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本書で紹介する「対人関係カウンセリング(IPC)」とは、対人関係
療法(IPT)の簡略版として位置づけられるもので、うつ病の診断基
準を満たさない軽いうつに用いられる目的で作られたもの。病気の治療
法であるIPTと違い、メンタルヘルスのトレーニングを受けた専門家
でなくても行うことができるカウンセリングで、精神科以外の医療現場、
産業現場、教育現場、さまざまな福祉現場で長く待ち望まれていたガイ
ドブックである。
<目次>
はじめに
IPCとは─メンタルヘルスの専門家でない人が行う対人関係療法(IPT)
本書の位置づけ
IPTかIPCか
本書の使い方
Part 1 IPCの全体像をつかむ
1 IPCとは
2 基本的な考え方を理解する
3 目標と課題を把握する
4 何に焦点を当てるか
5 IPCカウンセラーの姿勢
Part 2 IPCを始める
第1回面接(少なくとも60分間)
第2回面接(30分間)
Part 3 IPCの具体的なストレス領域に取り組む
第3.5回面接(30分間)
悲 哀
対人関係の不和
役割の変化
社会的孤立
Part 4 IPCを終える
第6回面接(30分間)
第7回面接(30分間)─追加の終結面接(オプション)
Part 5 IPCを実行する上でのさまざまな問題点とその対処法
Part 6 Q&A
付 録 1 IPCの修正版(FEPP)─IPCとCBTの統合
2 対人関係療法(IPT)とは
3 IPCの効果のエビデンス
4 軽度のうつを精神科以外の領域で扱うことの意義
5 プライマリケアの可能性
文 献
あとがき
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心身の健康を保つために、対人関係のストレスを軽減することは効果がある。ICT(Interpersonal counseling)の方法を理解・習得すれば、メンタルヘルスの専門的な訓練を受けていなくても、相談者のストレスを減らすことが可能だそうだ。人の相談に乗るときにも、また、自分自身が対人関係にストレスを感じているときにも、問題の所在を明確にして対処法を考えるのに役立つと感じた。細かく具体的な方法論が記されており、とても興味深く読んだ。
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うまく使えるようになりたく読んでみました。実際にやってみないと分からないな〜
#キャリアコンサルタント
#カウンセラー
#対人関係療法