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小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー15件

みんなの評価3.5

評価内訳

13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本

小泉政権の功罪を鮮やかに分析!

2007/05/02 15:26

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブルース - この投稿者のレビュー一覧を見る

小泉純一郎氏が、2006年9月に政権を去って以来、多くの硬軟取り混ぜた小泉政権論が刊行されている。その中には、傾聴に値するものもあるが、単に政権を賛美したり逆に全面否定することで事足んとする書物が多いことも事実である。そのような中にあって、本書は、戦後三番目の長期政権である小泉元首相の5年5ヶ月の軌跡が、政治学や行政学の最新の知見を基に記述されており、極めて信頼の置ける書となっている。
本書の前半では、政・財・官の三者の鉄のトライアングル体制を打破して、郵政民営化・道路公団民営化・医療制度改革・財政改革・地方交付税制度改革などの諸改革が行われた過程が詳細に論じられている。これらの一連の改革の中でも、成功したものと不充分な結果に終わったものもあったが、それでもこれだけの改革を任期中にやり遂げたことは驚嘆に値する。
しかしながら、ここで注意すべきは、このような改革を実現可能にさせた政治制度の刷新が、小泉氏の首相就任前に行われていたことを著者が明確に指摘していることである。それは、小選挙区制度・行政府集権制度などであるが、これらの政治制度の刷新が就任前に行われていたからこそ、小泉首相の目覚しい一連の改革が可能であったとしている。俗書を見ると、一連の改革が小泉首相の強いリーダーシップと不退転の決意があったからこそ可能であったとしているものが多いようだが、政治の世界はそのような単純なものではなく、双方がタイミング良くからみ合って一連の改革が実現したというのが事実であろう。
著者は、このように小泉政権の光の部分を論じているが、同じ分量でその影の部分も明瞭に論じている。それは、内政では熟慮に熟慮を重ねた姿勢が見て取れるのに比べ、外交ではそのような慎重な姿勢は見られず、安易にアメリカが主導するイラク戦争に追随したり、国益を無視して自己の心情に従って靖国神社参拝を繰り返し中国や韓国の反発を招き、両国との外交関係を著しく損ねたことなどである。また、新自由主義的な政策を性急に導入した結果、社会格差が一段と広がり、将来のある若者たちに暗い影を投げかけたともしている。いずれも、小泉政権の負の遺産とも言うべきものであり、日本の進路に大きな禍根を残した。
著者は、このように小泉政権の功罪を論じた後、終章で、小泉政権以後の政治のあり方について次のように述べている。
『小泉の「成功体験」にとらわれて、政治の持つ可能性について視野狭窄に陥ってはならない。小泉の採用した政策方針や決定手法のみが正解だとは限らない。政治とは、勝れて「自己実現的予言」の性格をもつ活動である。われわれのもつ政治への認識や理解が、そのまま将来の政治へと反映される』。
将に至言というべきある。と同時に、政治を批判的に見る眼がいかに大切なことかということを本書は教えてくれる。

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紙の本

5年5か月にわたり政権を主導してきた元小泉首相の政治とその考え方を綴った良書です。

2016/09/25 09:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

21世紀最初の4月、世論を背景に首相の座に就いた小泉純一郎氏ですが、靖国参拝、北朝鮮訪問、郵政解散など、政権の5年と5カ月は受動的なイメージだった日本の首相を、強いリーダーシップを発揮し得る存在に変えました。一方で、政権は「抵抗勢力」=派閥・族議員、官僚と対峙する上で、世論を頼みとして、人々の理性より情念に訴え続けました。そのような小泉政権の長きにわたる時期を、再考する良書です。

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2007/05/01 09:28

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2008/04/22 00:00

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2009/10/09 00:20

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2009/10/14 01:03

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2011/04/24 00:02

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2011/03/30 18:58

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2011/06/27 01:05

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2011/06/29 07:05

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2011/12/15 15:56

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2012/02/25 23:18

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2016/08/29 07:45

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