紙の本
そりゃセクハラでしょう
2018/09/28 00:06
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投稿者:あるごん - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の評価者の評価は高いのですが,”そりゃ明らかにセクハラでしょう。”と思うような事例が多く報告されていて,むしろ呆れることが多かったです。世の中で,それらの事例が,セクハラではなく恋愛と認識されて進行しているのかと思うとビックリです。その意味では,勉強になりました。
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いちおう、そういうことがないようには心がけてはいるのだが、この本を読むと、ほんとに大丈夫なのか心配にもなってくる。「女性の最も普通の対応は、起きたことを全体を無視するように努めつつ、見かけは喜んでいるように見せて巧みに男性のメンツを立ててやり、それで男性が満足して止めてくれるだとうと期待する」のだそうだ。セクハラと受け取られることなくデートに誘うには、「仕事にかこつけて誘わない」「しつこく誘わずにスマートに」「腹いせに仕返しをしない」だそうだ。世の男性諸君、ゆめゆめお気をつけなされ。
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男性の勝手な妄想が、女性を傷つけることを
もっと男性は注意したほうがよいと思った。
ちょっとした行為、例えば食事に誘ってきてくれた時に(実は
しぶしぶ来ただけ)ニコニコと楽しそうのしているだけで
性的アプローチと勘違いしてしまうこと。
鈍感はセクハラの免責にはならないこと。
また「俺は真剣なんだ」の一方通行も、セクハラ一直線ということ。
本書の事例ははっきり言って、すべてその通りですので
気を付けなければなりません。
でも、どうしてこういう行為をする、されることが日常的に
繰り返される社会になってしまったのだろうと自問してしまいました。
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我が身、我が経験、我が思いを振り返りながら一気に読んでしまった。結論としては、能天気な自分は社内恋愛なんぞやってはいけないということ(もともと既婚だからなおのこと)。どうしても恋愛をしたければ社外の交流の中でやるべき、ということ。です。
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セクハラについての誤解、加害者側がまったく意図していなくてもセクハラになってしまったり、意図するどころか、恋愛だと信じ込んでいたのにセクハラと言われてしまう現状をわかりやすく解説。読んですぐに著者である牟田さんの講演を聞く機会があって、この本を書かれた背景を直接に聞かせていただけたことでなお一層内容についてうなづける点が多かった。
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老若男女問わず、役職問わず、既婚未婚問わず、全ての人が読むべき本である!といっても過言ではないよ。上野先生の帯のとおり、一家に一冊だね。
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セクハラを本気で恋愛だと思い込んでいる男性が多い、と日々感じていたので、本書の説明に納得!
やはり思うのは「日常の恋愛が、暴力に似ている」ということ。
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身近なセクハラについて、男女の溝に橋を渡そうという本。
強く断れない女性と、自分の権力にも相手の気持ちにも鈍感な男性。
双方の理屈が書かれているから、伝わらない理由がどちらの立場でも学べる。
この本で扱われるのは主に「ある程度の立場にある家族持ちの中高年男性から弱い立場の若い女性へ」のパターン。
それ以外のパターンもあるよと断りがあるとはいえ、他のケースもほしい。
と、思ったけれども、どうもこの本は加害者と被害者の認識の差に焦点をあてて、理解させるために書かれたものらしいのでこれはこれでいい。
最初は、こんなに迂遠な断りでは気づかないのも無理はない、と思った。
というか心の中なんて私もわかんないから怖いわ。この手の勘違いは色々しているはず。
あとから言われて嫌なら最初から言えよって思うこともよくある。
でも続きを読んだら、断れない育ち方だとか、断れない立場だとかにも言及されていて、ああそうかと納得できた。
やんわり断ったらエスカレート、きっぱり断ったら逆ギレされる経験をしたことをある人はけっこういると思う。
そういう目に遭うのが状態なら、気づかないふりが無難な対処にもなる。
「やめてください」っていいながら、なんで変態に敬語使ってんだろうって思ったことあるや。
セクハラで訴えられる男性は「合意だった」と主張することが多いらしい。
だけど合意かどうかではなく結果として相手がこうむった不利益や、立場上不適切な行動自体が問題なのですよ、という説明に、もやもやを晴らしてもらえた。
