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2013年12月11日読了
1巻に戻ったような奇跡調査の感じが良かった。ジュリアが関わってこないと、奇跡調査だけに従事できるのがいい。
前巻がかなり難しくてぐるぐるしちゃったので、今回は易しめで安心。難しいところもロベルトが「簡単にいうと?」と聞いてくれるので助かる。残念なのは以前のようなロベルトの華麗な暗号解読が見られなかったこと。すごく好きなんだけどなぁ。でも彼のいいところが随所に織り込まれてたので良し!平賀はいつも通り、無垢で無邪気。ジュリアがいたらそちらに意識も向いてしまうけど、そのことがないので奇跡調査に没頭する彼が見れて良かった。
チャンドラ・シン博士については、なんていうか不思議ちゃんとしか言いようがなく(笑)事件写真を見た時のパニックぶりと普段の冷静な感じが非常にギャップあって面白かった。今後もう少し語られていく筈なので期待したい。
そして、ローレン。どうなるかと思ったけど、どうやら次巻で詳しく掘り下げられるようなので、非常に楽しみ。まさかNASAの部分がローレンからのメッセージだとは。彼は一体どんな暗号を残しているのかなぁ。
平賀のパートナーがロベルトと知って何か残しているかも、という部分がすごく好きだった。ちゃんとローレンもロベルトを認めていて、3人でチームだったんだなって思えたので。
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なんと奇想天外な結末!宇宙も全て神の手のひらの上なのか、、、
しかしその意思の伝達者がケツァルコアトルで、世界語を話すことができるとは!
だから子供も死んだ。
磁力がキーならばこそ奇跡も起きた。
これまでとは全く違うタイプの話であった、、、
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当分新刊は出ないと思っていたので、案外早く出た印象。
バチカンシリーズは真っ向からあらゆるオカルトに挑戦しているシリーズだと思うのだけど、今までは比較的藤木さんの得意分野っぽいものが多い気がしていたので、ついていくのに必死なレベルの蘊蓄も「ああこういうの好きそうだよね…どんだけ文献読み込んでるんだろう…」なんて思っていたんですが、ここへきて「そっちもいけるのか藤木…しかもこのレベルで…!」と藤木さんの新境地を見た。
実際何処までが事実に基づき、何処からがフィクションで、何処までが実現可能で、何処が空想なのかわからないけれど、知識の有る無しを差っ引いてもその境界線を自然に繋げるのがフィクションの面白さであって、しかしそれにはギリギリまで正確な事実に基づく事が前提にあって、いや、もう、ほんとに藤木さんの引き出しはまだあるんだな。久しぶりに突き抜けた感じ。
毎回常人では1つをまとめあげるであろう事象を、藤木さんは3つくらいぶっこんでくるので、読み手もかなりお腹いっぱい食傷気味になるものの、力技できっちりまとめてくるこの体力と言うか精神力というか勢いはすごい。それが同じ濃度で続いているのがまたすごい。
朱雀とか鬼一のシリーズは濃度は変わらないけれど、1冊ずつのまとめあげが、次に繋げる為だったのかもしれないけど、微妙にほころんできてしまった印象があって、途中で挫折してしまったのだけど、この濃度はこのくらい1話完結に近いまとめ方をしてもらった方が、満足度とか達成感(笑)が実感できて良いと思う。
しかし次の新刊はローレン回だと思っていたら完全に持ち越されたよ!おおお気になる!
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テーマはとても興味深く、さまざまな事象が想像を超える形で繋がってゆくところはいつも通り、とても面白かったです。
ただ今回は全体を通して盛り上がりがなく、最後まで単調だったのが残念。
次巻が楽しみです。
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奇跡調査官シリーズ、今回の表紙は謎のインド人。ローレンに変わる新しいサポート役のようだ。
メインストーリーはこのインド人とは関係なく、アステカ文明の謎が絡んだ奇跡、今回は事件とか人の意思ではなく奇跡的な内容だったが、果たして奇跡と認定されるのか。
非常に科学的な説明の記述が多いが、作者は、どんな人なんだろう?最終的な結論もかなりぶっ飛んでいてなかなか楽しめた。
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シリーズ7作目
今回の舞台はメキシコ。ロベルトと平賀の前で浮かび上がる彫刻。表れた神の道。これは奇跡なのか。
うーん。何て言うか…。これはホラーなのか?
