って購入したら、まさかのデビユー作!
ちょっと内容が書きたいから書いてはる感じで、説明不足じゃないかな、と思う箇所も多かったけど、デビューからこの表現力はすごい。
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未完成で荒削りな物語。もう何か、読み手としても戸惑うばかりの勢いと熱さが文章に現れている。『もらい泣き』や『はなとゆめ』などで見られる、《こなれた》冲方丁はない。物語としても、今の冲方丁の水準からみれば、多分に甘いし、文章も不親切でわかりづらい箇所が散見される。
それが本書の短所であり、魅力でもある。
私は、この本のあとがきが大好きだ。一生、読み返すだろうと思う。本文以上に、著者の勢いと熱さがほどばしっている。
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ファンタジー、歴史物を読んできて、現代物。
格好良さというか、中2っぽさ全開。好きです。漢字の使い方が、かっこいいです。まあでも、これをかっこいいと思うのは、ヤンキー的な、夜露死苦的な感じがないこともないですが。
「天地明察」は、ちょっと中2っぽさは少なかったかな?
まあ、題名と初手天元とかは、ちょっといい感じか。
これを読んでいる間、古川 日出男古屋を思い出していました。とんでもない話なのに見てきたように書くところがにているのかなと思います。
この2人は凄いです。
それにしても、これが16歳の処女作。おとろしい話です。
荒い。でも、ものすごいものが埋まっている感がメチャクチャします。
これが、洗練されて、「ばいばい、アース」にもなるし、「天地明察」にもなっていくんですよねぇ。
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「眠っていた厨二魂が疼く」
いわゆる符牒や「右眼の龍を少し起こした」などのいかにも厨二病な表現は若干恥ずかしさを覚えるが、裏の世界のそのまた裏、この世界の平行に我々が気づかないだけでずっと存在していた世界とその住人という設定が胸熱すぎてすぐに物語に引き込まれる。
現在の組織の成り立ちに関わり今は変化を望まないやくざと記憶を失い過去を持たない代わりに赤い棒と大きな刺青を持つ少年、父の描いた絵を失い苦しむ青年と人智を超えた能力を持ち弟を探す少女、大いなる野望を抱く片青眼の若頭と不吉な能力を持つ赤目の女性。この六人がそれぞれの目的のために手を組み三つ巴となり、世界が壊れ始める。
主人公がやくざというなので、 死ぬということに恐怖の重点が置かれていないように思う。むしろ読み手としては、ありえない世界を文章で表しているのに容易にそれを想像させられてしまうのが恐怖だった。あの世でも夢でもない不気味な世界に自分が迷い込んだような錯覚を覚える。
文中では分かりづらい単語もあるので何度か手が止まり一気に読み終えてしまうような疾走感はなかったが、一度入るとなかなか抜け出すことのできない世界観。ライトノベルの新人賞を受賞したとはとても思えない暴力的でヘビーな今作はいま読んでるのドス黒さと読後の爽快感が対照的なのもいい。
文庫版のあとがきを読んで天地明察の作者だったことを思い出す。ああ、原点はここだったのかとしみじみ考えた。
2014.9.11 MORIOKA TSUTAYAで購入
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ヤクザ藤堂の前に現れた記憶喪失の穂。謎の力を持つ戈と父の絵を探す誠。狂気を抱える沖とアルビノの美女蛭雪。世界の表と裏が混ざりあう異能バトルが始まる。
冲方丁さんの天地明察が面白かったので読んでみたが、ライトノベルであった。18の頃の作品ということで、オッドアイやらアルビノやらネーミングやらに中2感。登場人物が多いので、藤堂の過去や、沖の狂気やら、背景設定やらがいまいちよくわからないまま終わった。一番好きなのは戈かな。