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ドロ沼系のお話です。。。
長年子供ができなかった奥さんの妊娠
浮気相手の妊娠
旦那は奥さんと浮気相手との二重生活を両立して、
奥さんは騙されっぱなしなのかと思いきや、
最後の最後でどんでん返しが来ます。
奥さんも浮気相手も一枚上手だったなぁー
女って怖いと思う作品の一つ。。。
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普通そうな”浮気男”に浮気相手の子どもができ、その後、本妻の子どももでき・・・二人の女との狭間でごまかしつつ、また別の”浮気男”に相談しつつ過ごしているとき入院するはめになり、そこで・・・
女って恐い、恐すぎるって!マチ子も道子も。マユミも。
文子と義道と江美、この子どもたちのその後が気になる。。
解説より・・・「遊心を持つ総ての男の心に響けとばかりに」書かれた、これは世の浮気男(大抵の男は多少ともやましい心を持っている筈である)への警鐘を鳴らしたような作品である。
うん、彼氏や旦那が読んでくれると、浮気心も少しはなくなるんじゃないかな(笑)読ませたい。
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「お金はいらない、結婚なんて望まない、ただ貴方の子供が欲しい」。銀座のバーで働く小粋なホステス・マチ子に惚れられて『浮気』のつもりが、彼女が妊娠…
化粧も料理もこってりな美人書家の妻・道子は15年の結婚生活でも妊娠したことはなく…
マチ子にこっそり子供産ませた後、道子の妊娠発覚…
2人の女を手玉に取ったつもりでいた浅井の運命やいかに…!
もう~怖すぎます。
悪いことはいつかバレる…
夫の不貞に激昂する女(赤鬼)より、何があっても取り乱さない冷静な女(青鬼)の方がより怖い…。。
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浅井の妻、道子に一番腑に落ちない部分が残った。果たして彼女にはどの時点まで夫に対して愛情があったのか?子供を持つことへの女の執念、これが一番恐ろしい女の欲望の一つの形に思えた。
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ようやく読了。いつ浅井の不倫がバレるのか、誰が誰に対してどんな復讐が始まるのか、最後はどんな結末を迎えるのか、と、今か今かと待ちくたびれながら読んでいたが、下巻の260頁からが、スパート。
結局、浅井も小柳も、これからどうすりゃいいんだ⁈なにが真実(だったん)だ⁈という終わり方で、まさに不信のとき。
解説にもあったけど、浮気はときに男性が想像していた以上に恐ろしい結末を招く。本作は、男性に対する警笛だと(笑)。高度成長真っ只中に書かれた作品だから、男性社会への警鐘というわけだけど、今は女性にも同じことが言えるだろうから、今度は男が女をはめる『不信のとき』が読みたいな。
ストーカー殺人事件とかじゃなくて。
それにしても、有吉佐和子さん、いわゆる才女なんだろうなって勝手に想像してたけど、キュリー夫人に憧れて、理系(科学)専攻だったなんて意外だった。
たしかに、華岡青洲の妻も、歴史物・女のドロドロものっていう印象が強いが、医学という科学が取り上げられているもんな。
次は、悪女について、恍惚の人、複合汚染、紀ノ川、香華を読んでみたい。
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怖いですね~。不倫がばれる修羅場ってこういうことなんですかね~。とつい気になって読んでしまいました。
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女性サイドだと、痛快な下巻でしょうか?随分、身勝手な男で自業自得でしたが、男性サイドから読むと、腹をくくった女性は怖いですね。特に、全て計算しつくして、演じてきたマチ子は怖すぎでしょ。太刀打ちできません。
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昭和時代に書かれたとは思えないほど、今の時代にも通じる話。男女の関係は今も昔も同じってことでしょうか。
不倫する男に対する女性の復讐、それも非情な復讐ということで惹かれて読んだのですが、うーーーん、そこまで、でした。
道子はいいと思うんです。
ですが、なんで路子があそこまで偉そうになれるのか、話を大きくできるのか、よくわかりませんでした。ちょっとイライラ。
浅井と小柳のおばかコンビは滑稽で、なんか憎めなかったです。私の関係者にいたら吹っ飛ばしますが。
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初読は女性のドロドロした内面が鼻についてしまったのですが、落ち着いて読み返すとどんでん返しも面白く読めました。
ミステリーですね。
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こういう浮気男の話はいつの時代も変わらないんだよな~と呆れ、60年代(?)の風俗描写に時代の移り変わりに愕然とする。
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夫の不倫を知った妻の復讐話。
全体の四分の三(下巻の前半)までは不倫相手に子どもを産ませたことがバレないので、ハラハラしながら読むことになる。
復讐は見事なほどに容赦ない。
女2人の賢いやり口に斬られる男、って感じ。
ちょっと可哀想かな、とも思ったり。
この本が出版された頃は不倫する男なんて今以上に沢山いただろうし、現実では泣き寝入りする女の方が圧倒的に多かっただろう。
それを思えば、これくらいでも生ぬるいのかもしれない。
昭和40年代の日本は、今とはいろいろ違った部分があって、その点でも楽しめた。
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マチ子のように 何もいらない、何も求めませんから
みたいに欲のないフリをしている女が一番怖いんだよ。
もっともそれに騙されてる男が一番哀れ。自業自得。
男たち、奥様を大切になさるがいいわ。
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大好きな作家さん。
これは、初めて読んだときに、実は下巻から読んだ。
下巻から読んだのに、「早く上巻読みたい」と思うほど、有吉さんの文章は、何度読んでも飽きない。しかも古くない。他の著作もそうだけれど、内容まで古くないのは有吉さんが鋭いのか、人間とは変わらないものなのか、さてさて。
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オチの強烈さというより、結局子供の父親が誰か分からんということの方が男に対する激烈なほどの当てつけ。
多分こういう感じの戦闘的な女性作家はあんまり最近見かけないし、何より種の存続ということに対する強烈な自負心がすごい。そのエネルギーがこの小説を書かせているとさえ思います。