投稿元:
レビューを見る
だいぶ前から積んでたのを読んだ。
ねこと同居している人が経験するねこあるある満載で夜中に笑けながら読んだ。ヘッケとココアのとこは読むのしんどかったけど引き込まれる文章でぐいぐい読んでしまった。
投稿元:
レビューを見る
号泣必至。キュートなエピソードからお別れまで、全身全力で猫にかまけている日々が愛情いっぱいに綴られています。
投稿元:
レビューを見る
猫が飼いたくてたまらなくなり本書を購入。
作者の家にいる4匹の猫達との生活が書かれている。
うひゃひゃひゃと笑ったり飯がまずいから取り換えろとわがままを言ったり雨が嫌いだから雨をどうにかしなさいと理不尽な要求をしたりで猫の気ままさがとてもかわいい。
そんな中での2匹の猫の死はとても悲しく命の重さを感じた。自分も晴れて動物と暮らすようになったらその重さを大事にしたいと思う。
ああ、それにしても猫飼いたい!!
投稿元:
レビューを見る
愛猫たちとの暮らしを描くエッセイ。我が子(猫ちゃん)大好きな親バカ度満載な内容なんだけど・・・彼が書く文章のテンポのよさがとにかく心地よい。桂枝雀の「すびばせんねえ・・・」は自分もかつてよく真似したから笑った―(笑)しっかし・・・あれだけトゲトゲのパンク歌ってるのに実はけっこう控えめでネガティブな小市民なのね(^_^;)いい人だー。
投稿元:
レビューを見る
・・・同タイトル単行本の文庫化・・・
パンク歌手にして作家・町田康さんのエッセイ。
個性豊かすぎる4頭の猫たちに翻弄される町田さんの日常です。
ゲンゾーの犬疑惑、猿疑惑のくだりは爆笑。
齢20歳の古参猫・ココア姐さんが良い味だしてます。
他にも、儚げな拾い猫・ヘッケや、
神仏にすら喧嘩を売る気の強いお嬢・奈奈が登場します。
共に暮らした猫たちを看取る場面は辛いですが、
楽しいだけでない、猫と生きる日々が丁寧に描かれている素晴らしい作品です。
投稿元:
レビューを見る
町田家に住むココアとゲンゾー、仕事場に拾ってきた衰弱した子猫ヘッケ、そして新顔の奈奈。猫達との日々を写真と文章で描いた1冊です。
猫達が町田さんに話しかけてくる内容で笑い、看病するところでは たらちゃん思い出して泣きました(ノ_・。)
投稿元:
レビューを見る
町田康の猫エッセイ1冊目。
私は、愛玩動物雑誌の読者投稿欄(「我が家の姫です☆」「うちの王子様は~」等の文言の数々)を生温かい目で見守り薄ら笑いを浮かべるのが嫌いじゃない、なんて屈折した人間なので、余程薄ら笑いを浮かべたい気分の時でなければその手の記事からはなるべく遠ざかっていたいのですが、書き手が町田康となれば話は別。町田節の猫のろけ、ひとつ堪能させていただきましょう。
とか気安く手に取ったら、大変なことになりました。主に涙腺関係が。
町田邸に暮らすココア、ゲンゾーの日常までは面白可笑しく、っていうか声を上げるレベルで笑いながら読んだのですが、道端で死にかけていた所を町田氏に保護されたヘッケの14ヶ月は泣けて泣けてしょうがなくて、だもんだから続いて氏が出会った奈奈の元気さが逆に泣けて、そうかと思ったらココアも召されて、泣けて。
でもそうやって泣きながら、泣いてる自分に偽善的な部分がありはしないかと何とか自己批判を試みるも、それすら町田氏には見透かされてる。
繰り返される「見ているだけでつらい」「かわいそうでならない」の合間には必ず、『自分の無力さ』から目を逸らさぬよう歯を食いしばる姿があります。
してまた町田氏同様(もしかしたらそれ以上に)猫たちの最期と真摯に向き合う御内儀の気丈さに、一介の読者も背筋が伸びる思い。
ベリークール。
投稿元:
レビューを見る
猫、欲しいけど、別れがつらいから、読んでごまかす。
けど、一緒に暮らしたいなぁ。
でも、つらいんだろうなぁ。
自分が死んだみたいって
きっとそうなんだろうなぁ。
ココアとゲンゾーとヘッケと奈奈。
家族だなぁ。
投稿元:
レビューを見る
町田さんの愛猫エッセイ。
ただ単に「うちの猫かわいい!」なエピソードだけでなく、
動物と一緒に生活する上で引き受けなければならない
めんどうくさい事・つらい事もひっくるめて書いている所が
誠実でとても好感が持てる。
ヘッケの話はうすうす結末が分かりながらも一気に読んでしまった。
投稿元:
レビューを見る
猫も町田さんにかかれば顔に毛があったり耳が違ったりするだけで、人と違わず人格があるようで素敵だ。文体も選ぶ言葉も秀逸。てらてらの亜人間て!
