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今読んでいる最中なのだが、なかなか読み進まないのよ…「アルケミスト」や「ベロニカ〜」に比べてより観念的な気がする。旅行記っちゃ旅行記なはずなんだけどね。
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−読後−
筆者のサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅の実体験をもとにした、ファンタジックな展開を中心に据えつつも、あくまで一人の男の心理を描いた作品。
純粋に旅をしたくなる。
人生は結局、自分との戦いでしかないから。
それを認識するだけではダメなんだけどね。
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簡単に説明すれば、巡礼の旅の記録。宗教的(特にキリスト教)な予備知識があった方が楽しめる作品。内容は難しいかもしれないけど、生き方について考えさせられるタイプの本です。これは事実なのだろうか?と思う部分も多々あると思いますが、そんなことは気にしないで読みましょう。
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キリスト教徒がかつて…今なお巡礼する南仏からスペインへの「サンチャゴの道」。主人公パウロは待ち受ける様々な課題を解き明かし、巡礼を無事に終えることができるのか?
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パウロ・コエーリョの経歴を聞くと、胡散臭さが拭い去れない。最近流行のスピリチュアルという言葉に私が拒否感を抱いているからだろうか。本書はサンチアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼記として道々が興味深い。サンチアゴ巡礼を視覚的に楽しみたいのなら映画「サンチアゴ・メッカ…」が道程のスペインの雄大な自然を上手く描写している。
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スペインのサンチャゴ巡礼の旅が描かれているが、その道は自分と向き合い試される、厳しい道である。魔術的な香りのするフシギなお話。
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自己探求の先にあるもの/哲学と神/歩くということ/生きるということ——が「語られる」というよりもむしろただそこに「書かれている」だけ、のような感触。それでいて淡々としているだけでもなく、砂っぽい空気の温度や杖の感触、ざらつく肌の質感まで伝わってくる現実味がある。
一編の長編映画を観終えたかのような読了感。
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ブラジル人の主人公によるスペインの聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅路の物語。コエーリョ氏の自伝的要素が強い作品だそうです。
主人公は、ある宗教的秘密結社に所属していて、その教団においてマスターの証とされる「剣」を、探し出すために聖地への旅に出ます。
宗教色が濃い作品なので、人によって好き嫌いが分かれるかと思いますが、日々起こる出来事を、自分の感覚を研ぎ澄まして見つめ、さまざまなサインやメッセージに気づいてゆく直感活用入門書としても参考になりそうです。
個人的には、「剣」が象徴するものや、巡礼者の呼び方のひとつ「ワンダラー」など、重要なキーワードを見つけて、気づいたことが多々ありました。
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ブラジルの作家で、自らのスピリチュアルな体験に基づいた神秘的な小説を書くことで知られるパウロ・コエーリョの処女作。
秘密結社の儀式で失敗を冒した主人公は、その失敗を挽回するために巡礼の旅に出る。その旅の過程で出会う人との出来事や不思議な体験を通じて主人公は、人間にとって何が重要なのか、なぜ儀式のとき自分は失敗したのかを学んでいく。そして最後には…。
小説の中で、主人公の旅のガイドとして登場する男、ペトラスが語る”夢”についての独白を要約しておきます。
「食事が体に栄養を与えるように、夢は魂に栄養を与える。だが人はともすれば、夢を子供じみて現実離れした、実現不可能なものだと決めつけて夢を殺してしまう。夢を殺すと、
1.時間が足りないと感じるようになる。本当は、やりたいことを実現するだけの時間は十分にあるのに、ほんのわずかな仕事にも注意を向けず、何もしない人になってしまう。
2.人生には何も望まないほうが賢くて公正で正しいと思うようになる。そして人生に戦いを挑む人をすべて”愚かな敗北者”と決め付けて比較することで自分の想いに確信を持つようになる。
3.まるで日曜の午後のような、一時的な安逸を手にする。そのことで自分が成熟したのだと思い込み、何ひとつ人生に要求しなくなる。
こうして、夢を殺した人間は一時的な安逸を手に入れるものの、やがてその夢の死骸は腐り、魂を蝕んでいく。まわりの人々に冷たくなり、自分自身にも無関心になり、やがて病気やノイローゼを引き起こして遂には死を望むようになる。」
かなりシビアに人間の目指す道を示しているので読んでいて苦しいこともありますが、それをはるかに上回る感動があると思います。人生の面倒なことすべてと向き合う覚悟が決まったらどうぞ。
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パウロ・コエーリョさんの作品。
この方の本を読むのは、これが2冊目。
ところどころ、考えさせられる部分があり、
読んだあとには、少し心が洗われた気がしました。
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ほんとに不思議。
スピリチュアルとか、ここまできたら怖い。
この本読んで、きっと作者に会えるって巡礼に出た人が、実際に巡礼の最後の地で作者に出会ったとかいうエピソードをどこかで聞いた。
ほんとにほんと?
