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男の人は好きなんでは?ワタシはツボが違ったみたいで淡々と読んでしまいましたが・・・。もとやくざ、いまはかたぎのスーパーの店長、昔の血が騒ぎ出して。。
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男臭い。
北方謙三の男臭さが抜群に濃縮されている一冊。
かつて、誰かに力説した事があるが北方謙三は決してエンターテイメントじゃない。
こんな事を書くと怒られてしまうかもしれないが、女子供にわかる本じゃない。
と、思う。
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過去のあるスーパーの店長が元同僚の頼みから深みにはまっていく。これがハードボイルドなんだな。’08.1.10
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しがないスーパーの店長がハードボイルドな世界に巻き込まれていく物語。
少しずつ昔の勘を取り戻していく店長と、息も止まらぬカーアクションの描写がカッコイイ。
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久々に小説を「読んだ」という満足感と高揚。
北方謙三の小説を読むのはこれが初めてだったけど、北方のオッサン、やるな。
元ヤクザが・・・とよくあるシナリオだけど、全然飽きることなく読めた。
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やくざから足を洗い、普通の結婚をしスーパーの店長をやっている主人公・滝野が、自分の店で起きた事件をきっかけにやくざの血が再び蘇る。
ハードボイルドの小説を探していて評判が高かったこの作品。
自分のイメージというか好きなハードボイルドな登場人物のタイプは、自分の意志とは裏腹に事件に仕方なく巻き込まれていき、自分の仕事を淡々とこなすという部分に美学を感じるので、この作品は少し違うなと感じた。
巻き込まれた事件をきっかけに、自分からどんどん首を突っ込んでいく滝野。
堅気という檻の中にとどまる事が出来ず、やくざの世界に再び戻っていく姿を表す『檻』というタイトルに使われている言葉のチョイスは好きだ。
個人的においぼれ犬が結構好きなキャラだった。
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文句なしに傑作。何回も読み返しているが、滝野と同じくらいの年になって、若い頃と感じ方が変わったのがわかる。檻から出ること、今自分は檻から出たつもりでいるが、本当にそうなんだろうか?うまく心情を文字に落とせないが。もう一度、読み返すかな。
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男臭い話。
おそらく、今時こんな奴はいない。
しかも私が女だからか、こんな生き方は全く羨ましくない。
それなのに、この男臭さが嫌いではない。
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刑事がどうも...うーん。犬というより蛇っぽいなと思いました。人の嫌なところをついて追い詰めてくる感じが好きではない。
でもこういう事を書くと「分かってないな〜それがいいんじゃん!」と言われそう(笑)
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[ 内容 ]
スーパーの親爺。
ヤクザからは足を洗った。
ありふれた生活。
だが、心はいつも別の何かを求めていた…。
檻の中に留まりきれない男の野性と滅びの美学を鮮烈な叙情で謳う。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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三たびの謙三です。
32年前の作品で初期北方謙三の一里塚とも言える物語です。
15年くらい前に読んだのであまり覚えてなかったのですが、こんなにもバイオレンスな話だったんですね。記憶なんてあてにならないものです。
滝野は小さなスーパーを経営している。商売はそこそこ上手くいき、美しい妻もいる。ある日階上の妻の喫茶店へチンピラが因縁をつけてくる。滝野は小金をせびって来た男を完膚なきまでに叩きのめす。
「あの日からあなた変わったわ」妻は言う。
眠らせていた暴力的な血が目を覚まし始めるのであった。
滝野は元ヤクザ。武闘派の弱小の組に居たのですが、兄貴分の桜井の死を切っ掛けに遺言通りに堅気の生活を手に入れます。堅気になって知り合った妻の家を継ぎ、ビルにしてスーパーを経営、かなりの手腕で店も安泰。誰から見ても上手くいっているようにしか見えません。でも彼は自分のいる場所はここではないという思いが強くなっていきます。そこで同じ組みの旧友 高安から強引に、ある人間の高跳びを手伝わせろと申し出ます。全く彼にとってメリットもなくリスクしかない仕事、しかし彼は荒ぶる血を鎮めるために無謀な行動を取り続けるのでありました。
いやはや今読むとほんと自分勝手な男で、色々引っ掻き回して腕力で解決。札束で横っ面を叩きつけるようにして女を手に入れる。
男達からは一目置かれ、刑事からも「好きになってきました」と言われる。女たちは彼の意を得ようと身を焦がす。
まっことこんなやつおるか!と思いながらも惹かれてしまう。こんな破滅的なやつ迷惑だと思いながらも暗い憧れを抱いてしまう。そんな物語です。
ちなみに老いぼれ犬こと高樹警部の癖は、風呂のたびに頭を洗ってしまうことらしいです。こう読むと北方先生は毎回洗わないという事なんでしょうか。
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小説なんてジャンルをほとんど読まないのですが、なんとなく、固茹でな世界に触れたくなって読んでみました。
でも、やっぱりこういう小説を読むのってあまり自分には合わないですね。
作品がよいとか、わるいとかというのはわかりません。
作者のファンの方ごめんなさい。
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他の方のレビューを見て 急に読みたくなった。何十年ぶりだろ 笑。
この頃 北方謙三ばっかり読んでたなぁ。最近は たまーに読むくらいだったけど でも好き。
いやー こんなに面白かったっけ 笑。
今とは テンポが全然違う。早い。北方さんも若かったしね 笑。
滝野 カッコ良すぎ。
行かせてあげたかったなぁ。
桜井も高安も滝野も 結局みんな死んじゃった。平川も太郎丸の親方も みんなオトコだなぁ。
胸がキュンと切なくなる。
桜井に怒られてるころの話も読みたい。
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滝野和也34歳の滅びの美学を描いたハードボイルド小説、北方謙三の「檻」、1987.3発行(文庫)、1983.3刊行。でも、その和也の上をいくのが、その妻幸江29歳でした! 髪と歯のきれいな、心の澄んだ女性。心中を察します。
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単行本は1983年発行。
おそらく、1985年からの数年間に夢中になって北方謙三作品を読み漁っていました。
最高です!