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ドラマを見て、原作が読んでみたくなって読んだ一冊。
それぞれに全然違う性格の同級生4人の20年後。
その中の1人の死をきっかけにそれぞれの嘘が露呈し始める…
詩文の白黒はっきりした性格が好き。
『人間誰だって嘘くらいつくわよ。』と中学2年生にして言い切るところなんか特に。それでも共感を持てるのは彼女がただはっきりしているからというだけでなく、芯の強さのようなものが垣間見えるからだろう。
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2010/12/26
偶然だけれど、昨日見た「スイートリトルライズ」も嘘がテーマだった。
映画のなかで、瑠璃子は、守りたい物に嘘をつくのだ、と言った。
じゃ、この四人の主役達が守りたかった物って何だったんだろう。
私はこの四人の誰とも似通っていないけど、どの人達の気持ちもわかるような気がした。
女ってとってもめんどくさい。
でもやっぱり楽しい。
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嘘をついてプライドを守りながら、周りの目を気にして自分と比べながら、自分だけの幸せを探そうとしている。そんなめんどくさい女子が描かれている。
そうか。ドラマになってたのか。永作博美の詩文は観たかったな。
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ドラマを見てから原作を読んだ一冊。
全然違う性格の同級生、女4人の20年後。
その中の1人の死をきっかけにそれぞれの嘘が露呈し始める…
自分と重なって見えてくる人物像がきっとあるはず。
あなたの嘘は・・・??
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大石静の本はこれが初読。
功名が辻やセカンドバージンは楽しめたので、暇潰しも兼ねて、気軽に読んだ。
やはり大石静らしい部分がチラホラ見られ、「美波の責任、魅力がないという、美波の責任」などのセリフは、セカンドバージンを彷彿させた。
また、年下の若い男が、40に差し掛かろうとするだいぶ年上の女と関係をもつあたりも、同様だ。
そういった点で、大石静の描き方には幅がないのだろうと考えてしまったが、登場人物の行動がまったく理性で裏打ちされた小説に比べれば、ずっと引き込まれるものはあった。
しかし、文章が非常に苦手だった。これが読書中の、最大の壁となった。
物語に直接関係のない詳細な時間の描写や、必要以上にされている段落の切り替えのせいで、読むペースがなかなか掴めない。一人称が地の文に帰結しない、三人称文もそうだ。〜の使用などなど、その他、挙げればキリがない。マンガのような文章だった。
軽快でなくとも、読むペースが掴みやすい文章はたくさんある。ある種、文章の上手い下手の違いではないかと、つい考えてしまった。
さらに、登場人物の過去のシーンなどについては、時代が違うとはいえ虫唾が走った。
大石静は脚本向けの作家なのかもしれない。
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4人の女の話。
一気にスルーっと読んでしまった。
詩文とネリの気持ちが、なんかよくわかっちゃった自分が、なんだか悪い女に思えてしまったのだけど、だけどなんだか・・・その二人の気持ちが手に取るようにわかってしまう。
4人の子供がまた同じような境遇で育っちゃうところもまた面白いんだけど。
歴史が繰り返すというjか、詩文の子は、やっぱり血を引いていたのね、みたいな感じで。
ネリと詩文の気持ちが良くわかったんだけど、その中でもなんか詩文のことが手に取るようにわかってしまう。
手に入れてしまうと、興味がなくなってしまったり。
刺激を常に求めてしまう、そんなところがなんとなく。
そして美波の一途さもちょっとわかってしまったりもする。
結局は可愛い女が最後に愛されるの?と思ってしまったりも。
ネリの仕事に打ち込む姿も、そして若いころの唯一の恋愛も、ボクサーとの情事も・・・・なんだかすべてがしっくりきてしまうのはなぜ?
セカンドバージンはドラマで見たけど、この本を読んだら、セカンドバージンも読みたくなちゃった。
面白かった!
アラフォーの女性にはたまらないかも!
