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人魚の肉を食べたことで300年間、ずっと25歳で生き続けなければならない女。次々と主人公の前に、名前を変えて出没する。怪奇的世界が、ポルトガル、日本、マカオと広がっていく。永遠に25歳の若さを生きなければならないのもしんどい話ですが、近寄られる人間も迷惑です。ぞっとするような理解されない孤独と愛のすさまじい執念。夏の夜、じっくり楽しめました。
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借本。
著者の本はこれが初めて。
背筋が「ぞぞぞッ」としたラスト。
最後のシーンだけを楽しむ為に読んでみるのもおすすめ。
暑い夏には、多少の「涼」がとれるかもしれない(笑)
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どこかで勘違いして、人魚だという女につきまとわれる女性の話だと思って読んだのですが、つきまとわれるのは男性でした。どうも話がまわりくどく、宇宙人説辺りで正直面倒くさくなってきました(苦笑) ラストもちょっと後味の悪いものでしたし、期待したほどではなかったのが残念です。(2008.08.02読了)
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八百比丘尼モチーフの、300年死ねない女の物語。
前半ぐいぐいと引き込まれ、物語に同化するような感覚すら味わった。のに。
後半のグダグダ振りはどうした。
もったいないなぁ。
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ありがちにラストだった。
タイトルに惹かれたんだけど、あとちょっと何かほしいかも。
アインダの「話」のところは面白かったけど・・・。
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ジャンルでいうならホラーかな? タイトルどおり、人魚の肉を食べて不老不死になってしまった女性を巡る物語。不老不死、というと昔から憧れであるかのように捉えられていますが。これって間違いなく、最大級の呪いですよねえ。さまざまな人間としての束の間の人生を渡り歩く彼女は、たしかに可哀想。
だけどなー。この考えは恐ろしいぞ。いや、その気持ちは少しくらい分からないでもありませんけど。怖いってそれは! このまま平和に終わるかと思った分だけ、ぞくりとさせられてしまったのでした。
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けっこう昔に新聞に連載され、途中までは読んでいた。引っ越しかなにかでラストまで読めなくて、その後記憶を頼りに本になったら読めばいいやと思ってたけど、ネットで検索しても本として世に出た形跡もなく、あれ夢だったのかな?などと考えるようになった頃、たまたま図書館で見つけ、本の内容さながら狐につままれたような気がした。
内容としては自分が読んでいた時が一番面白いトコロだったんだな、と。どんな凄いラストが待っているのか期待が大きかった反面、尻すぼみというか、期待ハズレ感が否めなかった。
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一人旅でポルトガルに滞在した緒方は、人魚の肉を食べて不死になったという女の「話」を買う
不思議な女の話は聞くというよりの体験するものだった。しかも後日ふらりと立ち寄った町で再びその女に会い次の話を買い、初対面の花岡という男と二人して恐ろしい目に会う
日本へ帰り日常に戻ろうとするも、女は現われ、人生を狂わされる。
思えば女は過去にもたびたび現われ、自分の人生を操って居たことに気付く。
そして「あなた以上に愛する人はない」と宣言し、女から解放される。しかし、何年かたち、初めてのわが娘を抱いたとき、「この子が一番だ」と言ってしまう
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最初は幻想的な話なのかなと予想しました。だけど読み進めるうちに、女の話、血の話、家族の話、呪いの話……顔を変えて読者の前に現れるこの本。私は心底嫌な気持ちになり、不安になり、憎悪を感じました。それでも、私はこういうの好きなのでページを捲る手は止まりませんでした。全くいい刺激です。とくに『話』の所は面白かったです。
"私は日本を追われるようにして当てのない旅に出た。着いた先はポルトガル・リスボン。そこで私は人魚の肉を食べたせいで25歳のまま125歳生き続けている女性と出会う。彼女から話を買うのだが、この女どこか変だ。神出鬼没で付きまとい訳がわからない。蝕まれていくように私は壊されていく。彼女は何なのか、目的は何か。私は彼女から解放されるのだろうか。"
読み終わったときの気分といったら、ネバネバドロドロで、気色悪い。あぁ恐ろしや恐ろしや。
『人魚を食べた女』というこの本、何百年経とうが、平然とどっかにあって、会うべく人を待っていつまでもいつまでも彷徨っていそう。想像したら余計怖い。夜に読んだのが間違いだった…
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人魚伝説、八百比丘尼から永遠に25歳でい続けなければならなくなった女の孤独や不幸を描き出したはいいが。。
主人公直光の女との関わり方、特に元恋人に対する仕打ちや、失踪した母への未練から歪んだ性愛などが気持ち悪く、後半の展開は特に荒唐無稽で収集がつかなくなった感。。
ホラーならホラーらしく、ラブストーリーならラブストーリーらしくすればいいのにどっちつかずの中途半端さ。。
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ちょっと前に似たような翻訳本を読んだ
日本とじゃ、こんなに違うんだ・・・
それにしても、ラストって