電子書籍
映画版のベース
2017/09/20 12:22
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投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハゲタカ映画版のベースはこの小説です。赤間自動車は、トヨタと日産の悪いとこどりのような会社だと思いながら、あっという間に読破しました。
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莫大な外貨準備高を元手に、中国が国家ファンド(CIC)を立ち上げた。若き買収王・賀一華は日本最大の自動車メーカー・アカマ自動車を標的にする。さらに鷲津政彦を誘い出す。「一緒に日本を買い叩ききませんか」。日本に絶望した男はどう動くのか。産業界の中枢に狙いをつけた史上最大の買収劇が始まった。
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映画「ハゲタカ」の原作。映画は観たが、そういえば読んでなかったなあと思い、購入。上巻はまだ、クライマックスに向けての伏線という感じだったので、評価はしづらい。
鷲津役を演じた大森南朋はこの映画で初めて知ったが、その後のドラマとかで観ても、鷲津のイメージが抜けない・・・
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この作家が大好きだ。
緻密な取材と大言壮語的な発想、そしてそんなに拡げていいのかと思う物語を無理なくまとめあげる筆力。
いつも感心する。
『ハゲタカ』シリーズの第3弾であるが、シリーズ史上最高の出来だと思う。
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ハゲタカの3作目。
最後の最後で貧乏くじを引いてしまいましたが。(笑)
いい作品でした。
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2011年07月 03/043
映画版「ハゲタカ」の原作本。映画とはかなり違ってストーリーは複雑です。映画のイメージが強いので引っ張られながら読みました。
あっという間に読んでしまいました。
原発を扱った「ベイジン」も書かれているだけに今後の著作が気になります。
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久々に読んだ鷲津さん。中国がテーマで、やっぱりグイグイ読ませてくれます。
しかし、ちょっと登場人物が多い割には薄っぺらい感がある人が若干いるのと、前作までを読んでないと登場人物をよく理解できない点などは、少し残念です。
映画「ハゲタカ」の原作ですが、内容はぜんぜん違います。映画の方がちょっと面白かったかも。
買収防衛策の想像がついてしまったのは、うれしかったのか微妙なところ。
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「ハゲタカ」「ハゲタカ2」の続編。
企業買収劇に関わる人たちの物語。
経済のことがよくわからなくても、楽しめるし勉強になる本。
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鷲津再来。
中国のソブリンウェルスファンドとのせめぎ合いにワクワクしながら一気に読んでしまった。
早く下巻が読みたい。
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ハゲタカシリーズの3作目
映画とは内容が若干違うが、原作であるだけあって、内容が濃かった気がする。
中国のソブリンファンドは怖いし。さすが「GDPの3割が賄賂」の国だけあるw
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ハゲタカシリーズ完結編?パート1からずいぶん時間はたったけど、やっぱりこのシリーズ面白い。
この間なぜか自分が芝野建夫になって、再建先企業の会議で罵声を浴びる夢を見た。そのくらい面白かった。
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(上下巻合わせてのレビューです。)
真山さん最新の文庫本。
実は文庫化が待ちきれなくて、
映画まで見に行った作品(しかも一人で)。
予想通りというか期待通り、文句なしの★5つです。
日本の架空の自動車メーカー(アカマ自動車)をめぐる
主人公ゴールデンイーグルと中国ファンドの大買収合戦劇。
中国という国家の大きさや複雑さが物語に表現されていて、
今まで以上のスケールの物語になっています。
ハゲタカシリーズもこれで3作目。
もう続編はないのかなぁ。。
なかなかこれまで以上の作品を出すのは難しいですが、
真山さんには頑張ってもらいたいなぁ。。
(なんて、思っていたら、続編が次々に出ているようです。楽しみ!)
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日本を買いたたく.
と, 豪語した鷲津政彦に中国国家ファンドが手を差し出す.
そしてターゲットは日本の自動車メーカ.
その誘いを拒み, 日本の自動車メーカのホワイトナイトに名乗りを上げる.
様々な防衛策を繰り出しながら, TOB 阻止を目論むが, ついに現れた真打ちの前にさすがの鷲津も窮地に立たされる.
そのとき鷲津が取った秘策とは...
ハゲタカファンドと呼ばれて 90 年代の日本経済を席巻していた米国ファンドをモデルにした小説.
90 年代は確かに, バブルがはじけた混迷の日本を叩いていた.
それから 10 年.
今度は IT バブルと呼ばれるバブルがはじけ, さらには, サブプライム問題, リーマンショックとその米国自体の屋台骨が揺るぎだした.
そんな中書かれたのがこのレッドゾーン.
舞台の主人公は中国の国家ファンド.
このレッドゾーンはすでに映画化されていて, 本書を読む前にすでに映画を見ていた.
主観だが, 映画の方が私は面白かった.
上述のように, 中国国家ファンドと一緒にサブプライム問題も組み合わせた筋立てにしてある意味無駄がない気がする.
小説の中では, あれもこれもと気を遣いすぎ, 盟友とも言える, 芝野建夫や上海の弁護士やかつての同僚のアランの死の真相まで話を広げすぎている.
確かに多少のつながりはあるものの, 本筋にむりやり絡めた感が拭いきれなかった.
そして, 自動車業界を舞台にしたことにより, アメリカ BIG3 の内部問題にまでメスを入れている.
これはこれで話を盛り上げているが, 取って付けたような感じがする.
全体としてあれもこれもと詰め込みすぎてしまい, 収集がつかなくなってしまったような感じがする.
前作のようにもう少しテーマを絞った方がファンドの小説としては完成度があがったような気がする.
それを上手くまとめ上げた映画の方が面白く感じた理由かもしれない.
映画は映画で小説は全く違う世界を築き上げてしまっているのは, 如何なものかと思うが, 映画独立見ればそれなりに楽しめる.
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大好きなハゲタカシリーズの続編。
最初のハゲタカシリーズのインパクトが強かったので、こちらはまぁ普通という評価★★★。
でもリアルさというところでもハゲタカシリーズのがおもしろかったかな。
単に中国の情勢に自分が疎いからなのか。
とりあえず近いうち中国行きたい。
うーん、今年中に上海かな。
アジア・中国の躍動を肌で感じた上で、自分はどうするのか考えてみたい。
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上下巻、巻措くあたわずという感じで一気に読みました。
本書では日本を代表する「アカマ自動車」に
中国国家ファンドが買収をしかけます。
映画版『ハゲタカ』(2009年)の原作にあたりますが
映画版との違いもたくさんあり、非常に面白かったです。
映画版で描かれた賀一華の悲哀や
リーマンショックを思わせる大暴落への展開は
映画版オリジナルですが、
アカマ自動車の防衛策や創業家の問題、
賀一華の背後関係、鷲津への中国国家ファンドからのアプローチ、
アランの死の真相なども小説では書き込まれており、
読み応えたっぷりでした。
読者の興味をぐんぐん引っ張る力は本書でも健在で
カタルシスを味わわせてくれる書き手だといつも思います。
エンディングがやや弱い…理想的過ぎると感じますが
この著者の作品を引き続き読んでいきたいと思います。