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これはいい本だ。特に高校から大学3年くらいの人にとって!!若者が数年で離職してしまうのは価値観と現実のミスマッチ、そんなことは誰でも予想がつく。この本はそのミスマッチが起こる原因は日本社会の根底に潜む問題に直結していることを訴えている。それは年功序列による「昭和的価値観」と筆者は述べているが、それが世代間格差、教育、少子化、福祉といった様々な問題にリンクしている。じゃあ我々はどうしたらいいのか?社会の価値観が変わっていくには時間が必要だ。特に若い世代にオススメしたのは新卒の時期がひとつの分岐点だと思ったから。どれくらいの会社が筆者の言う昭和的価値観に囚われているかは知らないが、既卒のチャンスは明らかに小さいし、就活してる時点で自分探ししてては遅い。時代に合わせた人生設計をするためにこの本が与えてくれる知識は大きいと感じた。(2006/12/3読了)
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富士通の元人事の人が書いてるだけあって、リアリティがあって、面白い。
わたしのトコも、まさにこの本に書かれているとおりの状況。(きっと富士通も同じなんだろーなと思った。)
日本企業の年功序列はそう変わらない。
会社を作るか、外資の会社に転職するしかないのか・・と考えちゃう本。
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今の若者がいかに駄目かと問う本ではなく、若者に優しくない「昭和的価値観」による労働制度の根底を問う本で、若者の考え方に影響を与えてくれる。一億総中流の時代は終わった現在の競争社会で、いかに生き残るか。僕は別に仕事に愚痴をもらすほど不満は持っていないが、先を見据えて警戒心を持っておくことは必要だと感じた。年配の人々の利権よりも、今後の日本を考えるならば、若い世代に託すべきだ。
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毎日残業してんのに明るい未来が見えてこないねえ。
自分のこの先を真面目に思い悩む今日この頃です。
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若者の離職を若者のせいにせず、
制度がわの問題として扱っている点が
新鮮でもあり、なるほどとうなずかされる点も多くありました。売ってしまったのは
ダンナも同じ本を買ってだぶったから。
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若手社員の早期退職理由について、元富士通人事の著者が切り込んでいます。「すでに崩れている年功序列」「年功序列ベースの成果主義」の様相と、入社前に『年功序列』という幻想をいだき、
入社後に幻想に破れモチベーションを失った若い社員の考えとが、非常に分かりやすく描かれている。
このような状況下で、「自分の手で自分の未来を選択すること」の重要性を述べて締めくくりとしている。
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今の成果主義も、結局は年功序列の中での話なのか。
思うに、日本人は情を重んじるから年功序列になってしまう。けど、このスタイルで日本は(特に工業は)発展してきたんだから悪いとは言えないのか。07/1/2読了。
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「入社しても当分は下積みで配属も希望通りにいくわけがないのに、なぜ企業は採用面接でやりたいことを具体的に聞いてくるのか」という、就職活動で感じていた謎が解けました。
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「「年功序列」という幻想のレールを若者に見せることで、年長者は若者から搾取している。」「レールがないことに気付いたときにはすでに時遅し。」「昭和的価値観からの脱却こそが日本を救う。」一度は読んでみる価値があるだろう。本当に幸せな人生とは何なのだろうか?生涯の大半の時間を費やす仕事なだけに、本気で考え続けるべきだろう。どんな人生を生きたいのか?どんな生涯でありたいのか?自分なりの解答を探すことこそがもっとも重要だと感じる1冊。
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古い体質の会社、古い考え方の人間。
現在の会社の多くが抱えている問題点がわかる。
ただ、学生である今、イマイチ理解できない部分があった。
就職してからもう一度読み直したいと思った。
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日本の年功序列社会を紐解く一冊。初めの方は、当たり前の事を当たり前に書いてあって、失望気味で読んでいたが、後半の若者にツケを回す国あたりからおもしろくなってきた。現状把握のために若者達にも読んでいただきたいが、個人的には企業のお偉いさん方にも一読していただきたい。こういう実態であるという意識がないと思われる、現代社会。それを牛耳っているのは紛れもない管理職の方々。この本を読んで、身の振り方をもう少し考えていただきたい。そうすれば現在の若者の受け皿もできてくるのではないのだろうか。
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自分の会社もこの本に書かれているような、組織です。日本的といえば、いいのかな。
会社のトップの人たちがこの本を読んでどういう感想を持つのか、聞いてみたいです。
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日本社会に根付く年功序列というレールは既に破綻しているが、まだまだ日本からは無くならないということが分かった。
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年功序列は日本社会には根強く残っている。
“実力主義”といいながら古株が成果を楽に出せるような会社も多いだろう。
気がつかない間にレールの変更が出来なくなっていたら? 営業職の人材採用でも犬のように従順そうな新卒を採用する方針の企業もあるのだとか。
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会社に対して、将来のキャリアに対して、自分自身が漠然と抱いていた閉塞感。
その理由が論理的に解説されており、漠然とした感情の正体が納得しながら理解できた。
だからどのようにすればいいのかといった部分は書かれていないが、この現実をまずは知ることで自分自身のキャリアがより明確になることは間違いない。
一読の価値はあり。