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紙の本
「すこし・ふしぎ」がこんなところで生きている
2006/04/29 23:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
岡崎二郎の諸作品は、SFテイストを感じさせる。
サイエンス・フィクションという意味で高レベルの作品もあるけれども、それよりも藤子・F・不二雄がよく言っていた「すこし・ふしぎ」的な作品にこそ、らしさがあるように思える。
そんな岡崎作品の中でも特に「すこし・ふしぎ」らしさを見せているのが、この「SUNちゃん」だと思う。だいたいオオサンショウウオが歩いて、喋って、酒飲んで、タバコふかしてなんて、マンガそのものでしょう。
一つ一つの話が短いのでなかなか単行本化されないけれども、ようやく「SUNちゃん」の第2巻である。例によってSUNちゃんは元気だ。さらに、色々な生物の姿がそれぞれの話に盛り込まれ、そこに人間が絡まってくる。少しだけ盛り込まれている科学的知識も、嫌味のない範囲で私たちに色々と教えてくれる。
発表されている雑誌が青年誌なので読む人が限られているのではないかと思うけれども、これって立派に学習マンガにもなり得るのではないだろうか。
そして、それよりも何よりも、SUNちゃんのキャラクターと活躍を見ていると、往年の藤子・F・不二雄のキャラクターたちとダブってくるようだ。Qちゃんが少年誌を飛び出して、ドラえもんが学年誌を飛び出して、青年誌で活躍していたら、きっとこのSUNちゃんのようだったのではないだろうか。
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