投稿元:
レビューを見る
2巻まで読了。
フィンセント・ファン・ゴッホの弟に焦点を当てたお話。偶然学校の美術史で話を聞いていたのもあってアプサントとかわかってよかった!
少々流れが早すぎる気がしたので星4つ。内容的には5つですが…2巻完結だから仕方ないんでしょうか
投稿元:
レビューを見る
知ってるか 兄さん。
心を揺さぶられて仕方がない作品に出会った時のことを
なんて呼ぶか_____恋だよ
偉人について詳しくない場合、まず兄弟の存在については
有名でない場合あまり考えないと思う。
しかしこれはゴッホの物語ではなくゴッホ兄弟の物語である。
1巻は画壇に鋭い刃で切り込む弟テオの存在が大きく目立ち、
新しい芸術を新しい方法で広めようとしている姿に鮮烈さを
感じる。
そしてゴッホと世に名を知らしめる兄のフィンセントは
感じるまま、そのままの芸術をキャンバス描く姿が描かれている。
全く違う生き方をしている2人の兄弟が再会するときに
起こるのは奇跡か、はたまたあの悲劇か。
最期まで描かれるのかによって全く評価が変わりそうな1冊。
美術面に対して、詳しくない者から言うと、登場人物・作品の
詳細や注意書きなど、少々時代背景を説明してもらえると助かる。
新しい芸術と愛と憧憬と嫉妬を背景にもつ兄弟の物語は
始まったばかりである。
あんたと一緒にいたことは
俺の人生の
一番の幸福で 一番の不幸だったと思う
投稿元:
レビューを見る
私は正直、芸術史に詳しくないし、ゴッホの画も高校時代に美術の授業で教科書に載っているものか、仕事で美術館や顧客の屋敷に行った時くらいしか、お眼にかかった事がない
アートな漫画、猿渡先生の『GOKUSAI』でも登場するが、特別、好きな画家でもない。何を描きたいのか、それが判らない分、ピカソの方が好きかも知れん
それだけに、穂積先生が、この『さよならソルシェ』を執筆するに当って、重厚な取材を繰り返し行なったのは容易に察せられる
ゴッホ兄弟に対して興味がある、とか、ゴッホの絵が好きだから、のような読み手にも判り易く、納得できる理由でなく、何と表現したらいいのか、叶わぬ恋に精神に以上を来たしかけている生娘の割れた嬌声すら耳に響いてきそうなほどの、憎愛と言い換えてもいいほどの、双眸を逸らせなくなるほどに漆黒の恋愛感情が詰まっていた・・・正直、怖さすら覚えた
『式の前日』で世の注目を集めに集めた穂積先生だが、どうやら、同じステージに立ち続けるのが我慢できず、成長に対して貪欲すぎる漫画家だったようだ・・・・・・
もしかすると、作中に出てくるテオドルスの「絵を描くしか生きている意味がないからだ」は当時の画家の生き様を記し、読み手に向けたものでなく、自分が歩いてきた方に柵を立てて引けなくなるようにするものじゃないのか、そう思わせるほどに重々しい
この先生が、どんな進化を遂げるのか、見ているのが怖い一方で、楽しみでもある。ただ、これだけは確信がある、この先生の漫画は、人の人生を揺さぶってくる、どちらの意味でも。読んだ側、受け取る側の心の持ちようがしっかりしていれば、大丈夫だとは思う
あと、蛇足かもしれんが、出てくる男性キャラが全員、タイプが違う美男ってのも女性(一部の男性陣)にとっては嬉しいポイントだろう
投稿元:
レビューを見る
ひまわりの絵で有名なゴッホの弟、テオドロスが主人公の話。
まだ無名の兄の絵の素晴らしさを信じて守っていこうとする弟という感じ。
天才が身近にいるからこその絶望と悲哀。
それを抱えながら世間に新しい芸術とともに公表しようと奮闘する姿がかっこよかったです。
何にでも新しいものに抗おうとする頭の硬い人はいるんですね。
まだ二巻を読んでいないのでなんとも言えないけれどどういうオチにするんだろう。
投稿元:
レビューを見る
