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2010/4/11 Amazonより届く。
2017/6/14〜6/20
1年半ぶりの五十嵐作品は、7年ものの積読本で帰ってきた交渉人、遠野麻衣子シリーズ。犯罪を犯した新興宗教教祖の釈放を要求し、東京に爆弾を仕掛ける元信者と思われる犯人。広報課へ異動していた麻衣子が警察の窓口となるよう指定され、犯人と対峙するが。まさに手に汗握る展開。いつも書くことであるが、五十嵐作品は本当に映像が目に浮かぶ。きっと頭の中の映像を文字化していってるんではないのかなぁ。
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シリーズ2作目。前作ほどの交渉術はなく遠野麻衣子の洞察力・推理力が事件を解決に導いていく感が否めない。とは言うものの、全体的に緊迫感のあるスリリングな展開で勢いはあるし、終盤では満を持して見事な交渉術が炸裂するしで、エンターテイメント作品として大いに楽しめた。
…しかし、この作者は他の作品でもそうだが、展開上「ご都合主義」と見られる部分にも細かい設定でカバーされていたりして、妙に(ってか、論理的)に納得させられる部分がうまい!
本作でも、警察上層部が主人公を煙たがって広報課に左遷とかそれぞれの立場での確執とかはありがちな設定なんだろうが、主人公を白眼視する上層部が単に融通が利かなかったり無能だったりする訳ではなく、主人公の推測に賛同できない背景等がしかっりしていてその苦悩すら窺い知ることができる。
その意味では、長谷川本部長あたりの視点からこの事件を振り返るのも面白そうかと。。。
…ただちょっと残念なのはこれだけのテロが起きているにも関わらず、その臨場感があまり感じられないことかなぁぁ、、、
事件の被害者視点があまりないこともあるけど、なんかモニター越しに事件をみてるようで。。
(まぁ、正に主人公もそうなんだけど…)
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旧題が「交渉人・遠野麻衣子最後の事件」で、結果的に今回が最後の事件じゃなくなったからなんだけど、とにかくタイトルがいただけない・・・。
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ドラマを見てから読んでしまったので、見る前に読破したかった作品。
ちょっと中だるみ感はあったかなと。
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ハラハラさせる展開で面白かった。
主人公を含めた登場人物に感情移入しづらいかなぁ。。。
でもストーリー的には問題ないかと。
次回作もあるそうなので、それは楽しみ★
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都内各所で爆弾事件が発生。要求は地下鉄爆破事件を起こした宇宙心理の会の教祖の釈放。犯人から交渉人に指定された広報部の警部・遠野麻衣子が、メールのみの交渉で、真犯人、爆弾の在り処を突きとめる。
マスコミの勇み足情報リークによって生じる爆弾パニック騒動の描写がなんともリアルな迫力ありました。
ただ、(p.327)「IPアドレスはパソコンの認識番号で・・・」のくだりは間違ってますよーん。
前作を読んだのはおよそ4年前。
http://mogura7.zenno.info/~et/xoops/modules/amaxoop2/article.php?lid=4954
それなりの好印象だったはずが、今ではほとんど記憶に残っていなかったのはどういうこっちゃねん?
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なんとなく可もなく不可もない感じだが、やはり前作の方が緻密でおもしろかった印象がある。交渉人の活躍としてはやはり前作か。それでもさくさく読める感じはよかった。後半、犯人が分かってからはなんだか繰り返しが多い様な気がしてならなかった。スピード感を増しているのだろうけれでもかえって間延びしている感じにも取れた。あとはなんとなく強引な気が…
ただ読んでいて一番印象的だったのは中盤の都心のパニックの描写。情報が瞬時に行き交う現代、あぁやって混乱は引き起こされるのだと本当に思い背筋が寒くなった。駅のパニックなど、たしかのそうなるだろうと思った。その点では意味のある読書だったか。
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交渉人シリーズ、おもしろい。
宗教の教祖を監獄から出せと爆弾を仕掛けたと男が姿を見せながら電話、駆け引きしてくる。。
しかし男は自殺したように見つかり。。
主人公の女刑事とひとりの刑事が心理戦で真犯人を探し当てて。。それは情報提供してきた女弁護士で。
もともと家族を空き巣によって亡くした警察の無能さに腹を立てていたようで
犯人との駆け引きや細かい部分、警察の組織のいろいろなところがわかる読み応えのある本でした
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http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-226.html
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道具立ては派手だけど、全体としてはとってもオーソドックスな犯人あて推理小説になっている。やや我田引水って感じがないでもないけれど。
それに味付けで盛り込まれている首都東京のパニック描写は、たぶん作者は力を入れているんじゃないかと思うけど、震災後の今となってはそれほどインパクトがない。
登場人物がだれも魅力的に感じなかったこともあり、五十嵐作品としては例外的に満足できないものであった。ただし、先のページを読みたくなる勢いは健在。一気に読めた。
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実在のひとつの事件がベースになったお話しかと思ったら、それだけじゃなかった!
ただ、いまいち主人公が救われないと思うのは僕だけ?
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1年ほど前に読んだ五十嵐さんの「交渉人」の続編。
さすがに1年前のストーリーはほとんど忘れていたけれど、
大事な部分だけは思い出せたので何とか話にはついていけました。
前作は交渉のテクニックが出血大サービスで
披露されていたような気がするけれど、
今回は犯人との会話でのやりとりは少なく(ほぼメール)、
「交渉人」とタイトルに付けるほどのものではないと感じた。
まぁ純粋な警察小説かな。
話の内容は、むちゃくちゃハマる程ではないものの、
やっぱりストーリーがどうなるかは気になって
ページが進んでいくしまうという感じ。
この著者の本は安心して買えますね。
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シリーズ物で、前作は読んでないのだけど問題なく読めた。
期待値が高かったのだけど、何だかいまいちな感じ…。
『交渉人』というけど、ストーリーの大半は犯人と交渉をしてない。メッセージを上げて、時折メールが返って来るというもの。
むしろ、東京を狙ったテロリストと不眠不休で犯人を探す刑事とで話が進んで行く感じでした。
ただ、ラストの真犯人と対峙してから決定的な証拠を得るまで、はとってもテンポ良く読みごたえがあった。
あの調子で最初から進んでいたらのめり込めたかも?と。
しっかり読んでたつもりなんだけど、真犯人を断定した辺りが唐突に思えてならないのも残念。
パソコンが弾き出した3名を見て、ぴかーん!と閃いたようにしか読めなかった。
うーん。想像と違っていたからか、拍子抜け。
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読破に4週間もかかってしまった。
刑事物は少し苦手だけど、
主人公の明晰さに圧巻
最後の最後は面白かった!
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結構前に買ってた本。東京から帰ってくる新幹線の中で読んで帰って来ましたさ。
あれ…?これ絶対前にこのシリーズもの出てるよね…?失敗したー!!
いやぁ、でもでも楽しめましたよ。宗教団体が関わってる小説は相変わらず苦手ですが。しかもこれ完全オウムだし…。
主人公の女性がまずまず好感を持てたのと、何気に長谷川さんが嫌なやつなんだけど憎めない感じでした。笑。スリル感も満載でしたさ!