紙の本
良いお話だけど
2022/05/09 12:44
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
常連さんがいるくらいだから、それなりにお客さんはいるんでしょう。
なのに、お店にたどり着くまでに、ちゃんとした道がついてないっていうのはどうかなあ。
あと、ずいぶんとあっさりと物書きになるって決めて、さらにあっさりとフリーライターになってるって、どうかと。
紙の本
喫茶店はやっぱり良い!
2019/01/13 16:40
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投稿者:HIDETO - この投稿者のレビュー一覧を見る
喫茶店を舞台にした作品は結構読んできましたが、大体日常ミステリーが主でした。
本作品は喫茶店=憩いの場、安らぐ場という感じで純粋に人の気持ちに触れる事が出来る作品でした。
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初めて読んだ作家さん。
なんだろう…この不思議な読後感。
岬カフェを訪れるお客それぞれの物語。
心惹かれたのは、どのお客(常連さえ)もたった1回しか登場しないこと。
なのに別の物語の中に、さりげなくそのお客の「今」が挿入されている。この店を訪れてからの人生が、ほんの少しだけ見えるのだ。そうして例外なく、こんな感慨を持った。
「ああよかった。元気なんだ…」
まるで長い間音信不通だった友の消息を教えてくれる一枚の絵葉書のように。。。
第五章「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」は、まさにそのとおりの物語。正直…とても泣けた。
ストーリーのメインストリームである悦子さんの虹探しは、思いがけないラストを迎えたが、悦子さんの人生は、本当に素敵なものだと思う。何かを待ち続ける…探して待つことの幸せは、その何かを結局手に入れられなくとも、探し続ける人のそばに、いつだって寄り添っているのだと感じた。
気まぐれで手に入れた本だったが、森沢明夫さんの他の作品も読もうと思う。
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お天気に例えるなら
曇り空の間に少し青空が覗きはじめたのに気が付いた時の
ささやかだけどふっと心がほぐれる様な。
そんな読後感。
一話目を読んでから
スピッツエンドレス(タイトルはアメイジング・グレイスなのに)
映画化では
吉永さゆりさんだそうだけど
私の中のイメージでは
どちらかっていうと倍賞千恵子さんの方が近いかなー。
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実際にモデルになった喫茶店があるそうです。
短編集ですが、話がリンクしているので
素直に順番に読んだ方が良さそうです。
日頃の喧騒など忘れて、このお店でコーヒーを飲んでみたいです。
映画化、どうなるのかしら?
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初めての森沢さん。好きになりました。
どれもあったかい話だった。
人生を楽しく生きるための格言がそこらじゅうに散らばってるような本。
人生迷った時はロケンロールな方を選ぼ!私が思ってるほど、人生長くはないもんね。
今度からまな板は除菌液ではなく熱湯で除菌します。
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こんな風に一気に読みたくなった本は初めてだったかもしれません。文章に嫌味がなく、無駄な装飾もなく、それでいて優しくて暖かい情景が広がるような素敵な本でした。空気感がとても好きです。
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タイトル通り、岬にある喫茶店を訪れる人たちの物語。皆何らかの悩みや困難を抱えて喫茶店を訪れ、喫茶店の女主人の人柄と店内の音楽をきっかけに心に変化が生まれる、全編を通じて優しい温もりに包まれているような物語。
特筆すべきは情景や季節の描写。季節ごとに章が分かれているのだが、情景がありありと目の前に浮かぶ素晴らしい表現をしている。
真冬に読んでいたのに、夏の章を読んでいるときにはあのじりじりした陽射しを感じることができた。
また、各章ごとに主人公(語り手)も代わり、読者はそれを俯瞰する形になるが、多くの場合、章ごとの時間経過がどれほどか明確には説明されていないのも好印象。物語に余白があることで、味わい深くなっているように感じる。
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ぃやー、意外と良かったよね。
のほほんほっこり終わる系かな~と思ったら(タイトルと絵を見た限りで)、のほほんは変わらないけれども、以外にも、ドラマチックだったと言いますか。
思わずうるっと来るような本でした。
結婚しないと淋しいという考え方もある半面で、結果として、そういう相手とは出会っていても、結ばれることがないんだったり、結ばれたのちに死別してしまうんだったり、いろいろで、なんか、ほんとに純粋に、人生いろいろだよな、って思った。型に囚われかかっていた自分に気付いた。
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「過去を懐かしむことが出来るってことは、あなたたち二人はきっと、いまの自分自身をちゃんと大事に思えてるってことだと思うわ」
人知れず、岬にぽつんと佇む小さな喫茶店。
音楽とコーヒーとある「魔法の力」を使える悦子さんが
さまざまな人と出会い、生きていくお話。
**
2014年、一番初めに読み終わった小説が、この作品でよかった。
ほっこり、少しほろり。
人と人とが繋がっていく、素敵なお話たちでした。
たくさんの人を救ってきた、悦子さん。
でも、彼女もまた一人の人間で、とても弱い。
みんなに、誰かに、生かされている彼女がとても愛しく思えた。
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読みやすい作品6篇。それぞれの事情を抱えた人が立ち寄った「岬の喫茶店」で入れてもらったコーヒーと流れるBGMで人生の方向を見つけていく。そこにいる悦子さんは包み込むような優しさで客の心を溶かしていく。関わる人達はみな普通の人達。彼らの抱える心の悩みは誰もが多かれ少なかれ抱えて悩むものだと思う。人生の悩みを抱えた時にこんな癒されるお店があれば私も常連さんに加えて欲しい。そして悦子さん自身にも素晴らしい人生が開かれますように。
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疲れた時に読むと、心の奥まで染み入る。生きていれば色々あるのだ。みんな一緒。自分だけが特別悲しく辛い生き物なんかじゃないと、優しく諭される。
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それぞれがちょっとずつ繋がりのある短編集です。美味しいコーヒーとお客にあった音楽を選曲してくれるママがいる岬にある喫茶店にいろいろな人が来て癒されて帰って行きます。こんな店があったら良いのにな。
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岬の先端に建つ小さな喫茶店では、美味しい珈琲と音楽と共に優しい時間が流れる。
店主である老婦人と、訪れる客のやり取りを描いたオムニバス。
季節の移り変わりが切なくも優しい。
この店に行って珈琲が飲みたくなりました。
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booklogランキングで1位だったので、読んでみました。
ハートウォーミングストーリーです。人と人のつながりが人を幸せにしていくことを描いています。実際にあったら、行きつけになるかな?