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自民党の長期単独政権だからこそ力が発揮できた田中、大平。では、衆参ねじれの不安定な政権運営の中で発揮すべき政治家のリーダーシップとは?
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日台断交から日中国交正常化へ向かう情景をスリリングに描いた外交史.外務省公開文書や国会議事録などの一次史料を駆使した力作。学者の著作だが、会話が多用され、新書好き読者にやさしい。
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日中国交正常化は1972年、私の生まれる3年前。そのころの政治家は強いリーダーシップを発揮していたのだということが分かる一冊。田中角栄を例に挙げるまでもなく、政治家には功罪が伴うのだろうが、少なくとも存在感は今の人と比べて格段に違う。
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あおい書店で購入する。正直、期待はずれでした。別に、悪い本ではありません。僕の期待値が高すぎただけです。興味を持ったのは日本側の問題です。中国畑の人物は外されていたことです。主導権を持ったのはアメリカとの関係が深い人物ばかりです。偶然ではありません。政治家が意図したものです。これは意外でした。
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一読ではなく、何度でも読み返すべき良書だ。いままさに激しく対立する日中関係の原点を学べると同時に、田中角栄首相、大平正芳外相の政治力を通じて、政治主導とは何か、政治家とは何かについて、史実から語りかけてくる。政治不信、日中対立が激しい今こそ、ぜひとも読むべき一冊である。
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新書は読みづらくてあまり好きじゃないけど、この本はわりと読みやすかった。
歴史の瞬間に立ち合った人は本当にすごい。
後世には首相と外相の名前しか残ってないかもしれないけど、官僚の力あっての外交だったことがわかる。
正直田中角栄とか、はっ って(鼻で笑いたくなる)感じだけど、それでもリーダーとしての素質は群を抜いていたのも伝わりました。
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田中、大平両氏を見直すことになろうとは思ってもみなかった。現在このような政治家が日本にいるのであろうか。
また、中華人民共和国にしろ、中華民国にしろ、当時の指導者にはとても立派な人物が存在していたのだ。
中華思想に寛容という言葉があるのであれば、きっとこのときの両国の指導者が取った態度なのであろう。
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目標に向かって大きな絵を描き仕事は下に任せ自らは責任を取るリーダー(田中角栄)がいて、性格の違う補佐役(大平正芳)がそれを支え、専門家集団が細部を埋めていく。その見事な連携ぶりが物語のように語られている。政治主導ってこういうことを言うんじゃないかなと考えさせられた。
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現在日中関係は冷え込んでいるが、日中国交正常化における先人達の苦労を知ると、日中共にもっと努力する余地があるのではないかと思ってしまいます。
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交渉に先立つハワイでの会談。そこにロッキードの萌芽があったことを、この後のこの国の政治史の痛みとして痛感する。
それから、台湾へ特使として向かった椎名悦三郎の破天荒な振る舞い。この政治家については、椎名裁定のことしか印象になかったが、ここでも歴史をかき回していたのかと、微笑む。
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中国に関する書籍、2冊目。知れば知る程、勉強のしがいがある国、分野だ。この本を通して、どのように国と国との関係が構築されていくか、政治的な面から分かる本、また官僚や政治家の動きについても分かってきた。
そろそろ日本近代、現代史読もうかな
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ドキュメンタリーと思いきやのドラマ。外交関係はいろんな利益集団が係わってくるので、やっぱりおもしろい
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1972年の日中国交正常化交渉の実証的研究。巷説に相違して、外務省のいわゆる「チャイナ・スクール」(北京派)は交渉過程から排除されていたこと、日本側は日米安保体制との整合性に腐心し、中国側は「歴史問題」よりも台湾問題を重視していたことなどを強調している。この時期だとさすがに使える一次史料が少なく、回想やインタビューなどの二次史料中心なので、史料状況の改善により今後本書の内容は更新されていくだろうと思われる。
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【所在・貸出状況を見る】
http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&materialid=11100539
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田中首相と大平外相のすばらしさがわかる。
日中国交正常化交渉において、チャイナスクールは排除されていた。アメリカとの関係を重視した上での日中国交正常化だった。
田中総理は訪中してからは大卒に交渉を任せて暇で漢詩を作っていた。
周恩来は佐藤内閣から田中内閣に変わったことで、佐藤内閣のことはあなたたちのせいではないというスタンスに。