投稿元:
レビューを見る
プロマネをこれからする人も、したことがある人も、そしてなによりもそこそこできていると思っている人には必読であろう。後は実践あるのみ。
投稿元:
レビューを見る
個別タスクのサバをカットし全体最適を図る、マルチタスクをなくす、等、言われればなるほど、と思うことばかり。
あとは、本にも書かれている通り、「知ることと」と「やれること」は大きく違うので、まずはちょっとやってみよう。
投稿元:
レビューを見る
プロジェクトマネジメントの入門書と実践書を兼ねた良書。挿絵やすごろくを使用し、内容も豊富で万人にお勧め!
プロジェクトとは今までやったことが無い事を行うことで、それをマネジメントする中で、障害となる、サバ読みしたい、過剰に管理したくなる、という様々な人間の心理的なハードルがあり、これらに立ち向かう方法を説明しています。
これらにどうやって手段と目的を取り違えないように、まず目的を確認・共有し、その目的に直結する問題を解決する。そして、リソース(人員)の重複を考慮した段取り工程を検討し(クリティカルチェーン)、できるかできないか五分五分のギリギリ工程表を組み、余裕はプロジェクト全体の工程としてまとめて管理する。といった感じです。
要はTOC(制約条件の理論)に基づいたCCPM(Critical Chain Project Management)の本ですが、すごろくや、過度に心配になって過剰管理に陥ることを「しんぱい虫」として昔話風に解説するなど、非常に親しみやすくて内容も深く、非常に参考になる本です。
ちなみに、TOC-CCPMの最初の提唱者であり、第一人者ある、エリヤフ・ゴールドラット博士は先日お亡くなりなりました。謹んで冥福を祈ります。
投稿元:
レビューを見る
知人のPMの評価が高かった本。この種の本は読む人のスキルだったり好みだったり得ようとする知識の目的が違ったりするので割と他の人の評価はあてにならなかったりするのだけれど、この本は万人に受けそうな気がする。複数のプロジェクトを抱えて困っている人、必見ですw
投稿元:
レビューを見る
<2011.7.10記述>
症状を、虫や病気に例えているのがわかりやすい。
なぜ予定が遅れるのか、誰も悪い人はいないというスタンスは聞き入れやすい。
<2011.11.23追記>
既存のプロジェクト進行中で、新しいプロジェクトを開始しないことで、すべてのプロジェクトが終わるのを早める。同時進行のプロジェクトは、段取りの時間を増やし、非効率。
いつマネジメントが介入するかではなく、いつマネジメントが介入しないかを決める。
振り返り方法:やったことはなに?わかったことはなに?次やることはなに?
投稿元:
レビューを見る
TOC(Thory of Constraint)=制約条件の理論とは、故エリヤフ・ゴールドラッド博士が著作「ザ・ゴール」等で提唱した、プロジェクトマネジメントの手法。
プロジェクトというものは、そもそも人が介在しないと成立しないものであり、そこには数々の不確実性、人間の問題行動による様々な制約があるため失敗のリスクが高い。それらを上手く管理して成功に導くTOCのソリューションがCCPM(クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント)である。
CCPMの簡単な手順は以下のようになる。
(1)マルチタスクがあれば、それらをなくす(選択と集中の手法)
(2)ODSCの策定(目標、成果物、成功基準を定義する)=(目標のすり合わせ)
※ODSC…(O:Objectives(目標)、D:Deliverables(成果物)、SC:Success Criteria(成功基準))
(3)段取り八分
プロジェクトでは段取りを決めることが、そのPJの成功の8割を占める、というもの。策定した目標から逆算して、タスクを決定する。
(4)サバ取り
人間は自分の作業に関してどうしてもサバを読んで、作業時間を設定してしまう。それを排除するために、50%の確率で、できるかできないかで作業時間を設定する。余った「サバ」の時間はバッファ(ゆとり)にまわす。
(5)バッファマネジメント
個々の作業から取ったサバの50%の時間をプロジェクト全体のバッファ時間とし、このバッファ時間を注視しながらプロジェクトリーダーおよびメンバーは、プロジェクトを遂行して行く。
個々の作業の「部分最適化」ではなく、プロジェクトの「全体最適化」に着目するのが、CCPMの手法である。
