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私的には断章のグリムの中で一番好きな話です。
ただ、後味は良くないかも。
前巻までに出ていたキャラクターでも、どこで死ぬかわからない。サブメインだからといって、死なないとはかぎらない。
それがこのシリーズの一つの怖いところであり、面白いところでもあります。
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《購入済》どうしようも出来ない現実を突き付けられた気分だ。この結末しか無かったのかと悔しい気持ちになる。
ハッピーエンドではないし、苦々しい結末なのだから、後味はすこぶる悪いはずなのに、諦めの極致なのか妙に清々しい。
それは彼の悪夢が、大量の花で彩られたまま幕を閉じたからでもあるのだろう。綺麗な物語だった。
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再読。
あまり納得のいかない終わり方でした。
うーん...すんなり入っていかなかった。
千恵の発動条件の言葉が知りたかったなぁ。
何を選んでいたんだろう。
群草のおじいちゃんがそのまま残る、というのは
ぞっとした...むりむりむり。
あぁ、群草さん 好きだったのになぁ。
最後までいい人だったなぁ。
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少し時間は巻き戻り、姉がどうしてこうなったか、から。
初っ端からスプーン一杯がやってきました。
おかげ様で飛ばし読み。
全部読んで、うっかり想像したら色々駄目になりそうなので。
日常をこよなく愛する少年は一時帰宅。
非日常を愛する少女は現状維持。
もう少年に出番がないかと思いきや。
しかし2重構造になってるのがすごいです。
ふたつあるよ、とか言われた時点でそこを考えるべきだったのかも?
いやでも普通そこまで考えを巡らせませんし…。
ああの最後もすごいですし。
体をはってでも守るもの…その覚悟はありますか? と聞かれたら
ないです、と笑顔で答えられる自信はあります。
ところで彼女の断章詩。
いつか出てくるのでしょうか?
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自分たちの身に降りかかった泡禍にあらがうことを決意した臣でしたが、事件の帰結は彼と一真を、予想以上に過酷な運命の選択へとみちびいていきます。そして、一真たちの所属する騎士団をとりまとめていた群草宗平(むらくさ・そうへい)は、みずからの能力を利用して、事件のもっとも不幸な帰結を回避することをえらび、神狩屋たちの前からすがたを消すことになります。
今回の物語は、これまで以上に入り組んだ謎と救いのない結末のために、とりわけ強い印象にのこっています。すこし残念だったのは、せっかく千恵が再登場を果たしながら、あまりめだった活躍をしていないところでしょうか。もっとも、彼女のおかげで騎士として生きることをえらんだ雪乃の過酷さがきわだたされているという面はあるのでしょうが。
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「長い長い空位」
見えてしまうが故の辛さ。
家族が次々に死んでいってしまうなんて、普通であれば呆然とし現実を見る事を辞めそうだな。
「高い高い牢獄」
机の上に置かれていた花。
このまま進むと結果は一つしかないが、行動する事により死から救うことが出来るならいいな。
「狭い狭い居室」
室内に現れた犬は焼かれ。
攻撃としては申し分ないほどの威力を持っているが、何度も連続して使うには向いていないな。
「多い多い花人」
湧き続ける敵を倒すため。
感情など見て分からない事は多いだろうが、壊れた心のどこかに人間らしさが残ってるのかも。
「暗い暗い教会」
本当の断章に気付かない。
トリガーとなるトラウマは分かったとしても、能力の暴走までは自覚するには難しい事だろう。