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08/8/22
静かで切ない文章を書かせたらさすがだなと思います。
お互いの壊れ物を扱うような距離感が絶妙でした。受が何気にモテモテ。
「唇を食べる」という表現がツボでした。
『指でいじられているところが疼くのに、唇を食べられているせいで、まともに息ができない。』243P
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杉原さんの作品はわりとすきで結構読むけど、この作品はなんだか読み終わった後もなんだかすっきりしなかった。
言って欲しい・・・というか、はっきりして欲しいところがぼやぼやと朧なまま終わってしまった感じ。
途中までは凄く面白くて、主人公の葛藤とか辛さとかが凄くリアルに描写されてて、読んでいるこっちの胸が痛いくらいだった。
脩一はいつから瑛がすきだったのか、
雅紀が死ぬより前からすきだったのか、
すきだったのならなんで雅紀と付き合っていたのか、
それをもっとはっきりさせて欲しかった。
じゃないと脩一がまだ瑛の向こう側に雅紀を見ているような気がしてならない。
続編描いて欲しいと期待。
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【あらすじ】
大学生の瑛は、兄の恋人だった脩一と一緒に暮らしている。数年前、兄・雅紀の死に落ち込む脩一と一時期関係を持っていたが、今はお互いそのことには触れられずにいた。昔から脩一を好きだった瑛は、脩一と恋人同士になりたいと願っていたが…。ある日、不思議な均衡を保ちながら暮らす二人の前に、雅紀がかつて家庭教師をしていたという青年・本宮が現れ―。
【感想】
作家買い
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砂浜を歩く、一定の距離感というのに妙に萌えました。
切ないのと萌えるのと、どちらも楽しめるお話でした。
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地味に良かったな〜。特別な展開ってほどでもなく静かに進んで行くんだけど丁寧に気持ちの揺れが出ていて好きだなこれ。ミステリアスに分かって来るそれぞれの想いが優しくてすれ違っててジワジワ好い…。幼い頃から知ってるだけに年の差が、言われた事が、足枷になって切なかった。
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切ない!
この一言に尽きます。
誰も悪くないからこそ、解決することが難しい。
その難しさをこんなにきれいに描いた作品はそうないと思います。
割とローテンポな進みですが、このローテンポさにこそ二人の感情の機微が表れているのではないかとおもいます。
私は受に感情移入するタイプなので、何度も涙が出てしまいました。
おすすめです。
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これは私には合わなかった。
攻めも、死んだ受けの兄も好きになれない。
自分たちがどれだけ受けを傷付けたか、本当はわかってないんじゃないな。
脇キャラ円城寺と本宮がいい人で、救われたのはそこ。
受けの健気さが悲しかった。
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攻め:脩一
受け:瑛
死んだ兄の恋人だった修一を好きな瑛のどうしようもない気持ちをつづった話、、、かな、、?
攻めの気持ちが見えないので受けの相手にされない気持ちが鬱々と切ない、、。
読み終わって数日たってこれを書いているのだけど、どんなのだったかすっかり忘れてしまってました(爆)
切なかったんだろうなぁ、結局それくらいの作品だったのかな。
絵師さんも初めて見たのですが、イマイチ、、、。
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大学生の瑛は、兄の恋人だった脩一と一緒に暮らしている。
数年前、兄・雅紀の死に落ち込む脩一と一時期関係を持っていたが、兄を思う脩一の気持ちに耐えきれず、二人の関係は、一度はそこで終わってしまう。
けれど、どうしても脩一のそばを離れたくない瑛と瑛を傷つけてしまったことを申し訳なく感じる脩一との間に成立してしまったいびつな関係。
ところがそこに、現れたかつて雅紀が家庭教師をしていたという青年・本宮。
彼が現れたことにより、二人の間に築かれていた危うい均衡が崩れ始める……
という話でした。
どっちもちょっとずつ、壊れている二人が共依存している関係がとても好きなので、萌えました。
それでも暴力的な描写は一切なくて、うちへうちへと潜り込んでくる感じがとてもよかったです。
穏やかでどこか壊れている話が好きな方にはオススメです。