「慰安婦」問題の噛み合わなさもこんな感じ。
「あれはひどいことだった、もうしない」と言ってほしい被害者と、「無理矢理じゃない、金もらってんだろ、他の国もやっている」と言う国側と。
効き目を考えて、加害者でも読めるように言葉が選ばれている。
たとえば私は「加害者」と書いてきたけれど、本の中で加害者という呼び方はしない。
セクハラした側が反射で本を閉じないようにだと思う。
だけど時々、嫌なんだろうな怒ってるんだろうなという気持ちが見え隠れする。
そういう部分の、揶揄だか皮肉だかが嫌な感じ。
効き目を重視するならもうちょっとがんばって気持ちを抑えて欲しかった。
それが残念。
p54の対処はどうなんだろう。
きちんと謝れば大ごとにならずに済むってのはその通りだけど、セクハラ親父に花束なんか贈られたらそれがセクハラだわ。
「酔っていたので」「気分を害したなら」ごめんね。ってのも誠実さゼロでいらっとくる。
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男が合意の上の恋愛だと思っていても実はセクハラだというお話。これによると私が今まで居た職場はどこもセクハラの温床であった。今なら全員有罪でしょうな。しかし男ってのはどうしてそう都合良く考える(泣)
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[ 内容 ]
現実に生じるセクハラは、お役所や会社、大学が発行している防止パンフレットや各種マニュアルの事例とはだいぶ違うものである。
結局、この問題の難しさは、ほとんどのセクハラが、グレーゾーンで生み出される点にこそあるのだ。
なぜ女性ははっきりとノーと言わないのか、男性はなぜ気づかないのか。
恋愛がらみの二つのパターン、妄想系とリアル系の違いとは。そして、訴えられたらどうすればいいのか―。
セクハラ問題の第一人者が、豊富な具体例を紹介しつつ、男が嵌りやすい勘違いの構図をあぶりだす。
誰でも知っておいて損はありません!
[ 目次 ]
第1章 間違いだらけのセクハラ「常識」
第2章 セクハラの大半はグレーゾーン
第3章 恋愛がセクハラになるとき―ときめきスイッチが入ったときはもう橋をわたっている
第4章 女性はなぜはっきりとノーを言わないのか、男性はなぜ女性のノーに気付かないのか
第5章 恋愛とセクハラの近くて遠い距離
第6章 オフィスにセクハラの種はつきまじ
第7章 周囲の方々、担当者へ
終章 後で訴えられないために―訴えられたらどうするか
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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セクハラに対する男女の捉え方がとてもよくわかった良書。
性差はもちろん、社会のあり方がセクハラを起こしている側面もあるのだろうが、それを免罪符にせず自分の感情をコントロールする必要があるのだと思った。
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真剣な気持ちなら許されると思うのは大間違い。女性はイヤでもにっこりするもの。中高年男性がモテるのは地位と権力が9割がた。冤罪のように思える男性側、見えていない実態は、妄想や錯覚。
形式的セクハラ講習より、リアルかつ実用的だと思います。
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セクハラに至るまでの男女の行き違いの構図がよく分かる。
赤川次郎の小説に、こういうセクハラ男や男尊女卑思考の人よく出てくるなー、と思いながら読んでた。
周りでセクハラや性加害をを見かけたら、なるべく助けるようにしようと思う。
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Twitterでの感想と、Amazonのレビューを読んで気になったので購入した。
これは…このまま読み進めると情緒不安定になるかも…?って最初は心配したけど、大丈夫だった。読みきれました。
著者は女性だけど、内容は男性向けかな?女性はどういった言動をセクハラに感じるか、セクハラをしないために何に気を付ければいいか、など。女性目線で書かれた、男性にされたくないこと、遠慮してほしいこと、なのかも。
女性の部下がいる男性は、読んでみるといいかもしれない。私はこれまで男の人がこういう思考だなんて思っても見なかった。相互理解のなんと難しいことよ。
個人的には、セクハラを感じたらどういう対処をすればいいか、どうやってセクハラをやめさせるか、セクハラするなと糾弾していいのはどこからか、とか知りたかった。
モノを渡すときにイチイチ手を握ってくるおっさんも、呼び掛ける際にわざわざ肩に触れてくるおっさんも、体調悪いときに大丈夫?生理?って聞いてくるのはセクハラだからな。社会的に殺されたくなければ今すぐに悔い改めよ。
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どうしてセクハラする人やセクハラを擁護する人はいつも似たような言い訳をするのだろうと思っていたけど、なるほどそういうことかー。