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タイトルどおり、短篇版。
神林節は健在、久々だったので純粋に楽しかったです。
「我が名はジュティ、文句あるか」が一番好きッスね。
女は強いよ。
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ラジェンドラ……別の世界のものを簡単に捕獲するなよ。
この作品集の一つ目では思いっきり地味だった癖して (゚∀゚)
一作目は原型だからいいけど、それ以外は長編読んでないと分かりません。
ということで(どういうことでだ?)、「フムン」と思った作品集。
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冷酷、残忍、人でなし
と善良な市民から罵られる広域宇宙警察宇宙海賊課。
彼らにとっては善か悪か、生きているか死んでいるかなど問題ではない。
たったひとつ重要なこと、それは海賊かそうでないか。
広域宇宙警察・太陽圏・火星ダイモス基地の宇宙海賊課・一級刑事、ラテルとその相棒・黒猫型宇宙人アプロ。
彼らはある少女の叔父捜しを依頼される。少女の叔父はある日突然失踪し、それだけでなく、誰も彼の存在を覚えていないという――。
「敵は海賊」他、女海賊マーゴ・ジュティが遭遇した怪奇現象を描く「わが名はジュティ、文句あるか」、伝説の海賊…そう呼ばれる男のはじまりと良心と神殺しの物語「ヨウ冥の神」、そしてあの戦闘妖精『雪風』との競演を果たした「被書空間」……以上4篇収録の、敵は海賊シリーズ初の短篇集。
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神林作品は結構読んでるが、「敵は海賊」シリーズは、これが初めて。「雪風」に比べると、ずいぶん読みやすいと感じた。それにしても『被書空間』には思わずニヤリとしてしまった。
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点数は、?冥の若いころの話がでてくるのと戦闘妖精雪風のオマケがあるので少し甘めに。短編ということでいつもと比べて、ラテルやアプロの動きがもの足りない感じがします。このシリーズ笑いのつぼにはまると吹き出すことがあり、電車で読むのは気をつけなければならないのですが、今回笑いは少ないです。
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実は敵は海賊シリーズを最初に読んだのはこの巻の最後に収録されている被書空間でした。その頃はSFマガジンに掲載された短編を各年ごとに編纂した短編集が出版されてたんですよね。あのシリーズよかったよなあ…。そのシリーズで梶尾さんも知ったし、読んだことのなかった作家を色々と知りました。言ってみれば今創元から出ている虚構空間シリーズみたいなものでしょうかね?
その当時は登場人物の活きの良さと掛け合いの面白さ、わかりやすさに反比例する精神世界、異世界に引きずり込まれる不確定さに自分の意識が付いて行けずなんだろうこの作品…と思ったのでした。
今でもこの方の書かれる精神世界のあり方や異世界・非物質世界と物質世界の融合についていけなくなる時はあるんですが…。
シリーズの主要なキャラが色々出てきて盛りだくさん。そしていつもよりは確かに等身大であまり破天荒ではない感じです。(アプロは例外ですが。もちろん。どんな例でも例外は存在するって言うイイ見本だよなあ本当に)それにしても確かにアプロが何とかしてくれるシリーズですね。アプロがやられるなんて想像できないや。本当の意味でこのシリーズの最大の敵は黒猫を敵にまわしたら終わりってことなのかもしれない。面白かったです。
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新書購入
SF。ファンタジー。
海賊課のおそらくは有能な刑事さんたち、アプロとラテル。そしてラジェンドラ。
今回は短編集。
海賊のジュディが主人公なものが、印象深かった。
母と娘の確執で、娘の夫が犠牲になるというのが深淵。
でも・・・この罠、わかる。
この、いやらしさ。
そう、母から降ってくる悪意の中には、こんな砂糖に包み込まれた毒ってあると思う。
にしても、マエストロ・シック・・・。
てっきり、ヨウメイが暇つぶしに化けて乗り込んでいるのかと思ったのに。
意味ありげだったのに。
・・・お馬鹿さんなだけなのか。
よくわかんない男だったな。
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「?冥の神」で「え?」ってなった。猫と銃を手に入れた経緯が「海賊版」の話と違うやん、て。まあ、あちらは海賊版だからこちらが正史なんだろうけど。神林長平の後書とか一寸珍しくないか
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最後<被書空間>は戦闘妖精・雪風の世界がこっちに出てくるなんて思ってなかったからすっごくわくわくした。異星体うじゃうじゃな敵海の世界(の人間ラテル)から見たら、異星体と初めて遭遇する人間たちの戦いという雪風の世界(と零と雪風の関係性)って、短篇でこんなにあっさりと分析されてしまうのなぁ…。知っているってこういうことなのよねと、痛感。どっちも大好きなので嬉しい短篇だった…!他の短篇もすごくおもしろかった。クラーラ誕生話は海賊版より、こっちの方が好みかも。満足満足。
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あ、クラーラはこちらが正しいのですね。
ふたごは、何、もう出てこないのですか?
じゃ、ジャム捕まえちゃったの。
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神林作品は凄く近いけれど外れたところを沿っていく
だから内容に思いが残せない
感心を心に残せない
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すらすら読んでしまった。
やっぱり、神林氏の文体には何かがあるね。今さら何言ってんだ、って話ではあるけど。
「雪風解析マニュアル」なるものを読んでいなかったので、「被書空間」がめちゃんこ面白かった。
構図として引っ繰り返ってるわけね。ほんと凄い作家だわ。
んでもって、ラジェンドラvs雪風のガチな戦闘とか、「そっち側」で描かれたりなんかしたらもう堪らんだろうな。
それ以外の3編も、当然ながら素晴らしい出来映え。
雪風もそうなんだけど、ほんと作風に揺らぎがない。
それは変化がないというわけではなくて、もちろん変化は、というか進化はし続けているのだけど。
もっと根本の、核とでも呼ばれるべき部分がまったく揺らいでない。これは本当に凄いことだと思う。
揺らいだら核じゃないじゃん、というのは正しくて、でも、それが出来ている作家さんって、ほんと数えるほどしかいないと思う。
関係ない話に脱線するけど、これは実生活においてもそう。神林氏の実生活は当然ながら存じ上げませんが。
信念、と言っちゃうと強すぎるけど、そういうものを持ち続けていられるというのは凄いことだと思う。
でも、「成功」している人というのは、間違いなくそれを持ち続けていられた人なのだよね。
それは、別に大したことである必要はなくて、むしろ、そんなこと?的な、微細なことだったりすることが多かったりする。
けれども、その微細なことを、例えば40年続けようと思うと、これは偉大なことだったりする。
継続は力なりとはよく言ったもんで。つまりそういうこと。
これだけ凄い作家さんが、さらに「背伸びをして書いている」という長編版。
続き、期待してます。
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SF。短編集。
「敵は海賊」は『狐と踊れ』で既読のためスルー。良作です。
「わが名はジュディ、文句あるか」
宇宙船での怪奇現象。パワフルな作品。主人公のキャラが良い。インパクトがあり、雰囲気もしっかり伝わるナイスタイトル。
「匋冥の神」
冒険もの。匋冥というキャラが良く分からない。これはシリーズをある程度読んでからのほうが良かったか?
「秘書空間」
雪風が登場!アプロが登場すると急にコミカルになるな…。
「わが名はジュディ、文句あるか」がベスト。
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神林作品繋がりで。何年ぶりかの敵は海賊シリーズ。
すっかりコメディー路線になってますが・・・自分の仕事もシリアスな設定のはずなんだけどこんなユーモアをもって臨めないか真剣に悩む今日この頃。もう一回最初から通しで読んでみようかな。