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普段何気なく使っている接続詞が、読み手のためのツールであると同時に書き手のためのツールであるという視点が新鮮だった。良い文章というものは、接続詞だけで読み手が大枠を掴むことができ、また同時に書き手自身も頭を整理することができる。
文章だけでなく、プレゼンや普段の話言葉でも応用できる話だと思うので、普段から注意深く接続詞を選ぶことによって、周囲の反応も変わってくるのではないだろうか。
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[ 内容 ]
多種多様な役割を知り、効果的に使い分けるには-接続詞使用のセンスを磨くための小辞典。
[ 目次 ]
接続詞がよいと文章が映える
接続詞とは何か
接続詞の役割
論理の接続詞
整理の接続詞
理解の接続詞
展開の接続詞
文末の接続詞
話し言葉の接続詞
接続詞のさじ加減
接続詞の戦略的使用
接続詞と表現効果
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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接続詞に注意して、文章を書きましょう。
「そうすれば」、文章も読みやすくなります。
「しかしながら」、接続詞を使い過ぎている文章というのは、
かえって読みづらくなってしまいます。
ということで、接続詞のお勉強の本です。
接続詞をうまく使えるように、注意して文章を書くように心がけたいと思います。
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アカデミックライティング(日本語ですが)のマニュアル本はかなり多く出版されていますが,本書は接続詞に焦点を絞っている点で,他書に比べたオリジナリティがあります。
接続詞の使い方しだいで,文章の論理展開がクリアかどうかが決まると言っても過言ではありません。
他のマニュアル本よりも断然おすすめできる内容だと思います。
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なるほど、こら面白い! 筆者である石黒先生のご専門は文章論とのことで、そこから考えると、いわゆる日本語学畑の方ではないと思われますが、だからこその理にかなった発想には「なるほどなー」と呟かずにはいられない。やや納得のいきづらい部分や、冒険的な解釈が見られることを加味しても、十分に役に立つ一冊と言えましょう。
文章・談話になくてはならない接続詞に注目し、どう読み手・聞き手に訴えかけるか、どう書き手・話し手の主張を受け入れるのかの2つの側面の解説は一読の価値はあると思います。どう書くか、だけでなく、どう読むかまで身につけられるのですよ。お買い得。
そんでもって、内容もさることながら、専門的な研究内容を一般向けに書くとはどういうことかを示してくれていることにも価値が見いだせる。なるほど、こうやって書けば門外漢にも伝わるんだな。
もちろん、その結果、研究書としての価値は下がってしまっている感は拭えませんが、普通に読み物として楽しめる書籍でございます。
【目次】
序章 接続詞がよいと文章が映える
第一章 接続詞とは何か
第二章 接続詞の役割
第三章 論理の接続詞
第四章 整理の接続詞
第五章 理解の接続詞
第六章 展開の接続詞
第七章 文末の接続詞
第八章 話し言葉の接続詞
第九章 接続詞のさじ加減
第十章 接続詞の戦略的使用
第十一章 接続詞と表現効果
主要参考文献
おわりに
索引
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仕事を①インプット⇒②付加価値⇒③アウトプットに分けると、
この本は③アウトプットの方法を示す本。
文章(アウトプット)=内容+構造
内容は経験次第、構造はこの本とロジカルライティングで十分だと思います。
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文章を書く時に、適切な文章の繋ぎ方が分からず難儀していたことから、この本を読んでみた。
接続詞の重要性と考え方・使い方がよく分かる、良い本だと思う。
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接続詞について体系的にまとめられている。
文語的な表現も多く、やや読み進めるのに時間がかかってしまったが、これまで何気なく使っていた接続詞を見直すのによい機会となったと思う。
本を読むというより、辞書としての機能もあり、手元においておきたい一冊だ。
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接続詞の用い方をそれぞれの言葉について解説しながら説明している。
なんとなく日本語教授法の延長かなと思った。
つまりは多用しない方が良い。
たとえばはその後に続くのが一つだけの場合は使わない。
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接続詞の効用が体型的に書かれている。
論文では「つまり」が多くなりやすく、そこがわかりにくくなる。
文章をしばらく寝かせて自分と切り離すことの大切さ。
「でも」や「けど」はその展開をさえぎってしまう。
テクニカルライティング
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接続詞を分類、系統立てて各カテゴリーの役割を説明してくれる。さすがに接続詞ともなると使い方がわからないということはないが、要不要や効果的な使い方を改めて考えさせてくれる。前半は分類と説明なので斜め読みだが、本の後半、接続詞による性格診断、自分がよく使う接続詞はなんだろうとか、例文に接続詞は必要だろうかと考える部分は新鮮。
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今まで文章書いてて接続詞についてうやむやしてたことがスッキリした.論文などを書いてる人にはぜひお勧めしたい本である.接続詞の負の面や,文学における創造的な役割などいろいろな角度から接続詞を分析していてとても興味深い.
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割とレビュアーがいるということは話題になった本なんだな。多分,話題になったころに買っているはず。
論文を添削してもらっていたころは自分の文章のまずさに直面し,師匠からも叱責された。それから時間が経過し自分が他者の論文を添削するようになると接続詞の大切さが身にしみた。この本では明解な運用ルールを語っていないが,接続詞の世界が広い,接続詞だけでこれだけ文が書けることを教えてくれる。
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接続詞の類型と微差について、かなり細部まで解説している。日本語ネイティブでも新しい気付きがあるだろう。文章を書く機会がある人には、大きな武器になる知識ばかりだ。
また、接続詞の観点からいくつかの「文学」を解説しているのも、文法書としては新しい。その他の例文も、その文脈に適合したものが選ばれていて、著者の教養と誠意が伝わってきた。
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再読して、良書であることを確認。
普段僕たちは、これだけ微妙なニュアンスの違いを無意識に使い分けてるなんてすげえなあとあらためて思った次第。
とても丁寧で、基本的には淡々とした説明なんだけど、最終章はちょいと感動的。言葉を操れてよかったなあとしみじみ。