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-行動観察のステップ
観察、分析、ソリューション
-行動観察において大切な「FIRE」
Fact; 事実
Insight; 洞察
Reframe; 枠組みの再構成
Extensive Knowledge; 幅広い知見
-知見の学問分野
人間工学、エスノグラフィー、環境心理学、社会心理学、
表情分析、進化心理学
-行動観察のプロセス
1.発見する; 行動観察
2.再構築する; フレームワーク作り
3.着想を得る; アイデア出し
4.創造する; ソリューション
-「ジョハリの窓」が示す4象限
開放の窓、隠された窓、盲点の窓、未知の窓
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行動観察を通して、ファクトを収集し、ナレッジを通じて、インサイトを得る。
リフレームし、イノベーションを起こす。
そのためには、知的な勇気が必要。
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ITによる情報社会、多様化したニーズの成熟社会にある現代では、ニュートン科学的な100%の正解、経験や勘が通用しない状況もあり、ダーウィン的に変化に適応するソリューションをリスクを負いながら実行していく必要がある。そのためには行動観察により現場のファクトに接し、的確なインサイトからソリューションを導き、イノベーションに結びつけること。変化の激しい時代に生き残る知的な勇気をもつことを具体的な事例を通じて丁寧に示してくれる。
14-25
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マーケティングとはかくあるべしと言ったところでしょうか。マーケットインの製品作り、顧客指向のサービスなどの具体例が書かれています。比較的平易な文章で構成されており、読み物としてはストレスなく読めます。
実際に行動を起こすためのハウツー的な内容や、顧客情報の分析手法などに触れられていたらもっと良かったと思いました。
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実際の現場に行き
対象の行動を観察することによって
潜在的な需要を導き出し
それを現実化する
行動観察という手法の手順書ではなく、現代社会に求められてるソリューションビジネスの考え方の解説書。さらには、それを提案する側と承認する側の心構えも説く。
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この本のベースとなるのは人間の心理である。
書いてあること自体を実践してすぐに意味のある結果を導ける行動観察に出来るものではない。
自分がどれだけ偏った見方、
考え方をしているかということを改めて認識するきっかけの本だと思った。
人間第一印象や思い込みによって、
ついつい事実を見逃しがちである。
また事実を得てもそれを偏った見方で見ている限り同じような考え、認識にしかならない。
行動観察という言葉によって、
本当に意味のある示唆、結論を導けるかは、
個人の考え方、捉え方による部分が多い。
行動観察をすることでみられる共通的な行動で満足するのではなく、
その行動の背景にある人間心理を予想することに意味のある示唆が眠っていると思われる。
そして、人間特性上偏りがちな捉え方、考え方を知り、意識的に逆らおうとしてみると、
新たな事実を拾うことが出来たり、
固まった思考パターンから逃れた新しい考えに繋がるのだろう。
この本に書かれた内容の先にあるのは、
ビジネスにおける成功などというものだけでない。
満ち足りた人生にも繋がるだろう。
それだけ人間の本質、心理に近付けば近付くほど
それを活かした充実した人生になるだろう。
定期的に読み返すことで、
自分がどのような考えにいるのかを見直したいと思う。
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行動観察を行うには、今までの自分の見方を一旦排除し、子供のような視点で臨む必要がある。
また、観察の対象となる人を受容、共感する姿勢もまた重要。
その際に知っておくべきこととして、マズローの欲求段階説、すなわち、生理的、安全、社会的、承認、自己実現の各欲求を知っておくと良いが、実はその上に、他人の自己実現をアシストしたいという他己実現欲求があることを知っておきたい。
また、観察し得られたファクトですぐに着想に走りがちだが、解釈が浅いものになりがちなので、発見、フレームワーク作り、アイデア出し、ソリューションの順に行うべきである。
フレームワーク作りにより、今までの見方が改まり、イノベーションを起こすことが可能となる。
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「行動観察」の基本と有益性はこの本を読めば大体わかる。方法についても若干触れてある。
今後は、従来のマーケ手法とどうミックスしていくかを考えていきたい。
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上司から勧められた人間観察の基本の書。
【仮説をもつために行動観察】
・受講生の授業を見学する。
→そもそもどんな気持ちで望んでいるか?法人と個人、年齢や職位ごとの意欲は?