投稿元:
レビューを見る
生き物とは命。命はやがて終わりがくるもの。町田さんは終わりがくることに目を背けず、懸命に猫たちと向き合う。それは時に笑い転げるほど楽しく、時に嗚咽が出るほど悲しい。猫を飼ったことがある人なら必ず経験したことがある感情を、町田さんは文字に残してくれた。
投稿元:
レビューを見る
著者の方がどれだけ猫を大好きかが伝わる一冊!
そして猫も猫でそれぞれ個性的で面白い。
ああ、猫と一緒に暮らしたい…
投稿元:
レビューを見る
町田宅に住まう、4頭の猫についてのお話。
猫は人語を用いず介さないものの、怒ったり愚痴ったり甘えたり、町田康が描く猫たちの表情は豊かで心躍る。
エッセイの途中途中に自身/夫人が撮影したカラー写真が織り込まれているのも魅力的。
生き物が亡くなるということはやはり辛い。犬ではあるが私も近くに飼い犬を亡くした。
ココア、ゲンゾー、ヘッケ、奈奈と町田康・敦子夫人の生活に見る人間の傲りと愛情に胸を撃たれた。
投稿元:
レビューを見る
自称パンク作家の飼い猫は主と普通に会話するらしい。はは、あほちゃうか。おもろ。と普通は嗤ってしまうところだが、あの妖怪めいた著者の存在感を思えばさもありなんとしばし黙考。相変わらず文章は抜群のグルーヴ感で思弁に思弁が転がり続ける面白さに溢れてるのだが、猫への愛情と喪失に直面した時、普段は見せない愚直さが顔を出している。対象へまっすぐと届けようとする、恥も外聞もない剥き出しの優しさ。それは主従関係ではなく1体の生物として猫と向き合っている姿勢から生まれてくる。やはりいつだって町田康は最高なのである。ずるい。
投稿元:
レビューを見る
本を読みながら、急に笑い出したり泣いたりするわたしを、冷静なまなざしで見つめるねこがふたりいる(わたしはねこをひとり、ふたりと言う、物書きではないので虚栄心はない)。名を矢三郎となつめという。
ココアやヘッケの最期のときを読むと、側で平和の象徴のように寝ているこの子たちの姿と重ねてしまい、顔がびっちょびちょになる。エマージェンシー。生き物である以上、別れは必ず訪れること、そういうことも全て引き受けていることをこの本で再確認し、そして何よりも、わたしたちのもとに来てくれて本当にありがとう、という気持ちがむくむくと大きくなる。こんなときハグのひとつくらいさせてくれてもいいのに、矢三郎は近づくと一目散に逃げていくのだ。しゅん。
町田家の愛すべきねこたちはとってもおしゃべりでユーモアに溢れている。その会話全てに愛が溢れていて、まさにねこにかまけている著者がますます好きになった。