他にも「暗黙知→形式知」への変換や、「メンバーがプロジェクトを通じて成長し、企業が利益を上げることが本質である」などためになることが書いてあった。
ゴールドラッド博士の著作を読む前の入門書として読んでおくと良い本。
投稿元:
レビューを見る
プロジェクトマネジメント手法のCCPMについて書かれた本。
CCPMとはクリティカルチェーンマネジメント(Critical Chain Project Management)のこと。TOC(制約条件の理論)の創始者であるエリヤフ・ゴールドラットが考案のプロジェクトマネジメント手法。
複数プロジェクトの同時進行による悪循環の問題を解決する手法らしい。
本書は末尾に挙げたWebエントリーの推薦図書であり、「マンガでわかる プロジェクトマネジメント」の次に私が読んだ本。本書は時系列でプロジェクトマネジメントを解説するのではなく、問題点を挙げ、それに対してCCPMでいかに解決するかという本。姿勢と、実際に相手に発する言葉について、ポイントが書かれている。
私にとっては高次元の話だが、取り上げられている状況や、発信すべきセリフについては非常に納得できる。高い視点からのプロジェクトマネジメントの一端に触れた感じだ。
以下、メモ。(P214の図より)
CCPMのパイプライン
Choke 選択と集中
ODSC 目標すり合せ
Backward Plan 段取り八分
Aggressive But Possible
作業担当者の創意工夫
期間短縮
一つに集中する
作業品質の向上
Buffer Manegement
報・連・相
先手管理
助け合い・思いやり
以下、終盤の引用。本書のエッセンスが凝縮されている。
たくさんプロジェクトを入れれば入れるほど、たくさん売上が上がるという思い違いが、現場にとんでもない混乱をもたらし、次々と同時進行のプロジェクトは増え続け、いつまでたってもモノが出ない。そして、お金が入らない。だから、会社の資金繰りがますます悪くなる。
この問題を解決するのがクリティカルチェーンなのだ。 (P213-214)
まずは、仕事の優先順位を経営判断し、今はやらないことを決めることにより、やると決めたプロジェクトにリリースを集中する。そして、ODSCを使って、みんなですり合わせし、合意した目標を議論し、経営も関与して優先順位を決定する。 (P214)
段取り八分で十分に議論し、目標達成のための意思統一を行ない、必要な仕事だけを漏れなく、リスクを前もって予測してネットワークを作成し、できるかできないか五分五分で作業担当者のやる気と創意工夫を引き出し、ベテランの知恵を取り入れ、みんなで議論して、段取り八分の計画を作成する。
そして実際の実行段階では、担当は、段取り良く、しかも、一つに集中して作業できるので、仕事の品質も格段に向上している。そして、バッファマネジメントによって、進捗管理はシンプルで簡単だ。「あと何日」という形で報告すればよい。バッファが緑ならばイチイチ細かい報告は不要だ。作業が遅れても、バッファが黄、赤に変わることで、報・連・相が手遅れになる前に行なわれ、プロジェクトマネージャーや遺影幹部が先手先手で手を打つことができる。 複数のプロジェクトでバッファを共有すれば、それぞれのバッファの状況を比べながら、リソースの再配置も容易である。
そういう中で組織は助け合いと思いやりに支えられて仕事が進む。一つの���間は最初から短いし、実施段階では周囲の支援をタイムリーに得ながら、プロジェクトが進むので、成功する確率は飛躍的に高まり、テンポよくモノが出る。つまり、次から次へモノが出るので、お金が入ってくる。資金繰りがよくなる。ゆとりがあるので、人も自然に元気になってくる。それがクリティカルチェーンの効果なのだ。 (P214-215)
SQUARE ENIX OPEN CONFERENCE
ゲーム開発
プロジェクトマネジメント講座
2011年10月8日
株式会社スクウェア・エニックス
CTO 橋本 善久
http://www.square-enix.com/jp/info/library/dldata/PM/PM.pdf
推薦書籍
• 「マンガでわかる プロジェクトマネジメント」
– PM世界標準PMBOKのダイジェストをマンガで
• 「アジャイルサムライ」
– 読みやすいアジャイル本
• 「最短で達成する 全体最適のプロジェクトマネジメント」
– CCPMを知る
• 「XPエクストリーム・プログラミング実行計画」
– XPにおける計画を知る
