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共感するかしないかよりも、作品の持つ空気を素直に感じてほしいです。主人公の感じた後ろめたさ、とまどいが、このうえなくまっすぐ描かれています。
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新訳でより瑞々しく、読みやすくなった。気がしなくもない。かな?
新潮から出てるものとあまり差が分からなかったけど、何度読んでも良い話。鞭打ちのシーンとラスト、祈りのシーンは何度読んでも背中に振るえが走ります。乱痴気騒ぎの、しかしあの上品で生ぬるい空気もたまらない。
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古典文学と身構えていたら大変読みやすかったです。訳者さんが良いんだね。しかし初恋の話にしてはひどすぎる結末。
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ツルゲーネフの代表作品。甘酸っぱさ100%です。すべての男性は少なくとも一度は同様の感情を得たと思いますね。
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恋の描写はいきいきとしていて、良い。微笑ましい。
しかし展開は冒頭から想定内といった感じで、
ストーリーのうねりといった楽しみはあまり期待できない。
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「初恋」という清廉な響きからはちょっと想像しない展開でしたが。でも、なんというか、トゥルゲーネフの若さへの憧憬のようなものが溢れている。彼が最後まで大事にしていた作品だというのがなんとなくわかるような気はする。個人的にはあんまり思い入れはできなかったけれども、もっと若い時に読んでいればまた違う感想を持ったかもしれない。(2008/Dec)
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http://coco6calcio.blog96.fc2.com/blog-entry-176.html
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古典だから展開が相当最初の方でわかってしまうんだけど、でもとても読みやすかったし普通に面白かったなあ。散りばめられた社会風刺も良いです。「初恋」ならではの瑞々しさとか切なさとかは時代を超えて永遠ですね。
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旧訳版をよんだのだけれども
新訳版も読みたいと思う。。
いつの時代も初恋というものは
淡くせつないものなのだろうか・・・?
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少年の初恋の体験を平易な語り口で綴っていく。
内容は恋の経験がある者なら誰でも共感できるものになっており、ついつい主人公に感情移入してしまう。
物語は淡々と進んでいくが、意外な結末が待っている。
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主人公と同じ16歳のときに読んだ思い出の本。
当時は新潮文庫で読んでましたが、今回は新訳版で久々の再読。
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展開は予想通りでした。まあ冒頭の説明がきっちりしすぎてるあたり、意味深だわな。あとジナイーダの好みに当てはまる男がひとりしかいない(笑)
まあ謎解きじゃないんでそれは置いておいて、恋の痛手を早くからプラス吸収している主人公は素直ですね。もっと頭でっかちな子だと、子ども扱いだとかやむにやまれぬ理由での失恋で自我をいためつけられてるように感じて、傷口が膿むような展開になりそう。私の読書方向がそっちに偏ってるからか、ちょっと不思議な感じがしました。
最初のキラキラ感はかなり好き。若者の心情描写が巧い文章は瑞々しくて、受容するのが楽しい。心にも(体表における五感のような)感覚器官があるとしたら、鈍ってたそいつを刺激して、少しの冷たさやら痛さや気持ちよさを敏感に拾えるようにしてくれるというか。自分がいかに普段にぶーく生きているかよくわかります(苦笑)
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面白かった。著者の体験がかなり反映されてる、ということだったけれども、それが事実ならすさまじい。初恋の相手も、彼らを取り巻く人間関係も、どれをとっても、とりわけ16歳の少年にとっては壮絶だろうと思う。
全てが分かった後に冒頭部分を読むと、ウラジーミルが多感な時期に受けた衝撃の大きさが読み取れるような気がした。
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ロシア文学って、とにかく話がながーいイメージがあったのだけど、これはさくっと読めるという意味でもおすすめ。
昔の恋(10代の時)の思い出を中年になってから振り返るというお話です。
主人公の少年のことも気になるけど、彼が好きになる女の子のことが気になる・・・ そんな小説です。主人公は少年だけど、女性のかたも感情移入できるのでは? これを読んでいたら、好きな相手に振り向いてもらえないもどかしさを感じました。。。
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古典新訳文庫、とても読みやすいです。
他の作品にも手を出してみようかな。
恋の苦しさ、切なさ、楽しさがぐっときました。
憧れのあの人はこっちを見てくれない。そればかりか、
違う人ばかり見ている。
しかもそれが容姿端麗な父親となると、辛いだろうな。
辛くてもひどく甘い記憶となるのだから初恋とは不思議なものなのでしょう。
ジナイーダも苦しい気持ちを抱えていたはず。
妻子ある人と愛しあうこと、しかもその息子は自分を好いている。
鞭で打たれてもそこにキスするくらい好きなんて、相当だ。
恋と死はその気配を感じている間は怯え続けなければいけないけれど、
それが確かなものとなると安心できるもので、似ている。