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紙の本
本能寺の変をめぐる”謎解き”は様々な説が飛び交い、収拾できない様相を呈しているともいえます。
2009/08/22 20:49
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
本能寺の変をめぐる”謎解き”は様々な説が飛び交い、収拾できない様相を呈しているともいえます。
光秀単独説からはじまり、黒幕説が出され、さまざまな人物が黒幕として登場しています。
本書は、黒幕説につても触れていますが、もっと違った視点から「本能寺の変」を考えています。
その視点とは、東アジアの視点。
著者は、東アジア史が専攻で、以前足利義満についても東アジアの視点から王権を考える本を発表しています。
本書の最も特徴がある部分は、暦についての考察です。
現代日本では、当たり前のように太陽暦を使用していますが、その昔は月の運行を基礎にした太陰暦でした。
暦(こよみ)を作成する、ということは古代から中世にかけて朝廷の権威の裏付けのひとつとして考えられていました。農業を基本とする社会では、なにより正確な暦を必要としていたのです。
信長が本能寺の変の前に、暦の変更を朝廷に対して要求したことは事実です。
その裏側には、朝廷の権威と東アジアおける王権との関係が絡んでいるのです。
本書を読んで、結論的なところは提示されていません。
しかし、新たな視点から本能寺の変をみることができます。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
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