ゴッホ兄弟の話。なんだか読んでいてヒリヒリする。多分にテオドルスの危うさのせいなんだけど、彼の飄々とした格好良さから目が離せない。
今後、どうやって夜明けを迎えるのかなぁ。続きが気になる。
あと、絵がちょー好みです。
投稿元:
レビューを見る
さよならソルシエ 1巻:穂積新作はゴッホ兄弟の伝記ロマン
http://orecen.com/manga/bon-au-revoir-sorcier01/
投稿元:
レビューを見る
―あんたと一緒にいたことは
俺の人生で
一番の幸福で
一番の不幸だったと思う――
凄腕の美術商だったというゴッホの弟テオ。
兄フィンセントの終生の支援者として知られます。
ゴッホ終焉の町で隣同士で眠る兄弟の墓地を見て
(テオは兄の死から半年後に亡くなっています。享年34…。)
その結びつきの強さに胸を衝かれる思いにもなりましたが
ほんとうはどんな人だったのだろう・・・
わからないことも多く、まだまだいろんな物語が眠っていそうですよね。
とても興味をひかれる連載です。
権威主義の根強い画壇世界で、
「体制は内側から壊すほうが面白いだろう?」
と、かなり黒々とピカレスクな魅力を持つ男前なテオが新鮮。
ひたすらいい人っぽい?イメージが変わりそうですよ~♪
投稿元:
レビューを見る
ゴッホに弟がいることすら知りませんでした。
世界がすこし広がる漫画。
どう完結するのか気になります。
投稿元:
レビューを見る
主人公がだいぶ黒くて熱い人で「様」付けで呼びたくなる!!絵画のこともゴッホのこともよくわからないけど、おもしろい!!次巻が楽しみ♡
投稿元:
レビューを見る
『式の前日』の穂積さんの連載物第1巻。
舞台は19世紀パリ、題材は画家ゴッホの弟テオ。
まだ芸術が一部のブルジョワのものとされていた時代、市民のための芸術を目指して活動する人間たちの姿が描かれる。
『式の前日』は短編ばかりだったのでまだ実力がわからないなあ、と感じていたのですが改めてこうして続き物が出てみると、やはりこの方の漫画は非常に魅力的だなあと感じる。個人的にはこちらのほうが内容ストーリーともに好み。続きが気になる。
投稿元:
レビューを見る
ふんぎゃーーーーーーーーっ!!!!!!!
おもしろーーーーーーい!
かっこいい!!!!!!!
穂積さんの作品は、ショート・ショートの技法である『新鮮なアイディア、完全なすじがき、意外な結末』が一話一話にぎゅっと濃縮されていると、個人的には感じます。
本当に凄い!凄いよ!面白いよ!
投稿元:
レビューを見る
穂積コミック2作目。
画家になりたくてなれなかった、でも画商としての才能にあふれ、画壇に新風を起こした弟テオと、その兄で天才画家ゴッホの物語。
テオの気持ちが切ない。
他の才能がなくってもいいからその才能がほしいと切実に願う、その才能だけがない。そして身近に天才レベルでその才能がある人がいる、というのは辛くて、幸せなことなのだろう。逃げたくても逃げ出せない。絵も上手だし、その絵があるから、こういうの書かせると上手だなーと思う作家さん。表情とか。
投稿元:
レビューを見る
「式の前日」穂積さんの第二作。これは面白い!芸術とは何か?芸術は誰のためにあるのか?今後の展開に期待大!
投稿元:
レビューを見る
自分がゴッホ兄弟の史実を知らないのでそこでの比較は出来ないですが、単純に漫画として面白かった。
かなり評判なった前作「式の前日」以上に良かったし、その期待を裏切らない出来。
1巻のラストも次への引きとして素晴らしい。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに当たりの新作漫画に出会えたかもしれない。
帯の背面にも記載されている言葉が印象的で、心に残った。
本編とは関係ないけど、表紙の質感も好き。