ワイド版風雲児たち(18) みんなのレビュー
- みなもと太郎 (著)
- 税込価格:713円(6pt)
- 出版社:リイド社
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紙の本
高野長英なる人物を丁寧に描いていると思われる
2017/09/10 23:01
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
2017年再読中。最初は、関ヶ原の合戦あたりの再確認のために読み出したら止められなくなり、なんと第18巻まできてしまいました。
ここでは何と言っても高野長英の伝馬町脱獄の話が非常にインパクトがあります。
どこで植え付けられたイメージなのか、正直私の中で高野長英なる人物はあまり良いイメージがありませんでした。この『風雲児たち』でも天才が故のことかもしれませんが、周囲の人たちへの迷惑を顧みず、ただ自分の意思の赴くままに行動をした人物であったというところに従来からのイメージを重ねていたのですが、どうもそれだけの人物ではなかったということも読み進むうちに思い知らされてきたところです。
そして、この18巻ではついに伝馬町の牢名主から脱獄を図るところへと、高野長英の焦りや葛藤などが丁寧に描かれており、ずいぶんとイメージを変えさせられたところです。
いやあ、これだから『風雲児たち』は止められない。
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