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電子書籍
現実もこの物語みたいに解決したらいいのに。
2015/01/06 21:11
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
今風にいうと、被虐待児のことを、サバイバー生存者というらしいですね。
私は私が見た現実をそんな言葉でひとくくりにしてもらいたくはないのですが。
ヒロインは人身売買の商品にされ、虐待され、6~12歳までこの世の地獄を見ます。12歳で同じ身の上の年上の少年に助けられカルト集団を逃げ出し、時を経て、元警察の探偵に見つけだされ実父と再会します。
会う人会う人みんながヒロインに優しく、トントン拍子にカルト主宰者や客としてヒロインを買っていた男も逮捕され、ヒロインのトラウマも解消され、知り合った男性と幸せな性的な関係を持つことすら出来たのには言葉もありません。実父と再会してごく短期間でこんな展開ありえないと思いますが。(逃げ出してから十数年経っていても)ヒロインが負った心の傷を考えれば。トラウマがもたらす苦しみを軽くみすぎじゃないでしょうか。
一方、ヒロインに対して幸せな結末を与えようと考えれば、この結末は確かにしっくり来るとは思います。夢物語としては。生き残った者は虐待者が逮捕されトラウマを克服して理解ある伴侶に恵まれ再スタート出来、生き残れなかったとしても残酷な運命に対して一矢報いてこの世を去れる。本当にこうだったら数十年も苦しまなくてよかったのに。
私は泣けませんでした。
この人達かわいそう、こんな現実酷い、そんな風にひとごとみたいに私も泣けたらよかったのに。
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