紙の本
抱腹絶倒の長編小説
2005/10/29 11:45
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GKO - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は『吉里吉里人』を全部読んだが、『吉里吉里人』は自分が面白いと思うところだけをとばしとばしで読むのがお薦めである。
やはりこの本でも『ブンとフン』と同じように、井上ひさしが得意とする言葉遊び(ダジャレ)が読みどころである。
しかし、こんなに長い話を読んだのに読後感はそれほどなかった。
最初のほうがおもしろいので上だけ買うのもいいと思う。
中学生でもすらすら読めたので中学生くらいから充分楽しめる。
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実はわしが持っているのは、文芸書。話題だったんで買ったものの、あまりの分厚さにいまだに読む気にならず。
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日本国に対して愛想を付かした東北地方の吉里吉里村が日本から突如独立を宣言し独自の国家を形成する話。
日本の諸問題に対してズーズー弁を交えて面白く言及している。
また、憲法九条に関する記述があり、偶然にもタイムリーな話題も盛り込まれている。
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ある日突然、東北のある村が独立した。彼らは自分たちのことを「吉里吉里人」と名乗った。
突然の独立に騒然とする日本人たち。独自の世界をいく吉里吉里人。愉快な設定です。
内容は凄く興味をそそられる。なんだけど、なんか気持ち悪い。生理的に気持ち悪い。
でも読んでしまう。そんな話。
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77/100 No.62「長門有希の100冊」
81年 第33回読売文学賞、82年 第2回日本SF大賞受賞作
小説家 古橋健二が旅行雑誌の取材のため東北へ
しかし目的地にはたどり着けず、列車が通過するはずの途中の村が突然日本からの分離独立を宣言したのだ。
突飛なお話です。
吉里吉里語なる東北の方言が可笑しいし、合わせてお話途中にある古橋の生い立ちも笑える。
記憶を一時も留める事が出来ない病気を患い、ある出来事が切っ掛けで一転、記憶異常増進症という奇病にとりつかれる・・
このくだりが面白い。
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ある日の早朝、日本国から突如田舎の小さい村が独立宣言をしたことからこの物語が始まります。吉里吉里語も読み応えあり。
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これは傑作ですね。
独立国家吉里吉里国。その思想とシステム。
井上ひさしっていうだけで食わず嫌いであまり読まないんですが、
これは意外にもとても面白かったです。
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言わずと知れた井上ひさしの代表作
ズーズー弁といわれる東北地方の、おそらく宮城県と岩手県の境あたりの言葉の教本にもなるすばらしい娯楽小説です
読み応え充分
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高校生の頃、井上ひさしの作品で初めて読んだ本でした。
見返してみたら、上巻は文庫の初版でした(中・下巻は4刷)。
文庫になるのを待っていて読んだのだったなぁ、確か。
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東北地方のある小さな村が、ある日突然独立国家になった。
たまたま取材旅行で東北に向かっていた作家、古橋はそのおかしな独立国の中で、日本という国の矛盾を知っていく。
コミカルに描かれてはいるが、「国家」というものの暗黒面はゾワリと粟立つ気持ちがする。
使い分けられた文体、言葉遊びの面白さ、丁寧に調べられた方言の細かさ、知識すべてに驚かされる。
文庫で全3巻
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おもしろいが・・・
話のスピード感がなく
ズーズー弁の解説とか、
吉里吉里国憲法の説明とかが いやになってくる
ゆっくり読んでいく タイプの本なのかな。
「トヌキ」はおもしろかった
続きは…挫折かも
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恥ずかしながら、なぜか私、これを何だか違う系統の古典と勘違いしておりまして。
4年間、新潮文庫3巻組みに手を出せずにおりました。
先日、作者死去の報に(ミーハーながら)ようやく手にとってみましたところ、
娯楽作品? と。
*
発想が自由、なようで実直というか。
言葉とか、わからなくなりそうだなぁ、と。
星新一が、電話のダイヤルをまわす、を番号を押す(なんていうんだ?)に書き換えるような作業を繰り返してた、みたいな話が出てきてしまいそう。
(SFなのに、ではなくSFだからこそ。)
*
当然、いまはわかるし、なるほどなぁ、と思うようなことも結構ある。
ぽろぽろと気晴らしに読み勧めるつもり。
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出だしの読みにくさはすごい。翻訳小説かと思った。
1章の半ばまで行く頃には面白くなってくる。
日本から独立する吉里吉里がどうしようもない(思想はまともなんだけど笑える)、主人公のおっさんがどうしようもない。全体的にアレな感じで笑える。
田舎に帰って親戚と飲んでたらおじさんが話し始めるようなどうしようなさ。
面白いけどオススメしにくい。下ネタ+方言が大丈夫ならぜひ。
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何ともユニークな話。東北のある地域が独立を目ざし日本と戦う。
東北弁が猛烈に大量に出てくるので、一筋縄では読めない。。個人的に東北弁に馴染みがあるつもりの自分だったが、苦戦した。複雑怪奇な東北弁に妨げられて、なかなか読書がはかどらない。
でも、物語はおもしろいから、中巻も買ってきた。
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・11/7 ひさしぶりだ.しゃれでなぐ.Book Offに3冊まとまってあったから迷わず買ってしまった.なつかしいかもしれないが、あまり覚えてないな.
・11/16 読了、かな?あんまり最近忙しくってこれ書いてる暇もない.余裕もない.