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人体に関するホラーオムニバス。
怖かったです・・・が、ビクッとするほどのもんでもなかったですね。
全編通して、背中がほんのり冷たくなる感じの怖さでした。
後味が悪い作品を読みたい人にはオススメかもしれません(笑)
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目・口・鼻など人体にまつわる短編小説。
その中でも邪眼がよかった。いまいち本旨が理解できないでいたが、最後にすべてが繋がるストーリー。
そこには伊坂幸太郎のような本を読み終えた後の充実感があった。
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プロローグ/邪眼/セルフィネの血/はなびえ/耳飢え/健行脚/膝/ピラミッドのヘソ/EIGHT ARMS TO HOLD YOU/骨喰う調べ/貴子の胃袋/乳房/翼と性器/エピローグ
体の一部位に関わる話をオニムバス形式で展開してゆく。読後にぞくっとした感じを抱かせるものが多い。オカルティックなものは勿論、狂気を感じるもの、ブラックユーモア系のものと様々な方面から人間に対する恐怖を描いている。面白いのでさくさく読める。
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生々しい人間の物語を語る様々な器官を持った、廃屋の人体模型。
おどろおどろしいようでどこか冷めていて、でもそこに惹きこまれてしまう作者の才能に嫉妬
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ホラー短編集です。
ずーっと前に読んで、怖かった印象があったのですが・・・
アレ?
怖くない。
っていうか、ホラーというよりユーモア?
あ、気になった文章をひとつ。
『はなびえ』という章のなかの一文。
━─━─━─━─━─
「独りだから幸せなんだ。」
と彼女は思った。孤独は清潔ですがすがしい。孤独は誰をも傷つけない。孤独は答えを要求しない。たくさんの人間との関係の中で感じる淋しさに比べれば、孤独はなんと暖かいことだろう。
━─━─━─━─━─
ああ、すてき。
そうそう。こういう感覚が好きなんだなーと実感。
『ノルウェイの森』のような若々しくてどろっとした孤独感や疎外感よりは、こっちのほうがさっぱりしてていいわー。
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人間の「体」にまつわる奇妙な短編集で「世にも奇妙な〜」みたいな印象でした。とてもダークですが「人間」というものを本質的に捕らえている気がします。多くの人と触れてこなければこの様な「小説」は書けないと感じました。
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精神的に怖かった。
途中で使われていた死肉って言葉が何かすごく重くて読んだ後お肉が食べれませんでした。
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人間の身体のパーツをテーマに書かれたオムニバス形式。
サイコサスペンス、グロ、人情話、奇妙な話、と、手を変え品を変え怖がらせてくれます。
「セラフィムの血」が気持ち悪くて好き。
「膝」は落語のような味わいがあって面白い。
怖いんだけど、全体に流れる空気がメロディアスでロマンチック。
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ニヤっと笑ってしまったり、背筋がゾクっとしたり。
エンターテイメントなB級ホラーがぎっしり詰まった短編集。
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人体っていちばん近くにあるブラックボックスかもしれない。
いくら解明してもしても、どうしてこんなにもうまくできてるのかわからないもの。
その人体の各パーツをモチーフに編み上げた短編集。
全体的にホラーのテイストなのですが、読後感はさまざま。
肌があわ立つものもあれば、少し笑ってしまうものも、シニカルなものもあります。
特に「耳飢え」は好きな作品。
ひさうちみちおさんの扉絵もクールでいいです。
…らもさんがもういないだなんて、なんだかピンとこないよ。
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「人体模型の夜」中島らも
ホラー短編集。特になし。
「人体の器官」をモチーフにした、それぞれ独立した短編が12編。
うーん、特筆するほどの作品と言えるものはなかったかな。
絵がついたらなかなか面白そうかなぁ、と感じる作品が多かった気はします。もちっとグロさの描写がオソロシゲな方がインパクトあっていいなぁ。
しかしどの短編も各々違う色をもっていて、それがまた一定のクオリティをもっているので、読み飽きることのないオムニバスになっています。
『ガダラの豚』はまだ手に取ったことがないので、それに期待を込めつつ、星3つ。
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後味に『ヒヤリ』『ゾッ』を感じさせる12の短編集。らもさんに興味があったのと、ヤマシタトモコさんが薦めているのを見かけたので!セルフィネの血と骨喰う調べが好きかな。
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体の各部位をテーマに、12編の短編からなるホラーオムニバス。オチにゾッととした瞬間パタンと終了するところがジワッときます。中でも『ピラミッドのへそ』はいろんな意味で怖かったです。
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珠玉のホラー短編。
人生で一番最初に買った小説。
この作品に多大なる影響を受けてツマの人格は完成された。
【かの美姫は私の中で今も未完成のまま
少年のすべてを抱いて 未だ語るのを止めない】
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私たちの持つ12の器官が織りなす不思議と恐怖の掌編。
日常の中に潜む小さな恐怖を短い紙数で鮮やかに描き出す短編の数々。
語り手が、廃墟の人体模型という舞台設定も秀逸。
一気に引きこまれる冒頭から、ひとつひとつの話のぞっとする後味、ユーモアと少しの悲しみに満ちた結末を堪能すれば、少年のように「もっと、話を」とガラテアに乞いたくなる。
著者が亡くなった時、まさにその心境でありました。
完成度の高いオムニバス。