→一番身近に振れている、講師に尋ねることも有効。
→真実の瞬間を抑えておき、そこで観察する(受付、メール・電話対応、受講、ラウンジ・勉強会室利用、ガイダンスなど)
【アンケートの社会正義を理解する】
→本当のことは言わない。社会でよしとされている方向に流れることを把握する、またそのような質問はしない。
→アンケートの4に価値は薄い。
【「初頭効果」と「親近効果」】
→第一印象で人は判断する、最後の印象をよく覚えている
→Day1(いやオリエンか?)、Day6が肝心ということ
【勇気をもってチャレンジする】
→「成功←自分→失敗」ではなく、「自分→失敗→成功」。失敗を避けては、もっと正確に言えば、失敗する勇気を持たなければ成功はできない。
→「PKを外すことができるのは、PKを外す勇気をもったものだけだ」
キーワード:行動観察の瞬間に先回りする
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・モノではなく経験を求めている
・成長企業は業績不振を内因を探る(コントロール可能な範囲で何が起きているのか、改善できない模索する)
・自分の行動は自分の口で説明できない(5%しか言葉にできない)
・アンケートでは「社会正義バイアス」がかかっているので信用できない。
・行動観察に重要なのは「ファクト事実」「インサイト洞察」「リフレーム枠組みの再構築」「ナレッジ幅広い知見」
・場の情報、という考え方
情報は現場に行かないとわからない。
ナレッジのため方
人間工学エスノグラフィー(フィールドワーク)、環境心理学、社会心理学、進化心理学
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冷静に行動を分析することで状況把握や次の行動に移すための方向性がわかることがよくわかった。特に、高齢者や中国人観光客のくだりは参考にしたいと思う。
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量的調査からインタビュー調査、そして行動観察へとマーケティングは顧客である人をより身近に知るべきであるという観点の元に語られている。大学における学生への関わりもこの流れを踏襲しており、行動観察の手法は今後取り入れていく予定である。アカデミックな観点よりもビジネス的な観点で語られた本書であるため、研究倫理や個人情報の保護などの研究活動を行う上での必須事項については、別の本で学ぶ必要がある。非常に参考になった。
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行動観察の入門書。
最強の者でも、最も知的なものではなく、最適な者が生き残るというダーヴィンの思考と
100点をミスなくこなすニュートンの思考。
今の時代は100点満点を目出すのではなく、最適を目指し生き残っていく。正解は無いのだからリスクを恐れずにチャレンジしていこう
といった、行動観察のきっかけ作りになる本でした。
「サービスの基本は人間を知ること」
結局、データで素晴らしい成果を証明していたとしても、
体験としてイマイチな実態なのだったら、品質は良いとは言えない。
人の特性を知れば知るほど、無意識の行動・感情的な判断で動いていることがわかる。
だから「場の情報」を大切にする。
言葉にできていない価値は場にしかころがっていないからだ。そのために行動観察し、本質は何か?といった問いを続けなければいけない。
イノベーションを生むためには、「人間」を知り「知られていない価値」をリフレームして作り上げるという
困難な道を歩むしかないのだ。
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行動観察第二弾を読了。行動観察の理解を深め、また時代に必要なセンテンスが散りばめられてた。「つなぐ」が大事と定義されており、その「つなぐ」ができる人間になりたいと思う☻
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最近、著者 松波氏の講演を拝聴する機会があった。話がとても面白かったので同僚が持つこの本を借りた。
自社で「成功企画を振り返り、そこから見えた要素を整理する」という試みを行なった。要求→手段展開はやめ、要求文脈→プラン展開に変えよう!といったものだが、この試みの結果が、この本の内容とかなり符合するところがあり驚いた。
いかなる課題においても、本当に大切な何かを明確にし、その上で解決策を探るというアプローチが重要であると思うが、この本では、これらのアプローチのみならず、マインドについても触れられている。
かねてより、顧客要求を整理したり、見つめなおしたりする際、「(言葉は悪いが)アホになろう!」とよくいっていた。アホになろうというのは、“今信じていることは一旦忘れよう” という意味合いなのだが、うまく言葉にするのは難しいと感じていた。しかs、この本にはこの辺りのマインドが結構スッキリ表現されている。う〜ん、なるほどなぁ。
私はとにかく面白く読み進めることができた。未知の課題を解決する方法論の多くは、あるところまでは誘導してくれるが、ゴールの手前で投げ出される。。。という印象があった。カーナビでいえば「目的地に近づきました。ルート案内を終了します」ってやつ。もうちょっと誘導してくれ〜 という感じ。
しかし、これは甘え過ぎ。著者も述べているように「正解のない問題」に取り組むんだから、迷いや反発があるのは当然だ。
何よりも、まずはマインドセットなのかもしれない。