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大阪と北朝鮮、大阪と沖縄はたしてどちらが近いのか?
地図をぱっと見た感じあまり変わらない。
そんな距離にいる北朝鮮の人たちがはてしなく遠い道のりを中国の公安から身を隠し日本、韓国に亡命する。
一度目は準備をしっかり行い、無事に日本に帰ることができたが、二度目は準備が出来ず、公安につかまってしまう。途中からは中国内で拘留されている話のいなっている。食肉用に猿を密輸して捕まった者がいたり。看守所で飼っていた犬を拘留者が買って、その場で絞めて食べるという、日本とは違う文化に改めて衝撃を受けた。
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第一部の脱北者の救出劇より、第二部の看守所のエビソードの方が面白かった。
中国という国の不可思議さおおらかさ、いい加減さ、本当に国際理解というのは難しいと感じた。
また、一方で人間の感情は、そんなには変わらないのかなとも感じたし、結構いい奴も多いんだなとも思った。
著者が、そもそも何で、脱北者の救出に興味を持ったのかが、もう少し克明に記されてるとよかった。
残念。
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【捕まれば、死の送還。自由へのアジア縦断の旅】北朝鮮からの脱出を認めぬ中国の監視をかいくぐれ。成功と失敗、そして投獄。脱北支援に身を投じた著者が見た現実とは。
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後半逮捕されてからが長くて退屈だった。ノンフィクションだから仕方ないのはわかるけども。意外にすんなりと中国脱出できるもんだなあ。それよりもそもそもどう北朝鮮を脱出してるのかが一番気になるけどね。
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北朝鮮から中国に脱北してくる元・在日朝鮮人を支援してカンボジアまで移送するボランティア活動をしていた著者の手記。最初の旅はうまく行くが、2度目は中国公安に捕まってしまう。
本書後半は、勾留・起訴・有罪判決を受けて満期釈放されるまでの獄中記となっており、これが面白い。他の囚人との交流や、看守所で飼われていた赤犬を屠っての大宴会の様子など、牢獄とは思えないような情景の描写など。
ベトナムのダナンにて2018元旦に読了。