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言葉と非言語のコミュニケーションの違いが面白かった。
言葉は概念を伝えるのに秀でているため、間接的に伝える。映像などの非言語は情報を直接的に伝える。
マンガばかり読んでいると、概念を想像する能力が磨かれない。そのため、コミュニケーションのチャンネルが減ってしまう。それにより、自分の感動や思考を相手に伝えることができない。
オーラとは、姿や動きなどの非言語情報の総合力が一定の値を超えたときに見る側が勝手に感じるもの。
オーラを言葉で説明してくれているのは素晴らしかった。言語化したいと考えていたものなので。
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「やっぱり見た目が9割」
竹内一郎著 新潮社
「第一印象は0.5秒」
「初頭効果」
第一印象は強烈で、二回目、三回目に会ったときに別の印象を受け取っても、人は最初の印象を変えにくい傾向がある。
「やまびこ効果」
最初に会ったとき「この人、いい人だな」と感じる。すると、次に会うとき気持ちが軽い。必然的に表情も柔らかくなる。リラックスして話すことができる。こうなると、相手も「この人、自分と気が合うな」と感じるようになる。やがて、双方表情も柔らかくなり会話も弾む。このような人間関係の循環を「やまびこ効果」と呼ぶのである。
「二重符号化説」
「絵」+概念(言葉)」の二つを指している。英単語の“train”を覚えるのにも、文字だけより、汽車の絵と同時に入ってくれば、やはり記憶は強化されよう。
その人が発する「非言語情報」の総合力が一定の値を超えている時、「受けてはオーラを感じている」
「背筋を伸ばせ」の意味
姿勢の根本は背中
「運動では腹筋よりも背筋を鍛えることが大事なんです。(略)正面からは見えない背中が、人間を支える一番の大事な部分です。人間も外から見えない内面が大事。(略)」郷ひろみ
世阿弥 『花鏡』 「目前心後」
概ね、魅力的なものを見たとき、興奮状態のときは瞳孔が大きくなる、という傾向が見られる。
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ヒット作「人は見た目が9割」に続く第二弾。
タイトルに惹かれて読んでみた。ちなみに第一弾は読んでいない(笑
読む前に、自身の見た目に自信がないから読みたくなるんだろうかなどと内省。
読んで見ると「見た目」とはいわゆるルックスという意味だけではなかった。本書でいう「見た目」は「非言語情報」である身体、表情、動作、色、音、匂いなどである。
①情報には「言語情報」と「非言語情報」がありあらゆる情報には非言語要素が含まれる。
②つい「言語情報」に重きを置きがちだが見た目で判断してはいけないとの市民社会の常識に負うところが大きい。
③実際には「非言語情報」により判断を左右されていることが多い。
④生きるためには「非言語情報」の意味するところを読み取る能力が求められる。
⑤「非言語情報」の性質について自覚的であるべき。
⑥コミュニケーションにおいては発信と同じぐらい受信が重要。コミュニケーションにおいては非言語コミュニケーションが占める割合は大きい。
ということなどなどを学ぶ。
また、日本は阿吽の呼吸や暗黙の了解などに代表されるハイコンテクスト社会でありこれはほぼ単一民族の島国であることが大きく影響している。ローコンテクスト社会である欧米は人種のるつぼでありはっきり明確なコミュニケーションをしないと生き残れないという著者の主張は正鵠を射ている。
読む前にイメージしていたような内容ではなかったけれど、これはこれで勉強になった。島国日本の会社組織の中で生きる者にとって他者の「非言語情報」を読み解いた上で、最善の行動を心がけていこうと思う。
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前作と比較するともっとコミュニケーションに重きを置いてあり、見た目とはコミュニケーションであるとう意図が2冊通読することで理解が深まった。
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第一印象は大体合っている。
姿勢、目元、コンテクスト文化さまざまなことが書かれている。ETホールがハイコンテンクスト、ローコンテクストの優劣をつけていないというのが面白い。
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久しぶりの読了。
初めて折りながら本を読んでみた。
見た目って聞くと容姿だけを指しているように感じるけど、そうではなくて非言語情報のこと。
納得した部分が多いからこの本は定期的にペラペラと見返したい。(記憶力が乏しいため、、、)