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すごく好きです。ハルカも、ハルカの生き方も、ハルカを取り巻く人たちも。愛される人っていうのは愛することができる人ですね。人生を本当に楽しんでいるハルカに憧れます。自分は時子タイプなので。
姫野さんの男女論みたいなのすごく頷けます。男性からみたら煙たいのかなぁ。
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主人公に設定されていたハルカさんが自分の亡き祖母と同い年の設定で、この年代の女性ってこんな時代を経験して、こんな価値観を持って生きてきたんだなぁって思った。今戦争から帰ってきてのほほんと暮らしているおじいちゃんやおばあちゃん達にも、多かれ少なかれこういう体験を背負って生きているのだろうなぁ。
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本日読了。ああ楽しかった。
人によってはその倫理観や貞操観念のなさが信じられなかったりとか何とかするかも知れないんだけれど、やっぱり主人公のハルカさんは素敵な人。憧れてしまう(さすがに憧れるだけで止めておきますが)。
読んでいる間中ずっと、ハルカさんが私の頭の中で動き回っていました。お友達と一緒にボートに乗って、赤チン貼ってお見合いして、空襲に見舞われた大阪のお義母さんのもとへちらし寿司持って走って、子供を産んで、夫の浮気相手に会ったりして、自転車通勤の園長先生になって、恋をして、裏切られて、夫になぐさめられて、また恋をして・・・。
ハルカさんと大介さん(旦那さん)の関係が、(お話として読む分には、ということかも知れないけれど)とても心地よさそうだった。
批判精神はかなぐり捨てて物語に浸ってしまったので、もう一度慎重に読めば何か見つかるのかも知れませんが、それも野暮かなあ、と。少し忘れてきた頃にまた読みかえして、また浸っていたいです。
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大正9年滋賀県生れ。大阪に嫁ぎ、戦火をくぐり抜け、戦後の自由な空気を吸い、平凡な人生を平凡に生きた女は、しかし決して後ろ向きになることがなかった。ヒメノ式「女の一生」、直木賞候補の傑作長編。
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ハルカさん、すてき!
日本人女子よ、美しくあれ!勇ましくあれ!清くあれ!
昔の女性は、本当に魅力的です。
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友人に借りて読んだ本。
激動の昭和期を生きたオシャレなお婆さんの伝記。老後のプレイガールぶりがどの時点から発揮されていたのか思い出せない。若い頃は旦那の浮気が原因で一悶着あったりしたのに。
それにしても小説は1度しか読んでいなくても結構思い出せる。イメージで覚えているんだろうな、本当に。ビジネス書も同じくらい読みこなせるようになろう。イメージ。。
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この著者にしては爽やかな小説だった。
戦中戦後における「女の一生」的な小説。
激しさはなく、淡々とした感じだけど、こういうのも嫌いじゃない。
夫の浮気に対して、浮気相手への嫉妬ではなく夫に対する怒りを感じるハルカは男的であるといえる、というくだりが印象的だった。
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戦争って悲惨で暴力的で血みどろで悲哀なことばかりだけど、戦時を生きる人の生活と日常をちゃんと書いた本はあまりないと思う。
小さな喜び、友達を思う気持ち、困惑などだってあるはず。
一日100パーセント戦争のことじゃない。
空襲のあと、義母とちらし寿司を手掴みで食べて、美味しいなと思うシーンが好き。
ハルカさんは、楽しみやユーモアをより強く感じて素直に生きるのが人生のメインで、不倫や夫婦の危機は添え物みたい。
それなりに不幸もある普通の人生なのに、普通じゃなく芯からエンジョイしている。
昭和の女性の人生をスキップで駆け抜けるハルカさんは素敵です。
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面白かったです!
戦前、戦中、戦後と目覚ましく移り変わる社会や風潮の中で
自分らしく生きる主人公は素敵でした。
また、こんな考え方もありなのね
と気付かせてくれる本でした。
さらりと読めるので
濃い話が苦手な方で姫野作品に挑戦したい方は
是非!
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ひとりの前向きな女の人の一生涯を描いている。 戦争も経験するが、全く暗くなく、とにかく淡々と綴られていく。 読み応えはあったが印象的なところはあまりなかった。
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実はあまり期待しないで読んだのですが、非常によかったです。こういうの好きです。みなさんが書いているとおり、ハルカという女性の一生が描かれているのですが、戦争のことなど事実をちゃんと織り込みながら、それでも普通に生きていた人々の理屈じゃない部分も無理なく読ませてくれました。あとがきで著者も書いていましたが、暗くてむごい戦争の中にも笑ったり食べたりしゃべったりする日常があってそういうのをちゃんと書きたかった、というようなこと(うろ覚えですが)、読んでいてすごく伝わってきました。文章もリズムがあってよかったし、関西の言葉も個人的に好きな雰囲気で、結構おすすめです。久々に読み終わりたくないなーと思う本でした。
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初姫野カオルコ。今まで、ドロドロの恋愛モノを書くヒト、と勝手に思い込んで読もうとしなかったのだけれど、ものすごーーーくおもしろかったー。昭和の女一代記ときくと、苦労に苦労を重ねてみたいな、じめっとした話も出てくるんだろうと思っていたらそうではなく、明るくてさわやかでじめじめしたところがなくてすごくよかった。登場人物全員いい人、みたいな。お姑さんが本当に優しくて、ハルカがわたしもこういう人になろうって思うところなんて、なんだか涙が出たくらい。ときどき著者の視線というか、二〇〇×年の視線で語られるところがあるんだけれど、それもわたしは違和感なく、おもしろかった。当時の社会状況を解説されているみたいで。ハルカと夫が、お互いをいちばん愛していると思いながらどちらも浮気をするっていうのは、どうなんだろう、賛成とも反対ともわからないんだけれど、文章の雰囲気なのかな、ハッピーな感じがした。結局、人生、人と違っていようがなんだろうが自分がここちよく楽しく生きられればいいんだな、というようなことを思った。自分が機嫌よくいられれば人にも優しくできる。人と自分を比べず、くよくよせず、せかせかもせず、おおらかに生きていくハルカはすばらしいー。娘の恵の話で続編なんて読みたいな。
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これは面白かったー。強いて何かが起こるわけではないんだけど、登場人物の書き込み具合とか、ヒロインの花開いていくさまとか男女論とかがとてもしっかり描かれていて読み応えがあった。
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相手の身にふれたいと心中で願ったならば、それはふれたのと同じではないか。
頭で、大好きだった人に触れたいと思った時の気持ちを
生々しく思い出してしまった!
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面白かった。とにかくハルカさんは魅力的だし、今とは違う時代の生き方もとても興味深く、すごく話に引き込まれました。
私も素敵に生きたいと思わされた本でした。