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重松清作品の中では一番好き。
帯の「自殺はなぜいけないんですか?」という言葉が強烈で印象に残るけれど、ある程度自殺願望に距離を置いている人のほうが楽しめると思う。
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自殺を取り上げた作品。突然双子の兄に自殺された主人公が赴任した高校には、舞姫伝説というのが代々伝えられていた。それは校舎から飛び降りた生徒の話だった。
とあらすじをさくっと書いてみましたが、テーマは自殺とあって、かなり重いです。
自殺され、残された側の人間がどのように生きればいいのか、もがく姿が痛々しくて辛かった。
(2003.8.28)
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最後には色んなストーリーが重なるのかと思ったけど、違った。リクオと舞姫とか、城信吾と原島とか。海が死ぬのかと思ったけど、それも違った。ちょっと俺の好きなテイストとは違ったけど、作品の持つオーラはかなり強い。その向こう側の岡田有希子がいたのかと思うと、また身近にも感じた。
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双子の兄を自殺で失った教師が、自分の勤める女子高に伝わる自殺伝説舞姫通信や恋人がプロデュースしたアイドルを通して、死や生に対する意識を模索するお話。
今まで読んできた、重松さんの小説の中でも、学校職の薄いタッチがよかったです。人間の内面の葛藤の描き方とかもーのすごくよかった。
重松作品の中で、今んとこ私のNO.1。
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重松清の本の中で一番好きです。
学校を舞台としたお話で、生徒の自殺を中心とした思い話題の内容ですが、様々な人間模様が描かれていて、とても読み応えのある作品だと思います。
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重松清の本はほとんど読んでます。悲しい話が多いけど、最後には希望の光を見せてくれるところが好きです。なかでもこれはお気に入りの1つです。
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「自殺はなぜいけないんですか?」と帯にあるとおり、自殺をメインとした話。でもそんな重苦しくなくて、最後には希望を持てるというかなんていうか、いいお話です。
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この本でのテーマは自殺。自殺の是非ではなく、人はいつでも死ねる存在なんだということ。
「舞姫通信」というものは面白いと思いました。
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双子の兄に自殺された宏海が、女子高校の教師として赴任される。その高校には、自殺した少女の「舞姫通信」が不定期で全生徒に届けられる学校だった。一方、芸能プロデューサーである宏海の兄の恋人が、自殺しそこなった少年をデビューさせようとするが・・・
何かね、こういう小説あんま嫌いじゃないけど、読み終わった後軽く落ちた。生と死のことについて考えすぎた。やっぱもっとあっけらかんと生きていたいなぁ
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自殺、について考えることがよくある。
別に死にたいとか、そういう訳ではありませんが・・・。
死にたくない。生きたい。
だけど、「自分」が生きていることに意味はあるのだろうか。
ある日突然、自分がこの世から消えたとしても
当然のように世界は変わらない
だとしたら、生きていようが死んでいようが
「いる」と「いない」の境はあいまいだ・・・
・・・そんな風な考えに突き当たっていたところ、重松清の「舞姫通信」を大学の図書館で見つけた。
重松さんの作品の中でも、タイトルを知らなかった本だった。
ただ、作品解説の「自殺」というキーワードにひき付けられてしまった・・・。
なんで、どうして人は自ら死を選んでしまうのだろう。
この本は、生きるために死のうとする感情というものがあることを教えてくれた。
「私はここに『いる』」
舞姫は、それを伝えたかったのだろうか・・・。
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重松氏の文章は、いつも重たい主題を背負ってる。だけどそれが、彼の文章を魅力的にしている。「自殺」と言う、日本で問題視される事柄を取り巻くお話。
人って、簡単に死ねる存在なんだ。
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これを読んでいて、電車を何駅も乗り過ごしてしまいました。
男性に、こんなにうまく女性心理が描けるとは思わなかった。
息苦しいほどの苦痛の果てには、不思議な開放感が待っています。
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060604 自殺者?を教祖的に見てしまってる?話?ちと偏りすぎてる気はあった。大きなテーマなんだけどね。私の中ではイマイチ
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知人が勧めてくれた本。もっと早くにこの本を読んでいたかったな、と少し思った。でも、自殺をテーマにした本は今までなんとなく避けてきていたから。この本に出会えてよかった。一気に読んでしまいました。泣かなくて大丈夫、と思ったけど、やっぱり最後はダメでした……
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とある私立の女子高に語り継がれる「舞姫伝説」
舞姫は彼女達の憧れの的であり、信奉の対象であった。
一卵性双生児の兄「リク」が理由もわからずに自殺したことを引きずって5年の年月を生きてきた「ウミ」とリクの彼女だった佐智子。
佐智子は芸能プロダクションの専務。社長は彼女の父親。
ある日、「自殺志願」を売り文句にしたカリスマ的な青年を芸能界に投入した。
作られたカリスマとその実体とのギャップに気づいた信奉者達はついに彼を追い詰める・・・。
『自殺』を主軸として、自殺の権利、生きる勇気・死ぬ勇気、生きる目的・死ぬ目的、そしてアイデンティティにまで踏み込んだ長編作品。
重松清の作品は短編よりも長編のほうが好きなのだが、この作品は今まで読んできた彼の長編小説よりはインパクトが小さかった。