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紙の本
水木しげる氏の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズの第2巻目です!
2020/10/06 09:45
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、戦後に紙芝居作家から出発され、その中で当時としては珍しい妖怪漫画を描き続け、我が国の妖怪漫画の第一人者と言われるまでになられた水木しげる氏の作品です。水木氏には『河童の三平』や『悪魔くん』などの作品もありますが、何と言ってもこの『ゲゲゲの鬼太郎』がよく知られています。同書は、中公文庫版として全9巻シリーズで刊行されているもので、そのうちの第2巻目です。同書は、表題にありますように「妖怪反物」を中心とした物語になっており、その中でも「わたし日本のばかな妖怪をだまして反物にして日本人に売りつけるよ……」というセリフが心に残ります。そして、このままでは日本は中国妖怪たちの天下になってしまうと危機感を抱く鬼太郎ですが、果たして、鬼太郎はそう対処するのでしょうか?同書には、表題作ほか14話が収録されています。
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追悼 水木さん
2016/02/16 16:12
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投稿者:taka - この投稿者のレビュー一覧を見る
水木さんの本は環境問題や時事問題など妖怪という表現でいろいろと考えさせられる。
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妖怪世界の公害問題が主力
2016/01/03 00:45
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投稿者:竜生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2巻の基調は公害問題である。多分第2巻が連載されている時代は、世間でも公害問題が話題になっていたのだろう。それを巧く取り入れている。中で『雨降り天狗』は、天狗が住んでいた風人峠の道がアスファルト舗装され、車が通るようになって空気が汚染され、起こった天狗が車で通行する人を風化(消去)することが起こる。この天狗は雨が降ると石になるという特性を持っており、それを知った官憲(国家)が爆破しようかという提案に対して、人の行かない山奥に妖怪特区を作り、棲み分けをするという提案が鬼太郎からされる。所でこの巻の最後は、鬼太郎にも好きな女の子が出来、南の島国に住むと云うことで終わるが、この連載はここで終わると云うことだったのだろうか。
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