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あの桑原が!
2014/08/11 15:44
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とっと - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒川さん直木賞おめでとうございます。ついにやりましたね。
疫病神シリーズの「国境」で受賞してもおかしくなかったと思っていましたが、本作は本当の傑作でした。桑原のイケイケぶりは高まるばかり、二宮との会話の冴え渡ること実にすばらしいノンストップクライムアクションエンターテイメントです。
そして今までにない切なさ。最悪最強の桑原がかわいそうになってきます。是非たくさんの人に読んでほしい本です。日本にもこんなにおもしろい作家がいることを多くの人に知ってもらいたいです。
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ちょっとトーンが暗くなってる
2016/09/25 17:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家は受賞に値すると思う。しかし、他のシリーズと比べて、二宮と桑原の二人の会話のトーンが、暗く単調になってきてるとおもうので、そこはちょっと残念。でもやっぱり次が読みたいので5点。
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#読了。2014年度上半期直木賞受賞作品。厄病神シリーズ第5弾。桑原/二宮のコンビは映画製作にからむ詐欺師を追う。漫才の様な掛け合いのセリフが今回も面白い。しかし、ラストは、えっこれで・・・続編を期待。
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シリーズもの。独特の語り口、言い回し、台詞は相変わらず。ただ話は妙にこじんまりしたものになっているようで、あまり劇的な展開がない。やくざ社会の”しのぎ”にまつわるお話で、こじんまりした話のわりにややこしく、途中から良くわからなくなってしまった。
昔はもっと面白かったような気がする。
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イケイケ極道の桑原と建設コンサルタントの二宮コンビがおりなすフィクションで国境からの5話目。国境での北朝鮮渡航を参考にしたいと言う映画興行に絡めた金集めが発端となる詐欺話でヤクザ物同士のやり取りのストーリー展開が面白い。桑原と二宮の会話がユーモラスに描かれ引き込まれた。最後、同門組織との抗争で桑原が二蝶会を破門に至り終える。この後が気になる。
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本作のラストを受けて桑原の今後はどうなってしまうのか。続編に期待。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou3614.html
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直木賞と知って読んで、最後のヒネリがあんまり面白くないと思って、レビュー書こうと人のレビュー見て、疫病神シリーズの第五段だったことを知って、「あぁ疫病神シリーズかぁ」と妙に納得して、でも今更さかのぼってぜんぶ読もうというパワーは出ず、いま直木賞取らなくても良かっただろうに。と勝手に想像してしまう・・・
まぁ面白いんだけど、直木賞の名前負けって感じ。
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読了【破門】黒川博行著疫病神シリーズ5作目第151回直木賞受賞作。コテコテの関西弁ノワール。イケイケの極道桑原となよなよ建設コンサルタントの二宮がお互いに相手を疫病神と思い、いやいやコンビを組んでトラブルに立ち向かって行く物語。早いテンポでサクサク読める今時珍しい任侠物。楽しかったけどこれが何故直木賞なのかは謎
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映画製作の出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪した詐欺師を追い、ゴロツキを病院送りにした桑原だったが、相手は本家筋の構成員で…。“疫病神”シリーズ。
2014年上期直木賞作。黒川博行は6度目の直木賞候補だったが、全5作の疫病神シリーズのうち3作が直木賞候補となっているから、それだけ魅力があるのだろう。私がシリーズを読むのは5年ぶり2作目だけど、読んでいるうちに桑原の強烈な個性を思い出した。二宮が嫌々ながらズルズル引きずり込まれていく展開も疫病神シリーズのお約束か。
(B)
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直木賞というから読んでみた。
やくざの抗争には詳しくなったが、直木賞というならもっと清々しい生き方をしている人を描いてほしい気がする。
残念だけど星三つ。
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終始ヤクザのドタバタ。あっとおどろく展開もなく、ぐっとくる心理描写もない。○○が言ったとか、○○をしたとかの繰り返しで、何々を食べたとか、放尿したとか、無くてもいいし。正直なんの感動も無かった。何故これが直木賞なのかわからない。
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第151回直木賞受賞作
黒川さん、まだ獲ってなかったんですね。とっくに直木賞作家だと思っていたのでびっくりしました。
さて、今作は疫病神シリーズとのことで、全シリーズ読んでからにしようかなとも思ったんですが、未読のまま、登場人物のおさらいをネタバレでし、読み始めることに。なかなか面白い。というか面白い。
こんなにも会話だらけな小説初めて読んだ。極道系も。
とにかくテンポが良い。大阪弁でトントンと、ぽんぽんと進む感じが心地よくて、極道ななか、インコのマキちゃんが癒しで、なんかよかった。時間があればすべての疫病神シリーズを読んでからのが楽しめると思います
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現実からの剥離が余り無いスーパーリアルな描写が暴力シーンや追走シーンの臨場感を上げています。
会話シーンは関西弁のテンポが心地良いです。
ハードカバーの分厚い本ですが気を張らなくとも読了出来ると思います。
疫病神シリーズに初めて触れたのですが他の作品も読んでみたいと思える本でした。
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これは楽しめました。向こう見ずなヤクザ者を小馬鹿にしてはいるが、利用されつつ、利用されている主人公。とどのつまり金が無いので、いつもヤクザ者に良いようにコキ使われ、必死にお駄賃をせびる生活。しょうもないストーリーなのに、登場人物の浮世離れした緊張感の欠如のためか、とても軽快で良かったです。直木賞受賞も納得の作品。
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初めて直木賞なるものを受賞した作品を読みました。
そうした冠はさておき、大阪出身の私には、あの二人のコンビの大阪弁での掛け合いがなんとも心地よく、いいテンポで読了です!