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途中、読むの結構辛かったです。
実体験を元にしているとの記述にびっくり!!
もしかして、魔術とかもマジなんですか??
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(2006.12.08読了)(2006.03.29購入)
スペイン北部にキリスト教徒の巡礼の道と言うのがあります。聖ヤコブの遺骸に詣でる道です。ヤコブ(Jacob)は英語ではジェームズ、フランス語ではジャック、イタリア語ではジャコモ、ラテン語ではヤコブと呼ばれます。スペイン語ではディエゴですが聖ヤコブは、サンティアゴ(Santiago)となるようです。
「星の巡礼」と言う題名からこのサンティアゴの巡礼の道を辿るキリスト教徒の少年の話なのだろうと勝手に決めて、読み出したのですが全然違う内容でした。
途中で読むのをやめるべきでしたが、読み出したら何とか最後まで読んでしまおうという主義なので、最後まで読みました。小説は、ある程度主人公と同化して読むものですが、残念ながら同化できませんでした。
主人公は、神秘主義の世界的な秘密結社「トラディション」の会員で、いわば免許皆伝をもらい損ねて、ブラジルからスペインの巡礼の道に出かけ、もう一度免許皆伝をもらうための修行を課される。認められると「魔法使い」になれる。この本の原題は、「魔法使いの日記」です。原題のままで出すか、せめて副題にでも「魔法使いの日記」を入れてもらえば、読まずに済ませられた様に思う。
神秘主義に興味をお持ちの方向きの本と言うことでしょう。
●キリスト教徒の三つの聖なる巡礼の道(18頁)
巡礼の道を究めると一連の祝福と免罪が与えられる。
第一の道は、ローマの聖ペテロの墓への道であった。第二の道は、エルサレムのキリストの墓へ詣でる道であった。第三の道は、使徒の一人であるサンチャゴの遺骸に詣でる道であった。その場所はサンチャゴ・デ・コンポステーラ(星の野原)と呼ばれる。
●イエスとヨハネ(79頁)
「洗礼者ヨハネは砂漠へ行ったが、イエスは罪人の中へと入り、最後まで旅をし続けていた」
●時代(143頁)
「私(老婦人)が子どもの頃には、少なくとも一日に一人は巡礼がここを通って、コンポステーラに向かっていったものよ。戦争とフランコの時代の後は、何が起こったのかわからないけど、巡礼は止まってしまってね。きっと大きな道路を作ったからでしょうね。この頃は、みんな自動車で旅行しますものね」
著者 パウロ・コエーリョ
1947年 ブラジル、リオデジャネイロ生まれ
1970年 メキシコ、ペルー、ボリビア、チリ、ヨ-ロッパ、北アフリカを放浪
1974年 反政府運動の嫌疑をかけられ投獄
1987年 「星の巡礼」を出版
☆関連図書(既読)
「アルケミスト」パウロ・コエーリョ著・山川紘矢・亜希子訳、角川文庫、1997.02.25
(「MARC」データベースより)amazon
スペインの北部を東西に横切っている巡礼の道、「星の道」と呼ばれる古来からの道を歩いたことにより、オカルトや魔法に夢中だった著者が真のマスターへの道とは何かを発見するまでの物語。
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大好きなパウロコエーリョの処女作。
彼自身の体験を基にして書かれたサンチェゴの巡礼の道。
自分が向かっている場所、探してるもの、その裏にある夢や目的や理由を忘れないこと。
何で自分はその場所に行きたいのか、何で自分はそれを見つけたいのか。
手段はいつもただの手段でしかないとこを忘れないこと。
本当の目的をいつも忘れないでいること。
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『星の巡礼』(パウロ・コエーリョ、山川 紘矢ほか訳、角川文庫、1998年)
表紙が綺麗な絵で、思わず買ってしまった本(笑)
ある教団の試練に失敗した主人公が巡礼の旅に出て、その道中でさまざまな体験をしていく。目的地に向かうその道中には無駄なものは何ひとつない…。
人生も同じなのかもしれない。人生に目的を持つことは大事だけれど、その目的を達成した上で何をするのか?なのかが大事なのかもしれない。
小説を読んでそんなことを考えた。
でも結局目的は何だったのだろう?
(2009年3月31日)