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かなしい。久しぶりにこんなにしっくりくる恋愛小説を読んでしまった。醜ければ醜いほど美しい。支配にとり憑かれた少女と老人の行方は。
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結構描写が生々しい感じします。小川さんの小説ってもともとえろすな感じあるんですけど、なんか薄皮2〜3枚に包まれたような遠まわしな表現、のイメージが強かったので、びっくり。顔赤らめて読むのやめるほどうぶじゃないけど人生経験浅い小娘にはちょっと抵抗大きかったです正直、倒錯的なことやってるからなおさら。
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*ブログ感想あり*
http://blog.livedoor.jp/marine0312/archives/2008-07.html
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http://coco6calcio.blog96.fc2.com/blog-entry-116.html
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映画化の前に高専の国語の先生に『博士の〜』を勧められて、
そのあとに読んだ本
独特、
しかし帯の文章 幻冬舎 いや広告屋さんか?
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小川洋子さんの話は表現が綺麗だなあ。あと時間がゆっくりしてる。テスト終ってひさしぶりに手にとった本で、ゆるゆる流れるような感じ大変癒された。非常に過激な老人とあんまり幸せじゃない女の子というのはいい組み合わせだと思いました。髪を結わなくなる母の気持ちがなんとなくわかって悲しかった。あのお母さん嫌いなんだけど、な。
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小川洋子的世界観。
エロスですね。
そして、愛ですよ。
ただ変態的ですが。
思うけど、人によって仕方ってのは違うわけで。
ああいったのもありなんでしょうね。
人それぞれ。
なんでも否定しろというわけでなく、かといって肯定しろってことでもなく、あるんだから認知しろよと。
なんかちょっと違うと思うけど、個人的にはそんな感じ。
星は4つにしようか迷ったけども・・・3.5だな。
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まるで美しい絵画に迷い込んでしまったかのように、非・日常へと引きずり込まれる。
この本の表紙を見たせいだろうか、からっとした気候の、白とブルーの対比が美しい街。
ひなびたホテルと、色の白い美しい少女。
年老いた悪意と、そこだけ妙に生々しい性の部分と。
老いと若さ、男と女、品の良い手紙と下劣なまでに荒々しい肉体の交わりと。
羊皮紙のように薄く壊れやすく年月に脆い交流(これを愛と呼べるのかわからない)、
小川洋子だから輝かせられる世界観。
歪な関係が最後に老人の自殺によって、あまりに短く壊れたとき、なぜかひどく、安心してしまった。
乾いた熱と、ひそやかな悪意。
小川洋子さんって、どんなひとなんだろう。
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小川洋子の作品において、人間の身体部位に対するフェティシズムは重要なファクターの一つだと思う。本作では、そのフェティシズムが「物」として扱われる少女の視点から描かれているのが面白い。とはいえ、小川洋子は矢張り短編向きの作家なのかな。短編集『まぶた』の表題作と読み比べてみるといいかも。
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長編で読みやすいが、
えぐい。
でも本人は喜んでるから別に嫌な気分にはならない。
ここまでくると厳しいな。
ラストは歯切れ良くて好き。
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とにかく小川さんは翻訳されたみたいにくせのない文章が上手ですてき!!
主人公の「マリ」の奴隷っぷりは目を覆いたくなる。
多くは語らず、かわいいのに寂しくて痛くてエロい。
この衝撃はみんなはどうなのかな、
私はこれで彼女の作品にはまったんだけど。
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SMってこんな感じなんですね。
前評判が悪かっただけに、嫌悪感を抱くかなとも思ったけどそうでもなかったです。
ただ、何で少女があんな老人に惹かれるの?とか老人がなんで島の家でだけSになってしまうのとかがよくわかんなかったので消化不良気味です。
そう考えると、短編の「まぶた」の方が私にはしっくりくるかなぁ。
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作者、こんなエロいのも書けるんだ!と驚いた一冊。
ですがそのエロ描写が気持ち悪くて、読後感最悪でした。
でも読者にそこまで思わせるのは描写がきっとうまいのでしょう。
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小川洋子さんの書く密やかで狂おしいほどの愛が(又は悪意)好きなので、これは少々きつすぎた(苦笑)。まあ、面白いことは面白いです。
いわゆるSMなので、きつい人にはかなりきついかも。
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少女と老人の歪んだ純愛。いわゆるSM。
生々しい描写にたじろぎつつも、ドキドキした。
気持ち悪い場面も小川さんの独特な温度で静かに綴られると、不思議とそこまで不快にならない。
彼女の描くエロティシズムは好きだ。