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最終巻!
すごくきれいにまとまってるなぁ。
これがやり遂げたかったことなのかぁ…。
してやられた感がすごい。
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3巻で非常によく纏まっている。
現代のネット問題っぽいのを取り入れて(コンビニのバイト炎上事件のネタなど)物語を隣に感じられるようなリアリティさが良かった。
その分、着地地点がネット社会から個人の問題に飛んでしまったのがちょっと残念な気もするが、こういうシメ方もありかな。
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1巻で自尊心を奪い取ろうとする何かを憎んでいる。日本に殺されたヒョロ。理不尽に怒る2巻。それが誰かのためになるという間違いのない確信を得た時、人は利得を超えた行動をとることがある。
それが誰かのためになるという間違いのない確信を得た時、人は利得を超えた行動をとることがある。まさにそのセリフを体現した男たちのたったひとつの目的が完遂された最終巻。
時にそれは立場さえ越える。1巻から通して繰り広げられたシンブンシの犯行はあくまで日本の闇に殺された仲間のヒョロのためのものでした。確かに、今流行のバカ共が起こすネット犯罪をただ罰するだけではただの神様気取りの犯行にしかならない。それでも、僕は2巻の社会の理不尽黙って耐えてしまう人間に怒るゲイツや1巻の予告動画で自尊心を奪い取ろうとする何かを憎んでいるという言葉に感情が宿っていた気がします。だからこそ、敵である警察官の立場の吉野を最後まで動かす結果にもなり得たのではないかと感じ取れました。
社会から弾かれ、どん詰まりの人間でも、どこかで人のために何かができるかもしれない。それが人間の悪意を利用することになったとしても。単純な感情の発散が主のネット犯罪を題材にしながら、そういった人間が持つ尊厳を背骨に使ったことでとてもおもしろい作品だったと思います。筒井作品ではおなじみの喜多嶋もでて、若干ニヤリもしましたし、次の作品が楽しみです。
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そうきたか、とかなり裏切られた。しかし、ここまで頭が回る人間ならここまで落ちなかっただろうにと、誰しも思うだろうがそれはフィクションなのでね。
ネット時代をよく切り取ってるなぁと感心しました。面白かったし、最後は感動と驚きを与えてくれました。
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意外な結末、他人のためにここまでやれるのか?
ここまで切れるやつがここまで落ちぶれるのか?あるいは一旦落ちると上げれない社会なのか?
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え? え? え??
こんな終わりですかと唖然としました。いやまあすべてに理由づけしたがるのは人間の悪い癖なのですが、女刑事と同じように感じてしまったのは否めません。だってなにかしらの理由があると思っていたら他人のためというそんなもので大仰な理由があったわけではなかった、と。或る意味当然のおこないだし、絆みたいなものとでも捉えられるでしょう。
現在の社会はなにもかもが希薄です。リセットできる手軽さと恐怖。
嗚呼、きっと現実はこんなもんなんだろうなあと思わされました。
漫画喫茶にて。
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3巻で完結という、濃密な高密度で突っ走った。
彼我のスタンス、主張に共感する必要は無いが、良く練られ、考えさせる作品として評価できる。
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動機に共感でいないため、多少スッキリしない感はあるが、概ね満足。下手に高尚な理念などを持ち出すよりはいいと思う。
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シンブンシと語る男がネットに制裁予告動画を投稿し、制裁を実行していくという内容。
実行の理由も少しずつ明らかになってくる。
現実で起こっていることを参考にしている点が多く、本当に起こりそうな感じのストーリーだ。
3巻で完結。
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貸していただいて読みました。
この3巻で完結です。
最近の長編漫画にはない疾走感と内容の濃さでとても面白く読めました。
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完結巻。
社会や若者の観点は面白い。時事ネタも突拍子もない話にリアリティを与えていた。オチは現代社会としてはいいのかな。
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面白かった!!復讐する者たちの背景を殊更感動的に、読者が同情を抱きやすく描くのでもなく、かと言って自分たちの被害者的立場に自己陶酔する事もなく、こういう男たちがああいう出会いをして、テロ行為に及んだのは、誰かの代弁者として義憤を振りかざすでもなく権力に噛みつく様を英雄視するでもなく。高望みすれば捜査側の主役である捜査官を男性にしてくれてたら、髙村薫女史描くところの男臭いクライムノベルレベルに至ったのではないか、と思った。男臭い感じで更に面白かったろうな、個人的に、って思う。『マークスの山』ばりに。最期もなぁ、すっごい泣けた気がするよ。
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まさか本当の目的が
こんな些細なことだったとは。
ゲイツはヒョロのことを
本当に大切に思っていたんだ。
吉野警部もいいキャラクターだったな。
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面白かった。筒井さんは本当に漫画がうまいと思う。
映画っぽいなと思ったら映画化するのかー。映画っぽいのと映画はまた違うんだけどな。なんでもかんでもさぁ(ブツブツ)
とっても切ない犯人だった。それにしても吉野警部補ちょーかっけー。
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二巻最後の引きがあまり好きではなくて、読むの忘れてたけど、読んだら面白かった。
こういう計算されつくしたのはいいなあ。
たまに読むといい。
主犯の心情がちらっとでも描かれてたらまた別なのかもしれないけど(描かれ方によっては駄作にもなるかも?)、あくまで警察主体なのも計算かなあ。