結構好きなシリーズなんですが…、このモヤモヤをどう言えばいいのか。一冊の中に面白い部分とそうでない部分が混じりあってて、読後一番に思ったのは「疲れた」でした。ピラミッドや歴史なんかはかなり好きなのですが、本書はどうもアタシには合わなかったみたいです。残念。
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神父コンビは通常運転。ただいつもの黒幕某司祭もとんでも状態で放置されている某捜査官も今回は出番なし…でローレンが少し存在を匂わせている今作。ハラハラするような展開は薄目だなーと思いつつ読了。相変わらず面白い、んだけどすごく盛り上がる山場がなかったせいか、それともラストの平賀の超推論についていけなかったせいか、読み終えるのに時間が掛かってしまいました…。次巻に期待。
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まだ発見されていない生物や解明されていない物質はまさしく奇跡なのだなと思いました。宇宙規模だしにわかには信じがたいけど、そういうことがあったら…と考えると夢があっていいなあ。この辺の宗教の歴史とかをもっとじっくり勉強したくなりました。面白かった!平賀とロベルトのコンビは相変わらずで読んでて安心だったし、ローレンが少し現れて(?)うれしかった。けど、次はローレンを巡って平賀とロベルトが対立しないか心配です。早く次を読みたい!あと、チャンドラがちょっと可愛くて好きです。
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⑧
だからそれは電顕じゃないでしょ…という突っ込みはもうし飽きたけど、やっぱりまたしておく。それは実体顕微鏡でしょうよ。でも読んじゃうんですよ。だっておもしろいんだもん。
今回は黒幕のあの人が出てこなかったので、純粋に調査官してる感じがする。
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これは、シリーズで一番唸りました。本当に文系とか理系とかを超えてとても学問的で、かつとても心をくすぐるものがあります。知的好奇心を、満たしてくれる一冊。電子書籍で読んでしまったのが残念な点。
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前作まででそろそろ完結編に向けて進んでいくかと思っていたのに、全然その気配がなくなっていたので少々ビックリ。著者の本はどこまでが真実で、どこからが想像なのかの区別がつきにくいので、逆にすべてが嘘っぽく感じてしまう。ただし、今回はあまりにも荒唐無稽すぎて、これまでの世界観とは違和感だらけ。次回作以降もこの感じだとついて行けないかも。ところで、前回までに積み残した謎はどうなったんだろうか?きちんと解決させるつもりはあるのかと少し心配。
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シリーズ7作目。メキシコで起こった目を疑うような「奇跡」。それとともにその地の異教の神の正体をも解き明かす、おそらくシリーズ最大ともいえるスケールのミステリ。
謎のインパクトはとにかく凄いけど。正直奇跡の真相や、異教の神ケツァルコアトルの正体は「そんなのありっ!?」と絶句してしまうほどのトンデモ科学。でもありえないとは……言えないのかなあ。
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新キャラ、チャンドラ・シン登場。調査のあれこれはいつも難しくて流し読みなのですが…何か違う意味で凄いような感じが。
今回の舞台はメキシコ。ローレン不在のまま奇跡調査に赴く平賀とロベルト。そこでのカソリックと土着の信仰の姿は物語の中でとても魅力的で、久々にこのシリーズでは一冊完結として面白かったです。そして、最後に驚く事実も…。
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空中に浮かぶ十字架と光り輝く道の奇跡認定のために調査を開始する平賀とロベルト。
メソアメリカのざっくりとした歴史と神話に苦戦し、平賀の宇宙語ともつかぬ科学的考察に放り出したくなる話でした。いやいや今回もバチ官らしかった。
新キャラのチャンドラ・シン博士は話し方やメールの印象から冷静な人だと思ったけど、モニタ越しに泣き出したのには驚いた。
けれどこれミステリー小説ですよね、ホラーって印象がもうないです。
帯にあったプレゼント企画当選。
まさかの宇宙人登場。朱雀とローレンの関係は本編には関係なさそうだけどドキドキ。十六でTOROとか読めないってとツッコミつつローレンとロベルトが対峙するのが楽しみになる一冊でした。
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前回の短編集で終わったのかと思いきや。
新キャラ登場&まだまだこの後も続くようです。
いや、嬉しいけれども。