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下巻です。一気に読んでしまいました。甲田先生の童話の解釈や他の類話との絡め方には毎回毎回感嘆もの。ただ、今回の泡禍は全貌が見えてきて終盤に差し掛かっても胸中にあったもやもやは消えず。他の人もそういっていますが、後味はあまり良くないです…。雪乃さんの今までとは違う一面が見れたので、そういう人間関係の部分は良かったなぁ、と。
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《購入済》今回の悪夢が一番悪夢らしいように感じた。日常に潜み、じわじわと狂気で侵略していく。最初から狂っていることが当たり前になっていたって、救いがなくて悲し過ぎる。鋏は嫌いだ。
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四野田さんつえええええぇぇぇぇ~~~ッッ!!!
そして怖えええええぇぇぇ~~~~ッッ!!!
てか、もう狂ってるから異端扱いでいいよ!!!
東海林 凛は狼役で死ぬと思ってましたが、生き残った。
一般人で唯一の生き残り。
織作健太郎さん、断章保持者みたいだけど断章とか効果とかは???
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再読。
笑美さん、まじで恐い...
かち合わない鋏とか...
しかし、既に狂っていた、とか
あの辺はぞっとした。
私も うわぁ って言ってしまった。
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なぜ目の前で『守るべきもの』を殺されたのか。
一体あちら側には、こちら側には何が起こったのか。
赤ずきん解釈、なるほど、と。
確かに『これ』は最後だけ見ればハッピーエンドな話です。
こういう解釈…を考えられるのがすごいですが。
とりあえず、最初ページをめくった時、出てきた童話が7匹のこやぎ。
本間違えた? と思いましたが、繋がりは『石をつめる』だったようで。
全編がそれほどぐっちゃんはなかったので
後半もそれほど…とか甘く見ていたのは駄目でした。
何と言う<断章>ですか…視界的にもやられた事を考えても
ざぁっと血の気が引きそうです。
むしろ、これをされたにもかかわらず叫びもしなかった精神に
敬意を表したいです。
最初から、そういう人だと思っていれば
確実に不信感はいだかない。
全てを公定してくれる人が傍にいるのは、とても幸せな事。
しかし、それをただ受け止めてくれるだけなのとは違います。
とはいえ、彼女がどちらに所属するものなのかは…。
感情って、忘れないもの、ですね。
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街に蔓延る不気味な影、生々しい"死"の描写。最後まで展開の予測がつかず、事件の全てが解けた時、思わずぞっとした。「赤ずきん」でそんな解釈ができるなんて、と、ただただ驚きすごいと思った。
中々に重い余韻の残るラストだった。
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気付いたら知り合いが知り合いじゃなくなってるって怖い。
あと笑美さんみたいなタイプも怖いし織作くんは今の段階では好きになれそうにないタイプ。
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きちんと想像させる正確な描写と筆者の想像力がすごい。
実際に光景とか痛みとか時間とか空間がわかるからね。
それを伝える表現力もすごい。
話の構成がすごいとか面白さとかもそうだけど、気持ち悪いから読みたいっていうのも若干あったりする(笑)
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一体どこまでグロテスクにしたら気が済むんだこの作者!と思わずにはいられない。
テーマがテーマなだけに“泡禍”に関わった者は不幸になるという前提があるせいで、読む度に頼むから一人ぐらい幸福になってくれと思ってしまう。しかし、一つの話で登場人物の半分以上が死んでしまうだけにそんな期待は無駄かもしれない。
終盤の展開に関しては少々油断していただけに心に響きすぎて胸が苦しくなるほどだった。また、あの様な状況でもあくまで『普通』に拘り続ける主人公には恐怖すら感じた。今後は鋏を見るたびに何らかのトラウマが起こってしまうかもしれない予感。
もう既に6巻目な訳だがこのシリーズは最終的にどこへ向かうのだろうね。設定的には誰も幸福にはなれそうにはないのだけれども…。
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「赤ずきん」をモティーフにした泡禍の解決編です。
雪乃に向けて断章の力を使い彼女を傷つけた勇路は逃げ出しますが、そのことを知った笑美が彼を追います。そんななかで、蒼衣は勇路と情報交換を申し出ます。蒼衣の申し出を受けた勇路は、今回の事件の「潜有者」だと考えていた斎藤愛(さいとう・まな)と颯姫をのこし、蒼衣のもとへと向かいますが、そのあいだに事件は新たな展開を迎えることになります。
今回は、事件の規模は前回以上ですが、グロさでは若干抑えられている印象を受けました。新しい登場人物たちも、それぞれが苦悩を抱え込みながら、次の展開につながっていくような締めくくりになっているので、この先も活躍を見せてほしいところです。
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「この路はオオカミの塒に」
暴走を止めるために動く。
放置していたのには理由があるかもしれないが、もっと早く動き話し合いをすべきだったろう。
「この狩はさまよいの群に」
暗闇から現れた人物とは。
過去にどのような教育をしていたのか分からないが、あそこまで怯えるのは異常ではないのか。
「この邸はとむらいの囲に」
仲間は既に入れ替わって。
守るべき存在は一人だと思い込んでいたからこそ、大きな見落としをしてしまったのだろう。
「この禍はお婆さんの客に」
声色だけで騙されたのは。
物語の登場人物に当てはめようとするには、色々な場所で多数の人間が動きすぎているのでは。
「この罪は赤ずきんの罪に」
徐々に狂っていった者は。
数年前から物語が始まっていたのであれば、気付いた人が居たとしても生きてはないだろうな。