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いろいろな伏線が大量にあって、それが結論で結びついてくる、その構成の上手さに、さすがだと読ませられました。登場人物も個性豊かで、著者の他の作品に脇役で再登場しそうだなと、読んでいてニヤけてしまいました。
ただ、今までの作品と比べて、世界観は物足りないものを感じました。初期の作品だったからでしょうか。
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すごくいい!
結構深刻な状況なのに、文体から受ける雰囲気、イメージは柔らかく角がない。
伊坂作品の中でも、グラスホッパー・陽気なギャングと肩を並べるくらい好き。
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やや伏線の回収が雑な感じもしたけど、主人公の由紀夫くん、個性豊かな4人の父親、何とも憎めない友人たち。期待を裏切らない面々が織りなす、伊坂作品らしい素敵なお話でした!
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最近の伊坂作品は量産型という感じで好きじゃなかったけど、久々にこの伏線だらけの楽しめる感覚を味わえた!
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最近の伊坂作品っぽい展開ではないと思ったが、本人も初期の作品に分類される、と言っている。
日常生活を描いているのに、どこかファンタジーの雰囲気を漂わせるのもこの作者の魅力だろう。
散りばめられた伏線を最後に回収、かつその展開が御都合主義と言われかねないファンタジックな展開。
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面白かったぁぁぁぁ。完全に伊坂属性ww
新しくはないかもしれないけど懐かしい!父親たちの台詞がなかなか本質ついててよかったっす、共感多数。短編小説にしても面白かったかもと思いつつこれはこれでいいかなw まさに伊坂エンターテイメントですな。
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主人公は普通の高校生の由紀夫。
ただ、彼には4人の父親がいて・・・
母親が4回結婚したわけではなく、
4股かけていたことから誰の子なのかはっきりしない。
それがどういう経緯なのか6人で仲良く暮らしている。
といった変わった設定ですが、、、
別にこんな設定じゃなくても良かったような物語だったし、
設定自体も似たようなのが昔の米映画にあったよね。
前半は伏線をばらまくためだけにしか無いような内容。
後半しっかりそれらを回収するんだけど、それまでは
いったいこの本は何を語っているんだろう?と疑問を抱き、
なかなか読み進められなくて困った。
一番のクライマックスもなんだかなぁ~
ちょっと前から「伊坂らしさ」に飽きて敬遠してたんだけど
やっぱりもう伊坂作品は読まなくてもいいかなーと思った。
ただし、それはあくまでも個人的な好みによるもの。
「伊坂らしさ」が好きな人にはオススメ。
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衝動買いして一気に読了。正直もの足りなかった。人物と言葉の魅力は伊坂幸太郎らしくて楽しめたけど、話の展開があんまり面白くなかった。
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父が4人いるという異色の家族構成のお話。
四者四様の個性豊かな性格で、それぞれ特技を持っていて、まるでドラクエのようなRPGゲームのパーティーのようにも思えた(笑)
ドラクエは魔王を倒すという目的のもと一致団結して戦っているが、本作の4人の父は普段は「おれが本当の父親だ」といったアピールをし合い、バラバラな印象だが、愛すべき息子のピンチとなればドラクエのパーティー同様に一致団結して、見事な連携で息子を救う。
4人の父親がいれば、母親を入れて5回の別れがあることは悲しさが倍増するので嫌だが、それを除けば素敵な家族構成かもしれないと思えた。
しかし最後のまとめが少し強引というか、盛り込み過ぎ感があった。
布石だらけの文章を、ラスト50ページぐらいでまとめきるのが伊阪作品の魅力だけど、きっと読む時の気持ち次第で今回みたいな盛り込み過ぎて疲れてしまうといった気持ちになるのかもしれない。
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それぞれ職業や得意分野も性格も違う4人の父親をもつ高校生というあり得ない設定
最後に伏線をすべて回収するところは伊坂さんらしいが、やはり設定が不自然なのは否めない。
父親たちの息子に関わる熱さが、主人公はクールでいたいのだけれど、どうしても、見過ごせないお節介な性格に現れている様な気がする。
緊迫した場面もでてくるけれど、全体的にウォームな感じ。
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なんだか、くだらないくだらないと思いながら、それぞれの父親のキャラクターにはまりました
内容はホントに大したことないのに、くだらなさが絶妙
あぁ~くだらねぇ!
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『あるキング』『SOSの猿』などが今一つに感じられた自分にとって久々の伊坂らしい作品だと思ったら、それらより前の小説だったのか……。どうでもいいが、映像化するなら母はキョンキョンで決まりだな。
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同級生の女の子 ギャンブル好きの父 イケメン父 大学教授の父 中学校教師の父 万引き阻止 カツアゲトラブル ヤクザの仕事 失敗する 知事選挙 狙撃 クイズ脱出 電線
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家族ものっていうのはそれだけで幸せな気分にさせてくれる。ましてパパが4人もいるのにうまいことやっていけてる家族なんて、この世の何より素敵だと思います。それだけに、物語最後の「暗い建物」は…でも、これを入れてくるところが、本作の魅力のひとつでもあるのかもしれません。
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由紀夫と4人の愛すべき!?父親たちの物語。
のんびりとまではいかないが淡々と語られる日常、その中に時々、ドキリヒヤリとするような緊張感も散りばめつつ、突然の急転回とクライマックス。
本作も抜群の安定感といえる面白さでした。