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デジタルデトックス、数年前から興味があります。読みながら「ん?このサービスはもう終了しているはず」「久しく名前を聞いていないアプリだなあ」と思う描写がいくつかあったので奥付を確認したところ、なんと出版は2014年。10年前からスマホの使用に警鐘を鳴らしていた人がいたんだ……と衝撃を受けました。
著者は1か月間の完全デジタルデトックスを実施、その間に滝に打たれたり瞑想をしたり。たしかにテクノロジーの最先端を行く猛者たちは仏教の教えに共鳴している人が多かったなと。スマホは俗世を代表する最たる媒体ですし、それを絶つために修行をする……なんとなくわかるような、わからないような。だけどそこまでしないとスマホから離れられない人が増えてきたということなのでしょう(2024年現在、SNSもスマホの機能も遥かに発展しているのでもっともっと深刻になっているはず)
ひとつひとつ、単発の効果の速効性はないとしても、意識を変えることが「スマホに使われている自分」を脱するはじめの一歩なんですね。