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芥川賞受賞作品を読んだ後に直木賞受賞のこの著書を手にした。二つの賞の違いが少しわかったような気がした。小説を読むのに多くの時間はさけないが、この二つの賞の受賞作品は来年も読んでみよう。
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桑原と二宮の大阪弁での掛け合いに現れているように、ヤクザの親分、悪徳警官、使い走りのチンピラまで目に浮かぶようにキャラが立っている.舞台が関西なのもいい.
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任侠の世界で騙し騙される人たちの話。
シリーズものらしいけど、他のは読んでない。
序盤は関西弁に抵抗あったけれど、すぐに物語の流れに引きこまれてドキドキしながらどんどん読めた。登場人物みんな個性的で楽しい。
すごく面白かった。
シリーズ他のもの読んでみたい。
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第151回直木賞受賞作。映画製作の出資金を持ち逃げされた極道が回収に奔走する物語。桑原と二宮のやりとりや、ヤクザ同士の喧嘩、医者へのかかり方、詐欺の方法と金の隠し方、ギャンブルの薀蓄等、そこそこ面白かったが夢中になって読み耽る程ではなかった。シリーズものらしいので最初から読んでいれば感動するところもあったのかもしれないが、遡って読む気にはならない。オカメインコのマキは可愛かった。
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直木賞受賞作ということで読んでみた。
とにかく展開が速い。騙し取ったお金を持って逃げた小清水を追いかける桑原と二宮。刺されて病院に行くわ手術、入院、海外での人探し、カジノでの駆け引きに 大阪から愛媛まで、茨木 とにかく走る、捜す、捕まえる、逃げる、騙す、喧嘩に駆け引き 万単位のお金のやり取り多過ぎだし~お互いに詐欺ってるし~ 忙しい~読んでるほうも忙しい気分になる。
読み終わってやれやれ。読了後に思うのは二宮はカタギではない。そう思う。それだけ
これが直木賞か・・・
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「疫病神コンビ」の軽妙なやりとりが楽しい。カジノに行きたくなりました。(マカオでなくてソウルでも。。)
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シリーズ物と知らずに読んだが、前作を読んでいなくても楽しめた。恐らく人生初の極道物。案外すんなり読めたのは、ストーリー展開と会話のテンポが恐ろしく良かったからだろう。特に桑原と二宮の大阪弁でのやり取りは痛快。
桑原さんは確か40代くらいの設定だったと思うが、脳内ではもう小林薫さんしか出てこなかった。
若頭はさぞかしカッコイイのだろう。
小清水、ある意味最強。
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コテコテのハードボイルド
おもしろくなったとは言わないけど微妙(^_^;)シリーズの一作目から読んでいたら感想は変わるのかしら
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直木賞受賞作ということで、図書館に予約してからシリーズものと知ったけれど、取りあえず読んでみた。
ヤクザの世界の話だが、スピード感もあり、何より丁々発止の大阪弁のやり取りが面白かった。大阪の人の会話って、みんなあんな風に漫才みたいなのかな、これ東京弁だったらおもしろさ半減だわ…などと余計なことを考えているうちに、読み終えた。生まれも育ちも関東の私にとっては、関西の地名がまったくピンと来なくて、その点では個人的に翻訳ものにも通じる距離感も。
おもしろく読めた一方で、主人公も周りの人間も、みな非合法の任侠世界の人間という点に、やはり抵抗感が…。心のどこかで、受け入れてはいけないという倫理観がむくむくと湧いてきてしまったのは、私が生真面目すぎるのか。タカシとマコトのGボーイズくらいなら、いいのだけれど。
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直木賞というので、この作家初めて読んでみた。ストーリーの展開に迫力があり、息をつかせず最後まで読み終えた。
しかし、そんなに面白いかな~というのが、率直な感想。主人公にそれほど親近感はないし、桑原も本当にどんな人物なのかまだよくわからない。
シリーズものなので、最初から読んでみることにする。そういう意味では星は3.5かもしれない。
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疫病神シリーズ第5弾。
といっても自分は初作の「疫病神」しか読んでいませんが、初作から15年以上たっているのに主人公二人は変わっていませんね。
社会環境や携帯などのツールは出版時期に合わせて変わってきているようにも思えますが、初作から本作は何年たったことになっているのでしょうか。
それにしても二宮のヘタレ度や桑原のイケイケ度は健在で、二人の掛け合いも相変わらずでこの作品の魅力になっています。
二宮は本作では身体的にはボコボコにされず、かなりしたたかな感じになってきています。
それにしてもこれだけのバイオレンスと無茶な展開で死者は出ないし、それなりの達成感があるのは爽快です。
金を取り返すどころか取れるだけ取るところは半沢直樹かとおもいましたが、二人のグダグダ感、だらしなさ、浪費具合は楽しく、半沢の方が敵に回すと人生終わる感がします。
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直木賞受賞作ってことで。このシリーズ初めて。最初は普通の人かと思ってた二宮がなかなかのグダグダのギャンブラーだったりtheヤクザの桑原は2歩先まで読んでる策士だったりキャラと関西弁で読みやすかった。
賞とるほど面白いのかっていうのは謎。
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直木賞受賞作。登場人物みんながきちんとクズで面白い。テンポの良さと会話の軽妙さで一気に読んでしまいます。『疫病神』や『国境』も読んで見たくなりました。
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第151回直木賞受賞作品 疫病神シリーズおなじみ、腐れ縁の二人が、極道の世界とカタギの世界を股にかけて大立ち回りをするお話。
この面白さ、不貞腐れ感を満喫するためには、本書だけでなく、せめてシリーズ第一作 疫病神だけは読んだ後に読まれることをお勧めします。
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イケイケ出たとこ勝負のヤクザ桑原と行き当たりバッタリの建設コンサルタント?二宮が織り成すハードボイルドもの。始まりは映画製作への出資話。まんまと持ち逃げされた桑原と二宮。失踪した詐欺師を追いかけ、香港マカオまで追いかけていくが、詐欺師のウラに本家筋の構成員のかげがちらほらと。。組同士の抗争に発展した修羅場にて生き残りを賭けた大勝負に打って出る名コンビ二人の運命は!?大阪弁のテンポの良い会話にて、金に執着する人間のもの哀しさ、滑稽さを浮き彫りにする一気読みコミカルエンタメ小説です。