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読むと止まらなくなった小説。女子校出身の4人が、41歳になって、それぞれの事情で、貪欲に、淫蕩に、諦め気味に、狡猾に生きている。皆、自分らしく生きてきたつもりが、プライドと違和感が入り混じって、不安と負けず嫌いな面が交差して…それがまたイイ。クラスで学級委員をやっていた人にも、集団行動がニガテだった人にも、読んでいて必ず心当たりがある部分が出てくる。新聞の連載小説だったようで、1ページ毎に先が気になってしょうがない感じがスゴイ! …あ、でも男性は読まない方がいいかも。女性の腹の底まで知らない方が、きっとシアワセな気がするので。。。
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なんとなく読み始めて
通勤で読んだ本
ドラマの原作っぽい。と思った
でも本音で生きているような主人公たちが好きで
また大石さんの本を読んでみたいなーって。
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高校時代の同級生4人、22年後を舞台にした群像劇。
小説らしい小説と言うか、正しい小説と言うか、もちろんいい意味で。
途中までは非常に素晴らしかったですが、だからこそ、3人の心を通わせるために用いたエピソードが安易に感じられました。
詩文の人生観、死生観は見ていて気持ちよかったです。
そういう意味でも正しい小説です。
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2008年10月02日 19:23
ちょっと前にドラマ化されてました。
あんまり印象に残らなかったから簡単に。
四人ともキャラクター設定が曖昧。いや、設定はしっかりしてるのかもしれないけど、それなら描写が足りない。特に詩文。
そして展開が唐突すぎる部分が多い。連載小説で急遽打ち切りが決まったの?って感じの終盤。
なんか言い方が悪いけど、私ぐらいの年代は、雑多な恋愛みたいはものに興味をひかれにくいんじゃないかと思う。
じゃあ実際40代の人たちにはどうか、っていうとこれも厳しい。自らに引き付けられるほど現実的でもなければ、引きつけたいほど魅力的でもない。
大石さんが実際対象にした読者層はどこだったんでしょうね。中途半端な話でした。
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結局「嘘」が何かよくわからず、
何を伝えたい話なのかよくわからず、
人生色々あるよね、という感じ?…
話に山もなく終わっちゃった感じ。
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面白かった! ・・・途中までは、苦笑。 結末以外はわりと満足しています。
人間なんて、誰でも嘘を吐くものですよねぇ。
まぁとりあえず、例え不幸になったとしても詩文のような女になりたい。詩文のような女でありたい。ブッキや美波ではなく。ネリにはなれないしなー。
数年前にはドラマにもなってたみたいですけど、どーだったんですかね?見たことはありません。
新聞か雑誌かに連載されていた作品らしいですが、一気に書き上げられた(と、思しき)ものと連載形式でちょこちょこ書かれたものとでは、やっぱりラストまでの魅せ方が違うなと思います。
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4人の女性の生きざまを描いたものだけれど、どうにもリアリティが薄く、何が「嘘」だったのかがはっきりしないままだった。
それぞれのキャラクターを際立たせるためか、かなりデフォルメされた感があり、女子高(彼女たちは女子高時代の同級生)ってこんなにいやらしいところではないよ、と声を大にして言いたい気分。人間のイヤな部分をピックアップして描いた?と思えるほどに極端に思えるのだけれど、あとがきを読んでもとが新聞の連載小説だったことを知り少し納得。毎回ちょっとずつ山場を作らなければいけないという制約ありだったのか・・・と思えばそういうものなのかなぁとも思えます。
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女子高で同級生だった4人のどろどろとした恋愛と40代のその後のお話。
お出かけの電車のお供に再読。
ドラマっぽい。
いかにもドラマっぽい。
特にやっぱ詩文。
最後になんだかみんなそれなりに良い人っぽく書かれていて、それがちょっと物足りない感じはあるかも。詩文には最後まで悪女っぽくいてほしかったというか。
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他の人のレビューのように確かに昼メロw
嘘というよりは女同士の友情の中の秘密の暴露といった感じかな。
読み進むのに苦労はない程度の本かな。。