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伊坂さんの作品の中では、あまり好きな方ではなかったかも。
父親4人という設定が、昔ガレッジセールや雨上がりが出ていたコント番組(ワンナイだったかな)で、小池栄子が娘でその父親が4人いるっていうドラマ仕立てのコントしていたのを見た記憶があるせいで、それとなんとなく重なってしまったり。前半でちりばめた色んな伏線を、終盤でだーっと回収していく部分に関してはさくさくといつもの調子で読めたけど、前半が結構読むのがつらかったかも。
主人公ももっとしっかりしろよ、って思うし、多恵子のキャラがイラっとするし、その友達も、あんな人とは友達にならないよ。。。となんかちょいちょい反発してしまったり・・・。ゴールデンスランバー以降を第二期とするなら、この作品までが第一期ってあったけど、そうであれば私はやっぱり第二期以降の伊坂作品が好きだな、と実感。
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面白かった!やっぱり伊坂作品はその世界に夢中になる。
電車での長い移動時間に読むと、時を一瞬に感じる。
映像化が楽しみ。
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映画化より先に購入していたのですが、主人公と4人のお父さん達を誰が演じたらいいかなぁと考えながら読んでいたので、映像化が嬉しい。
由紀夫は、候補にあった役者さんがキャストで他の伊坂作品にもでているから、映画も期待しています。設定はあり得ないけれど、それを気にせず先が気になるので読み進めてしまった。
ガソリン生活を先に読んでいたので、ラストのファミレスシーンにリンクがあったのをもう一度確認したい。そして、主人公に名字がでてこないのも、煙に巻かれてる感がいいです。他の作品の語り手より、恐いって感情を語りに出しているのが印象に残りました。
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終始わくわくしながら読みました。お父さんカッコいい…!!
後半からの展開が素敵で素敵で…。電車で読んでたんですがニヤニヤしてなかったか心配。笑。
伊坂先生ほんとうに好き。
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うん、評判はいまいちみたいだけど…まあ普通に伊坂さんワールド全快で軽くて私は割りと好き。
4人のお父さんも個性的で良いと思うけどやっぱり由紀夫くんが一番かな。
冷めてるようで正義感に溢れてる感じ大好きです!
てか伊坂さんの本に出てくる登場人物はいつも素敵だ!改めて!
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1人息子に4人の父親という伊坂さんらしい設定。
ギャンブル好き、女好き、博学卓識、スポーツ万能。
1人1人が、キャラクターの違う父親だけど4人が力合わせると思わぬ力を発揮します。
最後まで楽しめた。
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文庫化にあたり改訂ということだったので、再読。
そんなに目立って変わったところを見つけられなかったが、
なんだかすっきりしているような気がした。
伏線の回収っぷりはさすがなのは相変わらず。
ストーリーというよりはとにかくキャラクターに魅せられる作品。
最後の独特の、そして独特であるがゆえに
誰でも共感できるファミリー感が改めてよいと思った。
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久しぶりに学校時代の読書感想文をまねて書いてみました。
作品は伊坂幸太郎「オー!ファーザー」(新潮文庫)です。
高校生の由紀夫には、4人の父親がいる。
ギャンブル好きの父、バー経営者でイケメンの父、
大学教授の父、体育教師で筋肉系の父
この4人が由紀夫を本当に自分の子だと思いこんで、
赤子の時から一つ屋根の下で、一人の母と暮らしている。
そして主人公・由紀夫が次第にいろいろな事件に巻き込まれているー
この作品は2006年に新聞連載で発表されたもので、
時系列的に物語が進行していくといった、
割りとのストレートな構成になっています。
位置的には、伊坂ワールド第1期をしめくる作品だそうです。
彼の作品の特長は何と言ってもネアカでさっぱりしている。
へんに細かいディテールにこだわったり、持って回った言い方をしない。
そして、気のきいたセリフ、ユーモアたっぷり会話に満たされている
といった点ではないかと思っています。
その例を2,3列挙しました。
『いいか、女の子の前では自分の話ばかりするんじゃないぞ。
相手の話をよく聞くんだ。
悩みを口にされても、絶対に、自分の意見を言うな。
とことん相手の話を聞いて、それは大変だね、と言ってあげればいい。
聞きながらうなずくことも忘れるな』
『人が生活をしていて、努力で答えが見つかることなんてはそうそうない。
答えや正解が分からず、煩悶しながら生きていくのが人間だ。
そういう意味では、
解法と解答の必ずある試験問題は貴重な存在なんだ。
答えを教えてもらえるなんて、滅多にないことだ。
だから、試験にはせいぜい、楽しく取り組むべきだ』
『由紀夫、人ってのは、自分が信じたい、と思っていることを信じるだよ。
それと、その噂が面白いものであればあるほど、広く伝わっていく』
最後に、この主人公と4人の父親の苗字が
どうなっているのか明かされていないのです。
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おもしろかった!
伊坂節が効いてて、結構声に出して笑いながら読みました。
小説をこんなに笑いながら読んだのは「鴨川ホルモー」以来かもしんない。
4人とも素敵なお父さんでたいそううらやましい!
でもやっぱり1人でいい!
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伊坂ワールド炸裂。第一期(ゴールデンスランバー以前)の集大成か。
文庫化(単行本化もか?)が遅すぎる。
伏線が一杯、ラスト30ページがお楽しみ。
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父親が4人いるというややこしい事情を抱えた高校二年生の由紀夫。ギャンブル好きの鷹、博識の悟、いかつい中学教師の勲、そして女好きの葵との日常を淡々と送る由紀夫の周辺で、小さな事件が立て続けに起こり始める…。
他の作品に比べ、心なしか事件が起こり始めるのが遅かったような気がして少しやきもきした。
しかも伏線も、こちらが意識し過ぎたせいか、さほどではなかった。
父親たちがそれぞれ由紀夫に与えた教訓や習慣が事件に絡み合うさまは面白かったけれど。
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それぞれのキャラクターは魅力的で、親子や家族のあり方を考えるという視点では素晴らしいのだが、小説としては…。
伏線はそれなりに回収されているが、だからどうなんだ、と思ってしまう。
なにしろ、最後の事件に必然性が無さすぎて、唐突感しか覚えない。
父親が四人いる理由や、家族になった訳など、理解できなかったり描写が足りなかったりで、そこも消化不良。
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由紀夫は4人の父親と暮らしている。4股かけられていた彼らは、彼女と別れるくらいならと、みんなで一緒に暮らすことを選んだわけで、それぞれ自分こそが生物学的な父親だと信じている。
ハチャメチャな設定だが、4人がそれぞれに魅力的で、由紀夫をとても愛していて、終盤トラブルに巻き込まれた由紀夫を力を合わせて知恵と体を使って助けるところは、本当に心が温かくなる。
ほとんど登場しない母親に、かなり興味があるが、4股ってどんな気分か聞いてみたい(笑)
こんな素敵な4人なら、気持ちが少ーーーし分からないでもな……いやいやいや(笑)
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面白かった。ドキドキハラハラしながらも笑える 話のテンポとか内容も、好きなタイプの作品だったなぁ。最後はじんわり暖かい感じも良かった。
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四人の個性的な父親と一人の物語。
形や関わり方の問題ではなく親というものは
普遍的に親なのだということがよく分かる。
悟さんが一番好き!