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ルソーのエミール、名前は知っていたが、内容は全く知らなかった。原著を読もうと思った。
内容的には、人間の教育について。エミールという少年を、生まれた時から成人になるまで、育てていく物語だったのだが、ものすごく考えさせられることが多かった。子どもがどのように成長していくか、自分の過去も思い出しながら、教育がどう子どもを育てていくのかもっと考えたいと思った。
やはり漫画ということでわかりやすく、おもしろく、自分の今教えている中学生たちにも読んでもらいたいと思った。
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ルソーは子どもを育てたことがないのに、よくぞここまで子どもについて考えを巡らせたというか妄想したなあと純粋に思いました。
一つ一つ勉強になった。
環境、とくに自然が発育に与える影響は大きいし、教育者は頭が良くなくてはならない。
情報が溢れかえって、人間の利害が影でうごめく世の中において、子どもを野放しに育てることは危険なのかもしれない。
理性を持たないうちに情報だけを詰め込むことは、物事の本質を知らないまま知ったつもりで大人になっていく危険性がある。
それならむしろ知らない方がマシ
というのは新鮮だった。
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簡潔にまとまっていて良かったと思います。
「エミール」はかなりの長編なので、まずはこのような形で概要を把握してから読むのもアリかなと思いました。細部の描写はないですが。
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この時代に書かれたものとしては非常に型破りで論理的、合理的でリベラルな内容で驚きばかり。ルソーという偉人の非凡さを垣間見ることができる。常人がこの時代に生きていて、それなりに書物を読んで勉強していたとして、果たしてこんなものが書けるだろうか。まず無理だろう。
もちろん、この教育論をそのまま実践したり現実に当てはめたりすることはできない。しかし、ルソーという偉人のパラダイム転換的な思考の道筋をなぞるということは、非常にためになると思う。
・・・といっても、これ、非常に簡略化・省略されたマンガなんだけどね。
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ルソーの「エミール」は有名な教育書だということは知ってたけど、「エミール」という架空の子どもを育てる話だというのは知らなかった。
"教訓を与えることではなく 訓練させること
それが本当の教育だと思います"
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規則正しい生活で、散歩の時間も決まっていたため、町の人々はその姿をみて時計の時間を合わせたという逸話のあるカント。その彼が日課の散歩を忘れてしまったほど夢中になったのが「エミール」というので、それはもうかなり期待した。まあ、親を子育て完璧呪縛から安心させるには役に立ちそうだ。でも18世紀のフランス故、女性は人間のうちにはまだ含まれていない。男の子を人間らしく育てるための話。差別的視点を民俗学的資料と捉えて流して読めば、260年前でも役にたった。子育てのためというより、大人になった自分を再教育するために。
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歴史を通して人の心を研究する。歴史家は事象にスポットを当てるため、個人の伝記がよい。
必要もないのに学べば、いつまでも本質を知らないままになる。
裕福は幸福ではない。
神とは、万物に秩序を与えるもの。
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エミールを3冊本で何回も読むのは大変であるが、この本でたやすく復習ができるので教育学部の学生にとっては役立とと思う。ただし、3冊本を読んでからこのマンガ本を読むか、途中で挫折した学生におすすめである。
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教育の難しさを感じた。
育ててくれた親や指導してくれた先生たちはよくやったなぁ、と素直に思ってしまう。