• 「アジャイルソフトウェア開発スクラム」
– スクラムを知る
• 「Agile Game Development with Scrum」
– ゲーム開発におけるスクラム実践例
• 「アジャイルな見積もりと計画づくり」
– 最もお勧めであり、最も考え方の近い本
– 分厚く内容も高度なので最後に仕上げで読むのが良いです
投稿元:
レビューを見る
プロジェクトの全体最適化を、言葉と絵で、論理的かつ体系だてて、わかりやすく説明している点が買いですね。難しい用語を使わずプロジェクト経営の本質を語っているところも良いです。ただ、ゴールドラット博士の名とともに、CCPM、TOCのすばらしさを連呼するのには閉口してしまいますね。
投稿元:
レビューを見る
今までのプロジェクト管理(PM)の常識を覆す新しいPM手法(CCPM)を学び、その後の私の行動を変えた本です。その手法の中でいくつか代表的なものを紹介すると
過去のPM手法 CCPM
・工程の余裕 各個人が持つ 全体で持ち個人では持たない
・進捗の遅れ 責める 責めない
・同時並行作業 行う 行わない
一つのタスクに集中する事(今やらない事を決める事)が以下に全体最適に役立つのかを学ぶ事が出来ました。また、6つの人間の問題行動を避けるようにしないと、どんなに優秀なプロジェクト・マネージャーがいても、組織的な人員の投入がタイミング良く行われても、プロジェクトが遅れてしまうと言うことも分かりました。現在は、このCCPMという手法を広めるべく社内外で活動をしております。という事で、この本は、私の考え方と行動を変えた本です。
たか さん
投稿元:
レビューを見る
たしか5年ほど前に読んだ『CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント』を読みなおそうと思ったら、改訂版らしいこれが出ていたので読んだ。
とても読みやすい。たぶん難しい理論と実践を、エッセンスとして簡潔にまとめてある。入門に最適かな。
ただ、もう少し深堀りした情報が欲しかったので、やや物足りない。以前に読んだときも、重要な問題に触れながら何か腑に落ちきらない感覚があったな。
投稿元:
レビューを見る
双六は凄い面白いし納得です。
会社の壁に貼っとくべきですね。
CCPMについて、良いことばっかですが、相対する現状が理にかなってるので、納得します。
信じて邁進したくなります。
投稿元:
レビューを見る
CCPM について非常に読みやすく書かれており、さらっと読めた。
手法がシンプルなので、やってみようという気になるのも良い点であると思う。ゴールドラット博士の著書も読んでみたくなった。
投稿元:
レビューを見る
WBSは、全体の2%の工数のタスクは載せない。100を超えると管理しにくい。
WBSを作成したら、チャレンジとサバにわける。
サバは全体で共有して見える化する。
合流時のサバをもうける。
進捗管理はプロジェクトリーダーが、あと何日ですか?問題があるとすればなんですか?何か助けてあげられることはないですか?と聞く。
投稿元:
レビューを見る
★目的、成果物、成功基準を定める。目的から逆算して工程表を作る。マルチタスクをやめ、サバを読むのをやめる。みんなで納期短縮に工夫する。これができればプロジェクトは幸せだ。
★質問は強力。質問されると人は考えざるを得ない。どんな質問をすればよいかが分かる。
投稿元:
レビューを見る
いままで読んできたTOC本の中でいちばん基本的でわかりやすい。
覚えないといけないことがいっぱいあった。
下記記載した点はインプットし、自身の仕事にアプトプットするようにしたい。
ODSC →目的、成果物、成功基準を明確にする目標のすり合わせ
【ポイント】まず目的を決めてから成果物考える、成果物ありきの目標にならないのが大事。
段取り8分→ 段取りはプロジェクトの成功の8割を握る
【ポイント】その前に何をする?本当にそれだけ?それしたら、これできる?の質問をして
工程を作り上げる
気因解利→ 気がかり、原因、解消、利点をこの4点を質問をしてリストアップ
工程表ができたら心配な点をしっかり明確にする
進捗率は率でなく日数管理の方が正確する
あと何日と日々確認する、(過ぎた過去は変えられないが、未来は変えられる)
サバとり 安全余裕を最後に作り各工程はできるかどうか5分5分で設定。
バッファマネジメント
青 正常、黄 若干遅れる予測対策立案する、赤さらに遅れる予測、手遅れになる前に対策実行する